夕張市が再選挙になると思っていましたが,無事選挙は成立しました。
一方で,25%ルールに引っかかってしまい再選挙になった町がありました。
宮城県加美町長選挙では,新人5人が出馬し,いずれも25%の得票数に及ばなかったとして,再選挙となりました。
宮城・加美町長選が再選挙へ 全候補、法定得票に届かず(朝日新聞) - goo ニュース
地縁のしがらみがある地域では難しい
この町では,現職が引退したことにより,新人5名が出馬したものの,争点である「財政再建」はみな同じようなことを言い,もうひとつの争点であった「庁舎建設」も一人を除いてみんな抑制するといったことから,争点がぼける選挙となりました。
加えて,地縁の深い地域だっただけに,誰が誰を応援するかというのがあまり露骨にできないという事情もありました。
結局,「地区投票」となってしまい,ほぼ全員横並びとなってしまったわけです。
この「地区選挙」ですが,いわゆる,「おらが村の代表」という選挙スタイルです。
昭和の大合併の頃の旧村単位での出馬はもちろんのこと,平成の大合併においても今後は出てくるのでは,と思います。よく言えば,「ミニ小選挙区」といえますが,言い方を変えると「地元の有志しか出馬できない」ということになり,本当に志のあるものが出馬しにくい状態になってしまいます。
地方ではまだまだ「地区選挙」の地域が多いですね。これを解消することこそが,「しがらみのない政治」への第一歩ではないでしょうか。
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宮城県加美町長選挙では,新人5人が出馬し,いずれも25%の得票数に及ばなかったとして,再選挙となりました。
宮城・加美町長選が再選挙へ 全候補、法定得票に届かず(朝日新聞) - goo ニュース
地縁のしがらみがある地域では難しい
この町では,現職が引退したことにより,新人5名が出馬したものの,争点である「財政再建」はみな同じようなことを言い,もうひとつの争点であった「庁舎建設」も一人を除いてみんな抑制するといったことから,争点がぼける選挙となりました。
加えて,地縁の深い地域だっただけに,誰が誰を応援するかというのがあまり露骨にできないという事情もありました。
結局,「地区投票」となってしまい,ほぼ全員横並びとなってしまったわけです。
この「地区選挙」ですが,いわゆる,「おらが村の代表」という選挙スタイルです。
昭和の大合併の頃の旧村単位での出馬はもちろんのこと,平成の大合併においても今後は出てくるのでは,と思います。よく言えば,「ミニ小選挙区」といえますが,言い方を変えると「地元の有志しか出馬できない」ということになり,本当に志のあるものが出馬しにくい状態になってしまいます。
地方ではまだまだ「地区選挙」の地域が多いですね。これを解消することこそが,「しがらみのない政治」への第一歩ではないでしょうか。
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とあるデータによると「議員の平均年齢が48歳を越えている町は、将来発展性に乏しい」とのことです。会社の社員の平均年齢が若いところほど成長性があるという点に似ていると思います。
将来のある若者も堂々と意見ができる街、それこそが「情報公開」された「成長のある」町といえます。
加美町がどのような町なのか、この選挙結果だけではもちろんわかりませんが、選ぶ側もこういう点も踏まえて考えたいものですね。
もちろん、ただ若ければいい、というわけではないことはいうまでもありません。
ようは「中身」ですよね。
実際、私も出馬こそしなかったものの、当時の家族から「○○(候補)に入れろ」と毎回言われたものです。
しかし江戸時代の名主とは違うのですから、いつもみんなが言う人と同じにしていては、選挙権の意味も無くなります。
「地元の有志」選挙とは、今一度事をよく考えた上で、候補を選ぶべきだと思います。