交通ルールでは「横断歩道を横断しようとする歩行者があるときは、当該横断歩道の直前で一時停止し、かつ、その横断を妨げないようにしなければならない」となっています。
2020年の調査で「歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は2,014台(21.3%)」という結果が出ています(⇒JAF)
また自動車と歩行者の事故の7割が道路横断中に起こっており、その3割が横断歩道の事故です。
⇒警察庁
横断歩道を渡っているからといって安心はできません。
道路上にゼブラで表示された横断歩道は。歩行者が安全に横断するためのものです。
横断歩道は地味ですから、車両の運転手は、信号機がなければ何事もなく通過していきます。
それならば、横断歩道を色や形を使って目立つものにして、注意喚起しようという工夫が京都でお目見えしました。
エンジ色も使い、段差があるようにも見えます。
⇒KYODO
以前からも各地でこうした横断歩道があります。
静岡の市道にある横断歩道
京都と似ていますが、オレンジ色を使いこちらも浮いたように見えます。
運転手は段差だと思って、少なくとも減速はするようです。
⇒カラパイア
こうした横断ほどの事情は日本に限ったことではないようです。
海外でも事情は同じようです。
アイスランド北西部にある漁村イーサフィヨルズルの横断歩道は見方によってはアートです。
完全に横断歩道が浮いて見えます。
このまま走れば車は衝突しそうです。
⇒MY MODERN MET
ビデオではもっと多くのアートシーンを見ることができます。
こうした工夫も、運転手が慣れてしまえばあまり効果がないともいわれていますが、一般のゼブラよりは関心を持って注意をしてくれそうです。
車は慣れが一番怖いのです。
強いて言えば、車以外でも慣れは大きな失敗につながることが多いですね。
油断大敵です。
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