8月13日 13時
「マリンローズパーク野田玉川」
地方で見かけるひっそりとやっている博物館って感じ。
かなりいい味出してる。
スッと入る勇気がないので、駐車場をぐるっと回って様子を見ることにした。
何台か車が止まっている。
料金は入館料大人700円、小学生400円。
高いわけでもなく、だからと言って安いわけでもない。
いや、微妙に高いと感じてしまう値段設定。
どうしょうか・・・・。
受付から離れた奥の方に坑道の入り口が見えた。
黙って入っても気付かれない位置関係。
よく見ると中から煙が出てきている。
もやっとした感じで、それは煙じゃなく冷気による水蒸気だった。
これはなんか珍しそうに思え、入ることにした。
ここはかつては日本有数のマンガン鉱山として知られていた野田玉川鉱山で、坑道は地下420m、総延長は約28km。
そのうち約1.5kmを公開しているとあった。
マンガンボーイズ??
坑道内で掘削している様子を再現するための作業者をマネキンで演じさせていて、それをそう呼んでいる。
ボーイズだけどガールもいる。
網走監獄博物館や夕張炭鉱村の蝋人形にみられるリアルさとは少し違う。
一言でいえば衣料品店にいるマネキン人形。
それぞれのマネキンには名前とキャラクター設定があって、名付けに苦労しただろうというキャラもあるけど、女性作業員の名前は百恵とか
淳子、昌子、みぃ、けぃといった昭和のアイドルの名前そのまま。
図鑑があったのでリンク先を貼っておきます。
興味のある人はぜひどうぞ。
車内の温度は約30℃
湿気が高くないので日陰だと過ごしやすいけど締めきった車内なら結構暑くなりそう。
輪太郎(犬)の暑さ対策として、車を坑道入口近くにバックでつけて、リアゲートを少し開けておいて扇風機で外気が入りやすいように
してみた。
坑道内は年中10±2℃。
半袖だとちょっと寒い。
坑道内の採掘作業風景は結構リアル。
マネキンがミスマッチとは思わないし言わない。何ら違和感も感じない。・・・う~ん。
テーマソングもあってエンドレスでかかっていて、しばらく頭から離れませんでした。
MANGAN BOYzのうた
バラ輝石が正式な名前。
マリンローズは鉱山から海が見えるところから「マリン」でバラ=「ローズ」からついた名前。
日本で最大のメノウ石。
震災のあと来場者が減り、集客アップを模索しているときに知った兵庫県朝来市の生野銀山のマネキンによる超スーパー地下アイドル「GINZAN BOYZ」。
そのオマージュで本家公認。
戻ってきて車内に入ると良い具合にひんやりしてました。
近くに来た際には是非見学してみてください。
マリンローズパーク野田玉川地下博物館を出たのが午後3時。
再び海沿いの旧道の国道45号線を走る。
高速道路の眼下に見えた三陸鉄道の橋梁が美しかったので探したけど見つからず、迷い込んだ所で見かけた鉄橋。
褪せていない朱色の橋梁が美しく見えた。
三陸鉄道北リアス線普代駅近くにて。
午後4時前。ローソンでおにぎりを買って遅い昼食を摂る。
その後、高速道路を乗り継ぎ宮古北ICで降りて宮古市に入った。
今日のお風呂は「旭湯」。昔ながらの銭湯。
大人450円 小学生150円。
番台のおばちゃんが店先のベンチに座って馴染みの人と会話を楽しんでいた。
先に上がったので車に戻り、輪太郎と二人を待つ。
晩御飯の調達にCOOPへ。
半額になった寿司にありつけました。
二人前の少し贅沢な夕食。
ネタも美味しかった。
洗濯に市内のコインランドリーに立ち寄る。
ボーっとできるひと時。
今日の寝床は道の駅「みやこ(シートピアなあど)」。
娘は珍しく眠くて耐えられず寝てしまった。
寝相が悪い娘。
川の字じゃないと寝れない狭い車内だけど、「足が邪魔」とか「寄り過ぎ」言いながら重なり合って触れ合って眠れるのは嫌いじゃないです。
港の先にある道の駅でその先はすぐ海。
本日の走行距離:116.4Km
おやすみなさい。
つづく
マネキンで作業風景を再現している所に作業の説明のほか、キャラの説明も書いてあって、やっぱりそっちに目がいってしまいます。
一生懸命キャラの設定考えたんだろうなとか思いながら読んでました。
でもマネキンの髪の毛がみなボウボウでヘルメットが浮いているのがどうしても気になって、そこばかり見てしまいました。
たっかんさんも近くに行ったときは是非見てほしいです。