秋風羽織 「楡野は違う。山を駆け回っていた。そのリアルが重要だ。
※小宮やボクテとは違うんだ。あいつらの漫画の知識は深い。漫画ばかり描いたり読んだりしていたからだ。
それでは“駄目”なんだ!」
楡野鈴愛 「え?駄目なんですか?」
羽織 「ああ。俺が“恋をしろ!“と言うのはそう言うことだ。
リアルを拾うんだ!想像は負ける。
好きなやつがいたらガンガン会いに行け!仕事なんかいつでも出来る。ベタなんかいつでも塗れる。
空想の世界で生きてるやつは弱いんだ。
心を動かされることから逃げるな!
そこには真実がある!」
鈴愛 「………(唖然)」
羽織 「楡野、いいか?半端に生きるな!創作物は人が試される。その人がどれだけ痛みと向き合ったか、憎しみと向き合ったか、悦びを悦びとして受け止めたか。
逃げるな!」
※小宮(漫画家秋風羽織の女性アシスタント)
ボクテ(“ボクって“が口癖の男性アシスタント)
(連続テレビ小説“半分、青い”より抜粋)
秋風先生、若くて真っ白な鈴愛の存在で何か刺激されてますねぇ~。
それ、分かります。
加齢と経験ってのは感性を鈍らせます。
どんなに頑張っても、充電しても
自分ではどうしようもないものなのです。
もともと夢は見ないんで…
人生の目標、成功、失敗にせよ諦めたにせよ、全てやり終えた私には、もう情熱がない。
野心や恋愛、ほとばしる感性も枯れてしまった。
お店に訪れる未完成な新芽に活かされること多いです。
重たいけど、支え棒にもやりがいあるんです。
少しでも楽に無理なく、成功へのレールに乗せてあげたい。
力になりたいと思っています。
私の持っているもの全てあげたいと思います。
子供を産むとか、育てるとか
やることなく死んでいくけど
親には返せなかった恩だけど
多分そう言う幸せもらえるんじゃないかって思います。
幸せをありがとう!