書体設計士鳥海修さんの記事が出ていました。
⇒好書好日
幾つか印象的な言葉がありました。
『ベーシックな書体は、個性を競うものではない・・・・・・・読む人がそれほど意識しなくても普通に読みやすい当たり前の文字を、時代ごとに作っていく仕事』
小塚明朝、小塚ゴシックを手がけた小塚昌彦さんの言葉が印象にあるといいます。
『文字は、日本人にとって、水であり米である』
ロゴやポスターなどの文字と違って、本や新聞などの書体について意識はしません。
これは、活字そのものに大きな意味はないが、それによって組まれた文章が物語や思想を伝えていくので、それが自然に読めて心の中に入っていくような活字が大切なのだという意味です。
詩人谷川俊太郎『詩集 私たちの文字』のために作られた書体
詩人のために文字を作り、詩人が文字を作った人に詩を書く・・・いいですね
⇒JDN
鳥海さんはこう言っています。
『やり続けることで、多くが見えてくる』
辞書や書物、新聞さらに横組み縦組みなどでなどで文字のデザインが変わってきます。
派手な仕事ではないですが、多くの人の目に入る活字ですから書体は大切な仕事です。
時代の変化に従い、少しずつ現代が入ってくるとも言います。
書体設計の仕事は不易流行と最後に締めくくっています。
新しいものが常に入ってきて変化していきますが、本質は変わらないということですね。
ひらがな、カタカナ、そして漢字
全体を一つの統一した書体で完成するのは、簡単なことではないように思えます。
これから少し書体を意識して読んでみる気になりますね。
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