そのスイカは四角

香川県善通寺市の四角スイカの出荷が始まりました。


⇒産経フォト

善通寺市の特産でいつから作り始めたかはわからないそうです。
10cmぐらいの時から型に入れ育てるのに手間暇がかかるのですが、観賞用として生育途中の出荷となるため、食用としては利用できないようです。
それでも価格は1万円前後とのこと。
果物店やスーパー、百貨店などでディスプレイ用として人気があります。


⇒善通寺市

国は農林水産物・食品などの「地域ブランド」を守るための新たな制度を平成27年にスタートさせています。
地理的表示保護制度と呼ばれるもので認定されれば「GIマーク」がつきます。


⇒政府広報オンライン

善通寺市の四角スイカもこのGIマークに認定されています。


⇒中国四国農政局

リンゴやミカン、もも、なし、ぶどうなど果物は概して丸いもの。
その中でもスイカは丸い果物（定義的にスイカは野菜のようですが・・・）の代表格、横綱と言ってもいいでしょう。
丸く膨らんだスイカの表面は手のひらでパンパンとたたくとよく手に馴染みます。

スイカは丸いもの、頭にも体にもしみついています。
それが重箱のような四角い姿で現れたとなると、やはり違和感があります。
なんだかスイカが窮屈そうに見えます。
元の丸にしてあげてよ、と言いたくなります。
スイカ割には適しているかもしれませんが、このスイカh悪者ではありません。
見るものです。

しかし、実際に見たことはありませんので何とも言えないですが、実物を見れば写真以上にインパクトがあるに違いありません。
きっと驚いて「へえ～」とか「こうなるのか」などと声が出ると思います。

四角だけでなく、ハート形などもあるようですが、やっぱり丸いのがいいのではないかと、それが自然の法則に沿った安心の形ではないかと思うのは、頭が固いのでしょうかね・・・