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新語・流行語大賞とは一線を画す国語辞典という観点から選ばれる新語が発表されました。
三省堂 辞書が編む人が選ぶ「今年の新語2020」
⇒三省堂
大賞は「ぴえん」
涙が潤む程度の軽い泣き声ですね。
「ぴえん」に使われるiOSの絵文字
⇒日経XTECH
2018年末ごろから流行し、昨年は株式会社AMF主催のJC・JK流行語大賞2019ことば部門で1位となっています。
ちなみに今年は「きゅんです」が1位(⇒時事通信社)
三省堂の選評によれば、泣き声の表現は「大泣き」系か「すすり泣き」系しかなく、「少しだけ声を出して泣く」表現がなかったところに、この「ぴえん」が出てきて体系の穴を埋めたとされています。
体系という言葉も出てきて、なんだかすごいことになっています。
こうした擬声語や擬音語、擬態語は総称としてオノマトペと呼びます。
オノマトペは英語のonomatopoeia、フランス語の onomatopee からの外来語です。
日本語では4000~5000語あるといわれています。
日常的にオノマトペはよく使われていますが、いざその言葉を挙げるとなるといくつ出てくるでしょうね。
雷がゴロゴロと鳴る
お菓子がポロポロと落ちる
胸がキュンとなる
ピタッと合う
などいろいろありますね。
新しいオノマトペを作り出すのは、やはり若い人たち、特にJC・JKと呼ばれる女子中学生、高校性が中心になるでしょうね。
その場のひらめきや雰囲気から何気なく出てくるもので、大人が難しい顔をして考えてもピッタリくるものは思いつきません。
若者言葉の渦に巻き込まれると疎外感を感じることもありますが、それはそれで仕方ありません。
「ぴえん」が辞書に載るかどうかはわかりませんが、まだまだ新語は生まれてきそうです。
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