昨夜は、父のゲリラ来店から始まった。
サクラ呼んでるのバレたのか、最近電話してから来ない…
O型男子は能天気に見せて意外と探りを入れる。
そういうとこある(;¬_ ¬)
とりあえず休みのU君呼び出してフォロー。
そしたら、もうかなりご無沙汰のHさんの来店。
あちこち飲み歩いてたから心配してたんだけど、彼女出来たって。婚約したって!
だから幸せか?安泰か?って言えばそうとは限らない。私が一番よく知っている。
それは通過地点でしかなく、手綱を緩めると簡単に失ってしまう危ういものだから。
だけど…
一先ずよかった…
Hさんとの歴史話が楽しくて、いつもより多く飲んだ父は、見送る後ろ姿がフラフラしていて、所沢まで帰れるのだろうかと心配になり、付いて行きたかったがそうもいかず、U君に送ってもらった。
私の手を引き、大きな存在だった親がだんだん小さくなっていくのは何とも切ない…
彼らをしっかり支えるためにも私がしっかりしなくちゃね!
そして、同棲してもうすぐ二年の優柔不断なハッキリしない男がやって来た。
弟や息子のように愛し、世話した彼だけど、完全にタイミング外した彼らは私の心配の種。
だが、もう私の手を離れた。
縁結びの神に祈るのみ。
そんなのんびりした一日がそろそろ終わろうとしていた時…
突然ドアが開き、見覚えがある、だがそれとは様態の違う女性が入ってきた。
“Mちゃん?“
もう二年くらい振りかなぁ?
自暴自棄過ぎて、ほっとけなくて、つい面倒見ちゃう子。自分だけを相手して欲しいので、閉店間際に必ずやって来る。
そして、私を含め、バーテンダーに飲ませることで、お金を使うことでしか愛情を表現できない不器用な子で、私にも“飲め飲め”言う。
それを飲むことが彼女の愛を享受した証。
あまり使わせたくないのだが、彼女の幸せそうな顔見ると、有り難く飲む方を選んでしまう。
“もう閉めるとこだけど”
一応言ってみたが 、相変わらず“一杯だけ”と言った。そして相変わらず次々お代わりした。
かつて、どこで買ったの?と思うような派手な格好をしていた彼女は、どういうわけかベージュのニットにタイトスカート、地味な皮のバッグだった。
“OLさんみたいな格好してどうしたの?”
って聞いたら、どうやらそうらしい。
ねずみを獲ってきた猫が、飼い主に褒めてもらおうとやってきたような誇らしい顔をしているので、どうしたのか聞けば、結婚が決まったそうだ。
好きな人はいるが、違う人に望まれて決めたと。
そうだ。それでいい。あなたには飼い主が必要。
凧の糸をしっかり握ってくれる人が必要。
一先ずよかった…
何でもそう。
一先ずよかった…
perfectな幸せなんてこの世にはない。
だから私は祈っている。
小さな幸せが積もり重なっていくことを。
挫折に耐えうる強い心が持てるよう。
何故だか単身者が全く来ない
そしてそんなこと思わせる夜だった。
サクラ呼んでるのバレたのか、最近電話してから来ない…
O型男子は能天気に見せて意外と探りを入れる。
そういうとこある(;¬_ ¬)
とりあえず休みのU君呼び出してフォロー。
そしたら、もうかなりご無沙汰のHさんの来店。
あちこち飲み歩いてたから心配してたんだけど、彼女出来たって。婚約したって!
だから幸せか?安泰か?って言えばそうとは限らない。私が一番よく知っている。
それは通過地点でしかなく、手綱を緩めると簡単に失ってしまう危ういものだから。
だけど…
一先ずよかった…
Hさんとの歴史話が楽しくて、いつもより多く飲んだ父は、見送る後ろ姿がフラフラしていて、所沢まで帰れるのだろうかと心配になり、付いて行きたかったがそうもいかず、U君に送ってもらった。
私の手を引き、大きな存在だった親がだんだん小さくなっていくのは何とも切ない…
彼らをしっかり支えるためにも私がしっかりしなくちゃね!
そして、同棲してもうすぐ二年の優柔不断なハッキリしない男がやって来た。
弟や息子のように愛し、世話した彼だけど、完全にタイミング外した彼らは私の心配の種。
だが、もう私の手を離れた。
縁結びの神に祈るのみ。
そんなのんびりした一日がそろそろ終わろうとしていた時…
突然ドアが開き、見覚えがある、だがそれとは様態の違う女性が入ってきた。
“Mちゃん?“
もう二年くらい振りかなぁ?
自暴自棄過ぎて、ほっとけなくて、つい面倒見ちゃう子。自分だけを相手して欲しいので、閉店間際に必ずやって来る。
そして、私を含め、バーテンダーに飲ませることで、お金を使うことでしか愛情を表現できない不器用な子で、私にも“飲め飲め”言う。
それを飲むことが彼女の愛を享受した証。
あまり使わせたくないのだが、彼女の幸せそうな顔見ると、有り難く飲む方を選んでしまう。
“もう閉めるとこだけど”
一応言ってみたが 、相変わらず“一杯だけ”と言った。そして相変わらず次々お代わりした。
かつて、どこで買ったの?と思うような派手な格好をしていた彼女は、どういうわけかベージュのニットにタイトスカート、地味な皮のバッグだった。
“OLさんみたいな格好してどうしたの?”
って聞いたら、どうやらそうらしい。
ねずみを獲ってきた猫が、飼い主に褒めてもらおうとやってきたような誇らしい顔をしているので、どうしたのか聞けば、結婚が決まったそうだ。
好きな人はいるが、違う人に望まれて決めたと。
そうだ。それでいい。あなたには飼い主が必要。
凧の糸をしっかり握ってくれる人が必要。
一先ずよかった…
何でもそう。
一先ずよかった…
perfectな幸せなんてこの世にはない。
だから私は祈っている。
小さな幸せが積もり重なっていくことを。
挫折に耐えうる強い心が持てるよう。
何故だか単身者が全く来ない
そしてそんなこと思わせる夜だった。