たまにはお酒の話をしないと何のブログなんだかわからなくなる(^^;
最近贔屓にしている茨城県大洗町の蔵元『月の井』から新酒リリースの知らせが。
同じ時期にいくつか発表されたのですが、その中でひときわ興味を引いたものを求めてみました。
月の井 ひやおろし 純米吟醸 九頭竜米
福井県産の酒米「九頭竜」を、月の井酒造としては初めて使ったという意欲作。
日本酒度が+6ということで、月の井の酒としては高め。
流行の言葉でいえば『辛口』。
私は、日本酒の味を「日本酒度」で判断することが大嫌いなので
できれば数字で変な先入観を持ちたくないのですが・・・
まずは、冷やに近いところで試してみましょう。
冷や、といってもこの時期の冷やではぬる過ぎるので、冷蔵庫の野菜室で冷します。
※ちなみに購入した米川酒店さんでは常温で置いていました
まず香ってみますと、純米「吟醸」という割には吟香はかなり控えめ。
いや、むしろあからさまな吟醸らしい香りというのはほとんど感じません。
かといって香りが弱いということはありません。純米らしいしっかりとした味が予感されるような
期待が膨らむものです。 くぅ~~喉が鳴るぅ!
分かりもしないアホウはテイスティングをしている場合じゃありません(笑
さっそく喉に流し込む。
くぅ~~、やっぱり美味い!
純米ならではのどっしり感、米の旨味が強い♪
米の旨味が強いと酸味も強く感じる酒があるけれど、これは酸味は弱め。
鼻から抜ける力強い香りがたまらないっ。
この鼻から抜ける感じ、これが私が感じる辛口ってやつですよ。
これが1.8Lで3000円ぐらいで買えるんだから、日本酒はたまらないっ!
日本酒万歳!!
あ、そうそう
例によって、10/1は日本酒で乾杯の日です!
皆様、ご準備を。
話を戻して...
この味は、酒単品で愉しむより、飯と一緒に飲るのが良いでしょうね。
味や香り、脂が強いものが合いそうです。
この日はメインがカツオの刺身(薬味は茗荷、生姜、大蒜)だったけど、もちろん合いました。
特にピッタリだったのが、サラダのアボガドでした(笑
アボガドのねっとりした感じを綺麗に洗い流してくれたし、
どうしても少し鼻につく青臭さを、逆に風雅な余韻に変えていく、その力強い実力にはびっくりですね。
青臭いといえば、たぶん、きゅうりの浅漬けなんかも合うでしょうね。
魚介でいえば、サバの塩焼き、サワラの西京焼きなんかも良さそうです。
日本酒は飯に合うなぁ(日本人の贔屓目補正で当たり前だけど)
さて、次は蔵元おすすめのぬるめの『燗』でいただきます♪
レンチンで40度の設定。
月の井酒造さんは研究熱心なので、大吟醸でも積極的に燗(ひと肌燗)を勧めたりします。
もっとも、大吟醸は冷酒!なんて常識は、ここ30年ぐらいで急に作られたものです。
冷酒も悪いことではないし、もちろん美味しいですが、「それが一番美味しい飲み方か?」と
海原雄山に訊かれたら、うぐぐ・・・となってしまいますよね。
冷やしても温めても飲む日本酒ならではの、その時ベストな飲み方を模索するのは
どんどんやっていくべきだと思います。
香りが立ってくるかな・・・という期待でしたが、
この期待は残念ながら裏切られました。
でも、旨味が花開きましたね。月の井、半端ないって(古い)
なんというか、本当にどっしりと美味い!
どんな食べ物でもかかってこいや~!状態。
月の井のお酒は、個人的にどことなく女性的な美味しさを良しとしていたと感じていましたが
今回の「九頭竜米」は、漢の酒!っていう雰囲気。
月の井ブランドで無く、現社長が立ち上げた「彦市」もキリッとした感じなので
たぶん社長の好みなんだろうと思います。
これは美味い燗だねぇ。
甘めの酒が好きな私でも、これは美味い。
もうね、料理はなんでも合うんじゃないかな。特に家庭料理。
焼き魚でも、肉野菜炒めでも、がめ煮でも。
と、褒めてばかりでもアレなので・・(何?)
素人なので日本酒の熟成過程の味の変化ってやつがどうなのかわからないので
頓珍漢かもしれないけどちょっと熟成不足なんじゃない?って思わなくもない。
吟醸らしい吟香がほとんど無いっていうのは、せっかく「純米吟醸」と名乗っているのだから
これは少しがっかりする。「特別純米」とか「純米」なら不満もないですが。
もちろん、酒米と酵母の組合せや絞り方で香りが立たないことも考えられるけど
もう少し伸ばせる余地があるように感じました。
もっとも、この癖の無さが偉大なる食中酒の要素となっているのだけど
お酒なので、これが「唯一無二の美味さ」と言い切ることはできないし、
やっぱり私は甘めのお酒が好きなので(月の井 純米吟醸 無濾過原酒「山田錦」が至高!)
この価格帯では絶対に損のない内容だったと思います。
本当に月の井酒造さんはコスパ抜群のお酒を出してきますね~。
逆に「買わなくちゃ」と思う酒が多すぎて、かえって不経済ですわ...(^^;
最近贔屓にしている茨城県大洗町の蔵元『月の井』から新酒リリースの知らせが。
同じ時期にいくつか発表されたのですが、その中でひときわ興味を引いたものを求めてみました。
月の井 ひやおろし 純米吟醸 九頭竜米
福井県産の酒米「九頭竜」を、月の井酒造としては初めて使ったという意欲作。
日本酒度が+6ということで、月の井の酒としては高め。
流行の言葉でいえば『辛口』。
私は、日本酒の味を「日本酒度」で判断することが大嫌いなので
できれば数字で変な先入観を持ちたくないのですが・・・
まずは、冷やに近いところで試してみましょう。
冷や、といってもこの時期の冷やではぬる過ぎるので、冷蔵庫の野菜室で冷します。
※ちなみに購入した米川酒店さんでは常温で置いていました
まず香ってみますと、純米「吟醸」という割には吟香はかなり控えめ。
いや、むしろあからさまな吟醸らしい香りというのはほとんど感じません。
かといって香りが弱いということはありません。純米らしいしっかりとした味が予感されるような
期待が膨らむものです。 くぅ~~喉が鳴るぅ!
分かりもしないアホウはテイスティングをしている場合じゃありません(笑
さっそく喉に流し込む。
くぅ~~、やっぱり美味い!
純米ならではのどっしり感、米の旨味が強い♪
米の旨味が強いと酸味も強く感じる酒があるけれど、これは酸味は弱め。
鼻から抜ける力強い香りがたまらないっ。
この鼻から抜ける感じ、これが私が感じる辛口ってやつですよ。
これが1.8Lで3000円ぐらいで買えるんだから、日本酒はたまらないっ!
日本酒万歳!!
あ、そうそう
例によって、10/1は日本酒で乾杯の日です!
皆様、ご準備を。
話を戻して...
この味は、酒単品で愉しむより、飯と一緒に飲るのが良いでしょうね。
味や香り、脂が強いものが合いそうです。
この日はメインがカツオの刺身(薬味は茗荷、生姜、大蒜)だったけど、もちろん合いました。
特にピッタリだったのが、サラダのアボガドでした(笑
アボガドのねっとりした感じを綺麗に洗い流してくれたし、
どうしても少し鼻につく青臭さを、逆に風雅な余韻に変えていく、その力強い実力にはびっくりですね。
青臭いといえば、たぶん、きゅうりの浅漬けなんかも合うでしょうね。
魚介でいえば、サバの塩焼き、サワラの西京焼きなんかも良さそうです。
日本酒は飯に合うなぁ(日本人の贔屓目補正で当たり前だけど)
さて、次は蔵元おすすめのぬるめの『燗』でいただきます♪
レンチンで40度の設定。
月の井酒造さんは研究熱心なので、大吟醸でも積極的に燗(ひと肌燗)を勧めたりします。
もっとも、大吟醸は冷酒!なんて常識は、ここ30年ぐらいで急に作られたものです。
冷酒も悪いことではないし、もちろん美味しいですが、「それが一番美味しい飲み方か?」と
海原雄山に訊かれたら、うぐぐ・・・となってしまいますよね。
冷やしても温めても飲む日本酒ならではの、その時ベストな飲み方を模索するのは
どんどんやっていくべきだと思います。
香りが立ってくるかな・・・という期待でしたが、
この期待は残念ながら裏切られました。
でも、旨味が花開きましたね。月の井、半端ないって(古い)
なんというか、本当にどっしりと美味い!
どんな食べ物でもかかってこいや~!状態。
月の井のお酒は、個人的にどことなく女性的な美味しさを良しとしていたと感じていましたが
今回の「九頭竜米」は、漢の酒!っていう雰囲気。
月の井ブランドで無く、現社長が立ち上げた「彦市」もキリッとした感じなので
たぶん社長の好みなんだろうと思います。
これは美味い燗だねぇ。
甘めの酒が好きな私でも、これは美味い。
もうね、料理はなんでも合うんじゃないかな。特に家庭料理。
焼き魚でも、肉野菜炒めでも、がめ煮でも。
と、褒めてばかりでもアレなので・・(何?)
素人なので日本酒の熟成過程の味の変化ってやつがどうなのかわからないので
頓珍漢かもしれないけどちょっと熟成不足なんじゃない?って思わなくもない。
吟醸らしい吟香がほとんど無いっていうのは、せっかく「純米吟醸」と名乗っているのだから
これは少しがっかりする。「特別純米」とか「純米」なら不満もないですが。
もちろん、酒米と酵母の組合せや絞り方で香りが立たないことも考えられるけど
もう少し伸ばせる余地があるように感じました。
もっとも、この癖の無さが偉大なる食中酒の要素となっているのだけど
お酒なので、これが「唯一無二の美味さ」と言い切ることはできないし、
やっぱり私は甘めのお酒が好きなので(月の井 純米吟醸 無濾過原酒「山田錦」が至高!)
この価格帯では絶対に損のない内容だったと思います。
本当に月の井酒造さんはコスパ抜群のお酒を出してきますね~。
逆に「買わなくちゃ」と思う酒が多すぎて、かえって不経済ですわ...(^^;
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