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「文字・活字文化の日」10月27日から読書週間が始まります。
活字は印刷用の金属製の字型のことをいい、本や雑誌などの印刷されたものを意味します。
今年の標語は「ラストページまで 駆け抜けて」
本を手に取ればこの標語は勢いがつきますが、手に取るまでの動機づけが問題ですからね・・・
⇒読書推進運動協議会
出版物の減少は長く続いている現象です。
そもそも人口が減ってきています.。
街角での小さな書店もほとんど見かけなくなりました。
ネットの普及もあるでしょうし、お金もそちらへ使うことが多くなっています。
2019年の紙の出版物の販売金額は前年比4.3%減、電子出版市場は前年比23.9%増となっています。
⇒全国出版協会
今年の上半期はコロナ感染の影響が出ています。
コロナの影響で書店が休業しました。
ただ、学校も休みとなったため、児童書、学習参考書などの需要が増え、紙の出版物の販売金額は前年同期比2.9%減と踏みとどまったようです。
電子出版市場は前年同期比28.4%増
電子コミックは3割近い増加となりました。
「鬼滅の刃」などのヒット作や、自粛期間にユーザー数が増得たようです。
⇒全国出版協会
今年上半期のランキングは、紙の出版物でも電子書籍でも「鬼滅の刃」が圧倒的に1位を占めています。
先日の公開映画もそうですが、凄い勢いです。
小説部門では「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days」
文庫本ではコロナの影響もあって「ペスト」(フランスの作家・アルベール・カミュ)が1位となっています。
⇒ランキング
他にもランキング的なものとして本屋大賞があります。
今年の本屋大賞は「流浪の月」凪良ゆう
⇒ebookJapan
かつて情報を得るには、新聞や雑誌が主流でしたが、現在は選択肢が増えました。
時間の使い方もスピーディーで簡単になり、本1冊と向き合えば時間は長くかかります。
便利さでいえば、ネットにかなうはずはありません。
ただ紙の本は単に読むだけでなく、そこにその本との出会いがあったりします。
赤鉛筆でマークしたり、夢中になれば別な世界へ入り込んでいたりする感覚はネットの世界では得られないものです。
情報系の紙媒体は減少していくでしょうが、紙の本がなくなることはないでしょうし、書店訪ねていい出会いがあればうれしいものです。
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