石岡の至宝

石岡市の手打ちそば『猪口才』の蕎麦御前￥1350。
平日限定10食。

蕎麦の実飯(左手前)こだわり豆腐・木綿と胡麻(右手前)
けんちん蕎麦がき(左奥)サラダ(右奥)とお新香
さらに後から野菜の天婦羅と盛り蕎麦、デザートが出てきます。
ボリューム満点、お得過ぎだって(笑)。

平日に千円以上の昼飯は決して安くはないが、
価格以上の価値は十分にあるかな。


特にけんちん蕎麦がきは絶品だった！
これとサラダだけで十分ランチが成り立つんじゃないかな。

蕎麦も角がしっかり立って、しゃっきりして気持ちいことこの上ない。
つゆは改善の余地アリと見たが、及第ははるかに超えてる。
(蕎麦が美味いのでつゆが弱く感じる)
デザートのポンカンの寒天だって手作りで素朴な味わいで嬉しいし、
〆に出される蕎麦湯も、荒挽きの蕎麦を贅沢に溶いた
まるで葛湯のような濃厚さ。


これだけの味と価格でもちょっと寂しい店内なのは気にかかる。
いくら平日とはいえ、1時近くでも10食の限定が頼めるとは。

確かに夫婦二人で営んでるから切り盛りに手が足りないし、
主人が真面目過ぎて、打ち立て茹で立てにこだわって
お客毎に作ってるから急ぎの昼飯には不向き。


真面目さが残念な方にでちゃってる。
でも、この味なら確実に贔屓はできてるはず。
私もことある毎に人に薦めてるし(笑)。

遠路はるばる．．とまではいわないが、
”この近所で蕎麦でも．．”なら絶対ここでしょう。



ファミレスやチェーン店ばかりがウケるこの街において
石岡の至宝に認定です。(^^





あまりに手放しで褒めるのもなんなんで(？)
ひとつ文句を。

席に着くと蕎麦の実茶が出されるんですが、あれ、いらないです。
これ蕎麦の香りが強すぎちゃって、蕎麦切りの香りが弱く感じます。
いい蕎麦をたくさん味わってもらおう、という心意気は買いますが、
チョット逆効果かも。
普通のお茶がいいです。
出すなら、〆に出してください。m(_~_)m