
昨年10月にJAXAから宇宙飛行士募集の発表がありました。(⇒JAXA)
募集開始は今年の秋の予定です。
⇒Space Biz
宇宙飛行士の募集は、13年ぶり。
前回2008年募集の際には、963名が応募し選抜されたのは3名で、約300倍の競争率。
今回は最近のはやぶさ2号などのニュースもあり応募者数はもっと増えると予想されています。
現在JAXAの宇宙飛行士は7名
今、国際宇宙ステーションに滞在している野口聡一さんもその一人
アメリカNASAの有人月面着陸アルテミス計画への参加など今後の宇宙開発に備えて、現在平均年齢51歳の宇宙飛行士の拡充を準備しておく必要があります。
(⇒JAXA 宇宙飛行士募集に関する資料集)
アメリカNASAでも宇宙飛行士の募集がありました。
昨年の3月1ヶ月の申請期間に応募した人は1万人以上。
8月に選考予定開始でしたが、新型コロナ感染の影響で延期となっています。
⇒NASA
応募資格の要件がいくつかあります。(⇒JAXA 宇宙飛行士募集に関する資料集)
今後緩和されていくようですが、現段階では自然科学系の大学を卒業しその分野での実務経験が3年以上あること。
その他、英語能力、科学知識を有し、訓練に耐えられる医学的、心理学的特性があること。
そして、日本人の宇宙飛行士としてふさわしい教養等を有することとあります。
応募するだけでもなかなか大変です。
また、選抜されたとしても、それから2年間の基礎訓練があります。
それが終了したとしてもすぐに宇宙へというわけにはいきません。
タイミングもありますし、日本人枠の問題もあり根気よく待つしかありません。
その間訓練は続きます。
2011年に半年間国際宇宙ステーションに滞在した古川聡飛行士(56)は、宇宙行きが決まるまでの期間をこう表現しました。
「ベンチ裏でバットの素振りを9年続けてきた」(⇒読売新聞)
古川さんは2023年ごろに2回目の宇宙飛行が決まっています。
外科医でもある古川聡飛行士
⇒NHK
そのうち誰でも気軽に行けるような時代が来るでしょうが、現在そうはいきませんね。
日本で初めて米スペースシャトルへの搭乗を果たした毛利衛さんはインタビューでこう言っています。
⇒読売新聞
「宇宙にいるときは格好いいが、普段は訓練など下積みが長い。つらくても耐えられるかは、本当に宇宙に行きたい気持ちがあるかどうかだ。」
最後に
「今でも宇宙から見た地球は忘れられない。月から見る姿は違うはずだ。色々な人に挑戦してほしい。」
応募してみますと冗談でも言えませんが、夢はありますね。
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