この前、息子の授業参観に行った。
算数の授業で、時計と時間をやっていた。
問題:
9時50分に家を出て、公園に着いたときは10時20分でした。
かかった時間は何分ですか。
小学3年にしてはずいぶん初歩的なことをやっていると思った。
これがゆとり教育なのだろうか?
先生が児童にやり方と答えを問い、何名かが答えた。
たとえば、
・9時50分から10時までは10分、10時から10時20分までは20分、
合わせて30分です
・50分(10)と20分(4)は反対の位置なので、反対は30分なので30分です
先生:『他にありませんか?』
生徒:....無言
まあ、そんなモンだろう。
これを小学3年でやることの方がどうかしている。
先生の解説でも、前者について数直線を使って教えていた。
帰り道、息子にどっちのやり方で考えたか聞いてみたところ、
驚くべき答えが返ってきた( ̄Д ̄;)!!!!
『ん~とね、10時20分から10時だと20分でしょ。それをおいといて(a)、
9時50分から9時を引くと50分。これもおいといて(b)、
10時から9時を引くと1時間でしょ。1時間は60分だから(c)..
それを合わせて(c) + (a) - (b)、それで30分。』
(もちろん、a、bなどは使わなかったけど、分かりやすいように)
すごいぞ、我が息子! おめー、天才だよ(笑
ちゃんと60進法で考えてるじゃん。
教えた記憶なんてないのに。
前出のやり方じゃ、もし9時50分から17時20分だったら答えを出すのが
大変だけど、お前のやり方なら間違えない。
欠点は計算に時間がかかることだが、なあに心配することはない。
もしかするとお前は何百年という時間を計算する人間になれるかもしれないぞ、と。
惜しむらくは、なぜ手を上げて堂々と答えなかったのか。
本人曰く『上手く説明する自信がなかった』そうだが、
よくよく考えてみると、答えられた先生のほうが可哀相だ。
このやり方を短い算数のコマの中で他の児童に理解させるのは
並大抵ではない。
失礼ながら、それが出来そうな先生とも思えなかった。
【指導要領】に載っていない、【その他の解】と無視されただろう。
どうやら、この先生になってからそういうことが多くなったらしく、
授業があまり面白くないそうだ。(声も字も小さいし)
子供の成長は親が思っている以上に早い。
というか、思考能力や推察力、考えるスピードは、
大人も子供も変わらないのかもしれない、と思った。
大人と子供の正答率の差は、単純に知識や経験の引き出しの差だけではないか。
そんなことを思い知らされながらも、
毎日毎日、『宿題をやれ』だの『箸の持ち方』だのを偉そうに教えなければならない
親の立場に矛盾を感じるのであった...(笑
追伸
のっぽさん、あなたが正解です。
こどもは”子供”じゃなくて、”ちいさい人”ですね。
算数の授業で、時計と時間をやっていた。
問題:
9時50分に家を出て、公園に着いたときは10時20分でした。
かかった時間は何分ですか。
小学3年にしてはずいぶん初歩的なことをやっていると思った。
これがゆとり教育なのだろうか?
先生が児童にやり方と答えを問い、何名かが答えた。
たとえば、
・9時50分から10時までは10分、10時から10時20分までは20分、
合わせて30分です
・50分(10)と20分(4)は反対の位置なので、反対は30分なので30分です
先生:『他にありませんか?』
生徒:....無言
まあ、そんなモンだろう。
これを小学3年でやることの方がどうかしている。
先生の解説でも、前者について数直線を使って教えていた。
帰り道、息子にどっちのやり方で考えたか聞いてみたところ、
驚くべき答えが返ってきた( ̄Д ̄;)!!!!
『ん~とね、10時20分から10時だと20分でしょ。それをおいといて(a)、
9時50分から9時を引くと50分。これもおいといて(b)、
10時から9時を引くと1時間でしょ。1時間は60分だから(c)..
それを合わせて(c) + (a) - (b)、それで30分。』
(もちろん、a、bなどは使わなかったけど、分かりやすいように)
すごいぞ、我が息子! おめー、天才だよ(笑
ちゃんと60進法で考えてるじゃん。
教えた記憶なんてないのに。
前出のやり方じゃ、もし9時50分から17時20分だったら答えを出すのが
大変だけど、お前のやり方なら間違えない。
欠点は計算に時間がかかることだが、なあに心配することはない。
もしかするとお前は何百年という時間を計算する人間になれるかもしれないぞ、と。
惜しむらくは、なぜ手を上げて堂々と答えなかったのか。
本人曰く『上手く説明する自信がなかった』そうだが、
よくよく考えてみると、答えられた先生のほうが可哀相だ。
このやり方を短い算数のコマの中で他の児童に理解させるのは
並大抵ではない。
失礼ながら、それが出来そうな先生とも思えなかった。
【指導要領】に載っていない、【その他の解】と無視されただろう。
どうやら、この先生になってからそういうことが多くなったらしく、
授業があまり面白くないそうだ。(声も字も小さいし)
子供の成長は親が思っている以上に早い。
というか、思考能力や推察力、考えるスピードは、
大人も子供も変わらないのかもしれない、と思った。
大人と子供の正答率の差は、単純に知識や経験の引き出しの差だけではないか。
そんなことを思い知らされながらも、
毎日毎日、『宿題をやれ』だの『箸の持ち方』だのを偉そうに教えなければならない
親の立場に矛盾を感じるのであった...(笑
追伸
のっぽさん、あなたが正解です。
こどもは”子供”じゃなくて、”ちいさい人”ですね。
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