愛は地球を救う...ひな壇芸人も救う

子供の頃、２４時間テレビが始まった。
１２時で『ピー』とテストパターンになってしまうのが当たり前の時代、
夜中までテレビを放送していることは、当時としては驚きだった。
夏休みの最後の週の土・日曜は楽しみだったように思う。
(内容的に子供が見てもOKで親も許容。11PMと違うw)
子供の頃は『自分も武道館に募金をしにいきたい』と
思ったものだった....
(子供心には、銀行振込みはちょっと違うと思った)

高校ぐらいからスカして、『偽善だ』とかいって観なくなって、
最近じゃ、毎年なにやらマラソンで話題になることぐらいしか
情報を入れなくなっていた。



そしてこのネット社会。
ヤホー(死語)のトピックスやらコメントを読む。

なんだコリャ？　ひどいね、この番組。
出演タレントはギャラがもらえんだ。

日本にチャリティとかボランティアとかが
根付いていない時代ならともかく、
今となっては、逆にギャラもらってチャリティなんて
タレント側が引き受けないでしょう？
あ～、だから、番組創世記の頃に比べて出演者がしょぼくなってるんだ。


ギャラもらえないとタレントが出てくれないんなら、
自局系列のアナ使えばいいし、
ＣＭ流せないとスポンサーがつかなくて予算が取れないなら、
２４時間番組にこだわる必要もない。
今はそんな時代じゃないかな。


被災地にギャラをもらっているタレントが訪れ、泣く演技をし、
障害者とギャラをもらっているタレントが遊んで、笑う演技をし、
運動不足のタレントがギャラをもらって走り、苦渋の表情をし、
視聴者の心に訴えかける...
視聴者の募金行為はチャリティだけど、番組そのものはめちゃくちゃだわな。


日本にチャリティーが根付いていない時代に、
そういう言葉や行為を根付かせてくれたことは大きな功績だと思う。
でも、この番組手法はすでに時代遅れだ。
今年...はもう間に合わないかもしれないけど、
来年は本物のチャリティ番組として生まれ変わっていることを望む。



じゃないと、視聴者からのＦＡＸやらメールが大炎上の予感...(ーー;


※米国では、ギャラをもらってチャリティ活動をすると
　詐欺に問われるのだそうだ。ま、言われてみりゃそのとおりだけどね。