夏目漱石の俳句に
ー初夢や 金も拾はず 死にもせず
という一句があります。
冷ややかな世の中の見方のようにも感じられます。
新年の初夢ですから、もう少し、それこそ夢があってもいいんじゃないかと・・・
夢は脳の活動が活発な睡眠の時に見ることが多く、様々な記憶の断片をつなげているようです。
寝ているときはいつも夢を見ていて、覚えている夢は起きる直前のもので、起きてからそれらを記憶として定着させている、らしいのですが、大半は覚えていませんね。
夢を覚えていないのは「記憶を消去する細胞がある」という研究発表があります。(⇒科学技術振興機構)
夢を全部覚えていると、現実か夢かわけが分からなくなるので。それを防いでいるということです。
確かにそう言われればその通りです。
記憶力がいいのは素晴らしいことですが、嫌なこと忘れたいことまで覚えていると思いだすたびに憂鬱な気分になりますからね。
忘れることも大事なことです。
それにしても科学は益々進化して、寝ているときの夢を解読する技術も開発され、夢を画像で再現できるようになる、という研究も進んでいます。
(⇒神経情報学研究室)
完全に実現されれば安心して眠ることができませんね、本当に。
夢を見るのは人間だけではありません。
タコも夢を見ているらしいのです。
その時、タコは体の色を変えるのだそうです。
⇒Gigazine
ところで初夢
2日の夜に見る夢が初夢、いや1日、いや3日の夜だとかいろいろとあるようですが、覚えていなければいずれにしても初夢とはなりませんね。
いつも夢は見ているといっても、覚えているからこその夢で、そういう意味では新年になってから初めて覚えている夢が初夢と言えなくもありません。
夢判断や夢占いなども多くありますが、睡眠中の夢より、起きているときの夢を大事にした方がいいですね。
それに向かって前進していく姿は勇敢で美しいものです。
なかなか実現しなくても・・・・です。
書道家 杉田廣貴
「大きな事を成し遂げるには、まず大きな夢を抱くことだ」
⇒杉田廣貴
相田みつお
「夢はでっかく 根はふかく」
⇒モチラボ
科学もいいですが、こうした心の世界がいいですね・・・
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