8月13日
旭川市の大きなイオンで遊んだあと、時間も時間なのでこの近くの道の駅で寝ることにし近くの温泉と晩御飯の買い出しが出来る所を探す。
温泉に入った後からだと食材が売り切れてしまうため先に晩御飯を取ることにし、温泉を通り過ぎた先にあったスーパーに車を止めた。
夕方5時過ぎ。
少し時間があったので近くをランニングすることにした。
Google マップを眺めてルートを探す。
いつも見どころや有名な所があるわけじゃなく、なかなか決まらないことも多い。
近くにJRが走っているので最寄りの駅を目指すことにした。
走り始めてすぐに旭川大学があった。って言っても全然知らんけど。
とりあえずメジャーそうなので写真をパチリ。
時折すれ違うランナー。
町から近いせいか数人のランナーを見かけた。
川に差し掛かると橋の袂に何が書いてある。
「牛朱別(うしゅべつ)川分水路」
水害対策のため石狩川を分水しこちらの川に流したところだった。
白鳥も多く飛来するらしい。
昔、北海道の空ってなんで低くて広いんだろうと思ったことがあった。
実際は低くもなく、ただ高い建物や遮るものが無いからそう見えただけだったけど、やっぱり広い空はステキ。
2Kmほど走ったら駅があった。
宗谷本線北永山駅。
勿論、無人駅。
隣は「ぴっぷ駅」。
1980年代にピップエレキバンのコマーシャルに出てきたのを今でも覚えている。
このずっと先には北海道の北の果て、稚内駅がある。
昔30才を過ぎた頃だろうか、CB-750Fで旅した時、エンジンがブローして自力走行が出来なくなった。
バイクは日通で陸送し自分はカメラとヘルメットを持って稚内から夜行列車で小樽まで戻り、フェリーで帰ることになった。
お座敷列車に揺られ、隣に居合わせたママさんバレー帰りの女性に声を掛けられ旅の話しや、出来事なんかをおしゃべりした。
窓の外は真っ暗で、時折見える家の灯り。
その灯りの一つ一つに人の暮らしがあって、人生がある。
改めて思うとその時この駅を通ったことになる。
電車の旅もしてみたいと思いながら、なかなか実現しないまま時間だけが過ぎこの歳になった。
若い頃は形に縛られない。どんな形でも許容され、人は受け入れてくれる。
歳を重ねた人の自由って、どことなく孤立感があって、人は寄り付きにくく感じる。
旅の楽しみである人との出会いが失われがちなこれから先の人生。
映画「男はつらいよ」の寅さんにような人になりたいなとつくづく思います。
来た道を引き返しても面白くないのでぐるっと回って帰ることにした。
用水路に流れる水もきれいだった。
戻って来て、これから晩御飯の買い物。
しっぽり食べる煮物があればいいなあ。
ではまた
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