野生生物 人との共存

ロンドン自然史博物館による今年度の野生生物写真コンテスト(Wildlife Photographer of the Year)の受賞作品が発表されています。（⇒National History Museum）
陸上動物、鳥、魚、昆虫など様々な生物の写真があります。

南太平洋ポリネシアのファカラバ島付近の海
カモフラージュハタの産卵の様子
生命の雲のようです



トウヒ（マツ科）の原生林の上をカケスが食べ物を探しています
カケスは「ジェイ、ジェイ」と鳴き声が聞こえるようで、英名ではJayとなっています。
こんな瞬間の写真を撮影するには、時間と工夫が必要なはず



ケニアを襲った季節外れの豪雨でチーターが川に流されました。
単独で行動する雄のチーターには珍しく、彼らは5頭のグループを成し、リーダー格のチーターが川に飛び込み全員無事に岸にたどり着きました。
異常気象は動物にも大変な困難を突き付けています。

東アフリカに住む40歳になるマウンテンゴリラ”キバンデ”
暑い中降ってきた雨に涼しそうな顔をして
なんという穏やかな表情

はっと息を呑む写真です。
タイの水族館で象が水中でショーを人々に見せています。
動物のショーはよく見られることですが、ここからは不自然で痛みを感じます。
タイは象と歴史的に深い関係のある国ですが、人と動物の共存とはどういったものか、考えさせられます。



野性動物の写真は、美しさ、雄大さ、力強さなど驚きと感動を与えてくれますが、最近は人と動物の共存や自然環境の破壊など問題提起の写真も増えてきています。
無条件に自然のすばらしさに感動する時は過ぎたかもしれません。