やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

昔のお嫁さん

2018-09-18 16:09:26 | 日記
一度も会ったことない人と婚礼を挙げ
その夜にはもう家の仕事

初夜を迎えて、水道が通っていない山の上なので朝4時から水汲み



コンロがない時代はご飯作りも大変です。しかも一度も使ったことないかまどにて。

お洗濯。もちろん洗濯機もない。

お家のお掃除。まずは上からです。

掃き掃除

拭き掃除

そしてまた水汲み

お姑さんの介護と昼食作り

針仕事

お洗濯もの取り込み

夕食作り

そしてお風呂を沸かすための水汲み。何回往復するんだろ?

お風呂も薪で沸かします。

旦那さんが帰ってきて

夕飯作って片付けて

そしてお風呂は一番最後。祖母もいつもそうだった。

畑仕事もやります。

出戻りの小姑のイビり

(ドラマ“この世界の片隅に”より)

これは新婚さんですが、ここに妊娠出産子育てが加わるなんておぞましいの一言です。

こんな毎日が当たり前だった日本女性。

やりたいことがあったって、才能があったって、できるわけもなく、できるなんて考えも持てず、違う人生があるなんて夢にも思わないで、ただ誰かのお世話で人生を終えたのですね。

「おかぁちゃんもそうしてきた」
「世の中みんなそうなんだ」

世間を知らない、知りようがないってのは強いですね。

今の情報化社会で、「結婚しろ」「家庭に入れ」「子供を産め」ってさぁ。
楽しいことたーくさんあるのに、こんなつまらない日常に女を閉じ込めることなんか不可能だわ。

代わりに、悩みは尽きないけどね…
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嫁入りの覚悟

2018-09-18 13:14:38 | 日記
母「ほいでもねぇスズ、女はみんなそうやって生きていくんよ。おかあちゃんもそうじゃった。」

スズ「怖かった?」

母「ほぉねぇ、怖かったねぇ。
でも①草津から江波の浦野の家に嫁いで、今はすっかり江波の人になっとるでしょう?」

スズ「(頷く)」

母「あんたもそうなるんよ。いつの間にか呉の北條スズにね。
でもね、どうしてもね我慢できん事があったら我慢するのやめんさい。
せにゃあいけん我慢がほとんどじゃけど、せんでもええ我慢もあるけぇ。
わかる?」


(ドラマ“この世界の片隅に”より抜粋)

箸を持つ位置で、近いか遠いか?何処にお嫁に行くか分かるという。
スズは遠くに、スミは近く

持ち変えるスミ。
②お祖母ちゃんは極近い。


注①草津から江波ってのは、車だと2~30分でしょうか?歩いて行っていたようですが近いです。
江波(スズの実家)から呉(嫁入り先)は今は高速バスが出ているようですが、一時間半はかかります。当時で言えばそうそう行ったり来たりできる場所ではないです。
注②おばあちゃんは草津から一駅先の古江です。時刻表案内で調べたら二分でした。これは本当に近いですね。

今は新幹線や飛行機がありますし、電話やSNSを使えば距離ってそんなに感じません。
しかし当時の嫁入りと言うものは、相当な覚悟をもって家を出たのでしょうね。

「せにゃあいけん我慢がほとんど」

とお母さんは言ってます。
今の女性はどう思うのだろうね。

バツ2の私には重いです( >Д<;)
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危うい関係

2018-09-18 12:42:26 | 日記
(今日の朝ドラ)

マサト「俺とやり直す気ない?」

スズメ「………、悪い男だね…、相変わらず。」

マサト「ふふ…。スズメちゃん、大人になったね。オンナの発言だ。」

スズメ「ふふ…。あの頃の私とは違うよ。色々あった。
こう言うの…、こう言うの、分かんなくもない。ドキドキしたり、ときめいたりしたいもんね。こう言う危うい空気が来る感じとか、楽しみたい感じも分かる。」

マサト「冷静(笑)」

スズメ「もう40だからさ(笑)少しは変わるよ。賢くなるよ。」

(連続テレビ小説“半分、青い。”より抜粋)

付き合っていた訳ではないけど好意を持っていた関係の二人が、大人になって再会して…。

ふふ…、年を重ねて、異性の友達ってのはこれくらいの距離感が楽しいね。
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