ルーズベルト・ゲームのひとコマ

この春の話題のドラマというルーズベルト・ゲームのひとコマ。
　（実は私、ほとんど観たことがなくて、ＤＶＤ鑑賞の途中に
　　ちょいと目に入ったというのが本当のところ）
どうやら野球の試合、プロではないようだが、チアなど応援団がいるところを見ると
社会人野球(上位かどうかは知らないが)あたりでしょうか。

エースが監督に直談判して続投の場面。
一人目、威力のある直球がズバンと決まって、三振。ワンアウト。

二人目、直球で押すがうまく打たれて三塁線を抜く長打コース、二塁打。
ワンアウト・二塁。

三人目、打たれて逆に気合が入ったのか、燃える瞳で大きく振りかぶって・・・
　　：
振りかぶっちゃダメでしょ。(ーー;
なんだか先日、アニメ『銀の匙』でも同じこと言ったような気がするけど、
気合入れるとどうしても振りかぶらせちゃうんだよなぁ。
まあ、いいか・・・・
　　：
振りかぶって第一球！
パカン・・・ふらふらっとファースト側にファールフライが上がった。
懸命に追う一塁手。
勢い余って、一塁側ベンチにダーイブッ！！

　　大丈夫かっ！

みんなが心配する中、ベンチからゆっくり上がるファーストミット。
捕った、捕ったぁ～～～っ！
　　：
捕っちゃダメでしょ！
これはランナーがいて振りかぶるとかそんなレベルじゃなく、本当にダメ。
ドラマではなんとなくツーアウト・二塁からプレイ再開のようになってたみたいだけど
(なんとなくボカされちゃって、本当はどうなったのか不明ですが)
野球のルールではそうなっていません。



ファールフライをキャッチして、バッターアウト！
そのあと、ベンチに飛び込んだじゃったらボール・デッド。
ランナーには苦もせず１つの進塁が認められます。
つまり、ツーアウト・ランナー三塁。
何かあれば、即失点の状況になっちゃうのです。

常識的なプレーでは、ノーアウト、ワンアウトの二塁、三塁の時は
こういうベンチ付近やライトの深い(タッチアップ可能な)ファールフライは
捕っちゃいけないことになっています。
あんなファールフライ捕っちゃったら、ピッチャーは萎えますよ。

まあ、それ言っちゃ、振りかぶって投げた球に手を出しちゃダメなんですけどね。
盗塁してワンアウト・三塁になるのを待ってりゃいいんですから。



野球って、日本人には人気のスポーツだと思うんだけど、
ルールについてはいまいち浸透していないんだなぁ、と思う。

こんなことにこだわって観ている人はいないのかなぁ？？



※ここ二年ぐらいのルールブックは見てないので、
　もしルールが変わっていたら、ドラマ製作者さん、ごめんなさい。