あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

このごろはやりの内部告発ー,国民向いてよハニー

2008年07月13日 23時09分15秒 | 社会問題
大分県教員採用問題は,昇任試験などにも飛び火をし始めているほか,案の定議員ルートまで暴露され始めてきました。この点については,「他の都道府県でやっているのでは?」などという声もささやき始めています。

商品券や酒、口利き謝礼以前から 大分県元教委幹部証言 (朝日新聞) - goo ニュース

すべて膿を出し尽くそう

今回の教員採用試験に限りませんが,ここ数年「公然の秘密」と言われていたいろいろな事項が一気に表に出始めてきました。食品偽装問題,耐震住宅偽装問題,取引先社員ただ働き問題などがその典型例です。
では,なぜここに来て急にこのような「公然の秘密」が表に出るようになったのでしょうか。原因はいくつかあります。

1 内部告発者を保護する制度ができたこと
  これにより,今まで闇に葬られていた事項が表に出やすくなった。
2 過度なリストラや取引先いじめにより,被害を被った業者が告発する。
  もはや取引する必要なければ,これくらいの反逆はするでしょう。調子に乗って弱いものいじめをすると,必ずやしっぺ返しを食らうという例でしょうね。
3 企業にそれなりのコンプライアンス精神が生まれてきた。
  「ばれる前に自白する」という考え方が出始めてきた。もっとも,コンプライアンスって本来は,「そもそもばれては困るような違法行為はしない」という点にあるのですが・・。
4 派遣社員などが増えたことによる愛社精神の欠如
  出世意欲はなく,また会社に恩義がないため,会社の問題点を普通に話せる。
5 ネット社会の進行
  こうしてブログなどに会社情報を普通に書き込めるようになった。
6 政権の不安定
  政権が絶対的に安定しているときであれば,議員の力で簡単にもみ消しができたが,政権が不安定なため,今まで煮え汁を飲まされていた人たちが一気に反逆できるようになった。選挙区で後援会の名を借りて横柄な態度を取っていた企業などが一気に痛い目に合い始めてきている。定期的な政権交代があると,おそらくかなり暗部も少なくなるのではなかろうか。
7 無計画なマスコミ報道
  結果的に良い方向に行っているのでほとんど問題がないのですが,「類似事件を次々と報じればうける」という発想で報道を繰り返すことで,些細な膿まで表に出るようになる。現在の報道姿勢の功罪といえるであろう。

以上がその要因だと思います。
そして,ここまで来たからには,「暗部に隠れた膿」はどんどん出しましょう。
あと公然の秘密となりながら表に出ていないものとすれば,「議員と後援会と企業との政治資金関係」,「議員への税金キャッシュバックシステム」,「政権与党と報道機関との関係」,「マスコミ縁故採用問題(もっとも,民間企業なので犯罪ではありませんが,採用試験が有名無実化しているという実体と,どのようにお金が動いているのかという実体を最初に自白するマスコミはどこでしょうか,っていう問題。)」,「高校生青田買い問題(特に甲子園がらみで野球のうまい中学生をいかに高校で吸い上げるか,正規の推薦入学などではない裏ルートが存在しているという実体)」などがあげられるでしょう。
これらは,議員やマスコミが絡んでいるため,すぐには表には出てこないでしょう。しかし,こうした問題もどんどん膿として吐き出し,「美しい国,日本」になってほしいと思います。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
ランキングジャパン



TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/8978ff8ae0ff1a92133db733847ff5b7


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (スナッチャー)
2008-07-14 18:23:27
おかにゃんさん、こんばんは。

今回の大分の件・・が発覚されても
そ~~んなに、驚きません。

“お化け”といっしょで、
「あるらしいよ」って話は、何となく耳にしてません?

今回、1学期の終わりに大分の先生は、児童に
「しっかり、夏休みに勉強しましょう!」
って言いにくいでしょうね。

「夏休み明けのテスト!
 みんな心配いりません。
 点数が足りない子は、
 先生が高い子から点数を足してあげます
返信する
スナッチャーさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2008-07-15 01:47:34
こんばんは。
確かに,「ああ,やっぱりね」という程度の反応しかしませんでした。他のと同県関係者の方が結構戦々恐々としているのではないでしょうか??
ちなみに,問題の教師ですが,予想外に子供や親の評判はいいそうです。ひょっとしたら,裏口でなくて実力でうけても合格できた教員もいたのでは?っておもいます。
ちょっともったいないかもしれませんね。
返信する
毅然とした態度 (masa)
2008-07-16 21:44:06
 この記事を読んでいると、ここ1年程の「ねじれ国会」も、あながち捨てたものではないかな?などと一瞬思ってしまいました。

 議員の膿を出すためには、やはりある程度の強さがマスコミに問われますね。そして国会議員であろうと、疑惑がかかれば徹底的に何週間でも叩きまくるくらいでないと、すぐに「人の噂も・・・」に逃げ込んでしまうでしょう。

 情報過多の社会であっても、「悪は悪」と毅然と立てなければ、難しいと思います。
返信する
masaさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2008-07-17 00:57:20
こんばんは。
確かにマスコミが徹底的に糾弾するという姿勢が必要ですよね。
ただ,一方で今の時代で恐いのは,「情報過多」です。つまり,不祥事が発覚したら次々と類似の不祥事が報じられてしまい,それ故逆に不祥事の本質が見えないままにすべてがうやむやになってしまうというものです。
政治家の不祥事が発覚したとき,相次いででてきましたが,逆にそれゆえ記憶に残っていないなんていうことありませんか?
そう考えると,実は一連の不祥事報道って,案外「責任回避のためにまとめて発表」なんていう戦略でやっているのかもしれませんね。
返信する

コメントを投稿