ISILに拉致された湯川さんと後藤さん、いずれも最悪の結果になりそうです。
ここであえて誤解を恐れずにいいますが、「国内にいるイスラム教徒のほとんどはISILと無関係」ということです。決して、国内にいる普通のイスラム教徒に対して誹謗中傷危害を加えてはいけません。
「テロには屈しない」って便利な呪文だよね。この呪文を繰り返していれば何をしても正当化される。民間人を巻き添えにした空爆も「正義」、人質を見殺しにしても「正義」、悪いのは全てテロリストだという単純な図式ができあがる。そして一言でも批判すれば「お前はテロを肯定するのか?」と言われる。
今回のISILの非道な対応、正直これまでと違って不可思議な点が多いです。簡単に言うと「彼らも無意味に人質は殺さない。ところが、米英と違って日本に対しては大した大義がないのに人質殺害しても政治的アピールに乏しい。」ということです。
ようは日本政府に何をビビらせたいのか意味不明!
逆に言うと、日本政府も「人質2人殺されたから報復攻撃する」という理由だけで集団的自衛権の名の下にアメリカに参加するには根拠が弱すぎます。もちろん、現行憲法ではダイレクトに日本が報復攻撃をすることは許されません。
なので、政府としてもどのような安全保障戦略でいくか悩ましいところです
今、警戒すべきことは「在外日本人の安全確保」と「国内のテロ発生抑止」です。前者は外務省を中心とする情報収集、共有が必須になります。後者は、警察庁、防衛省、法務省との連携が必須です。そして、警備強化に対する国民生活の不便性に対する国民の理解と協力を得ることも重要になります。
安倍政権も「やられたらやりかえす、倍返しだ」を考える前に、まず同種事案の発生予防保全方法の検討と早期実施を行うべきです。個人的には倍返し報復攻撃には消極ですが、どうしてもやりたいのであれば、まず「テロに屈しない」ための守りを確実にしておくことが重要です。
もちろん、平和的外交努力を継続していくことはいうまでもありません。憲法9条は、まさに日本は「平和的外交交渉をする」ことをうたっているわけですから。
なお、誤解のないようにいいますが、平和的外交交渉と防衛力の増強は全く矛盾するものではありません。
みんな同じ気持ちだと思います。 @mintjasmin そのイスラム教徒の方もこの事件で心痛めていると思います。
ブログ更新しました。今回のISILの非道について,いささかおかしな動きが感じられたことから,別の視点で少し検証してみました。 blog.goo.ne.jp/okanyan/e/f924…
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