夢に見た大人

私ももう四十前後という、立派なオジサンとなった。
腹も出たし、頭もハゲた。

さて、自分が会社に入るころ、
今の自分ぐらいの歳の大人に対するイメージを
ふと思い出す。

”カチョ～”とか呼ばれて、部下を数人持って、
財布の中には常に十万円ぐらい入っていて、
『よ～し、今日は飲み行くぞ』と部下を連れて居酒屋へ。
なじみのスナックか小料理屋があって、
ママとちょっとイイ話したりして．．．。



．．．夢もイイトコっす。(ーー;
課長なんて呼ばれてないし(つ～か、その職位無くなったし)、
財布の中には英世が３枚...
部下..はいないので、後輩ってことになるけど、
おごるはおろか、ワリカンでも自分の分が精一杯だ(涙
ホント、可処分所得は未婚の後輩の方が10倍多いゾ！


まあ、あれだ。
要するに20年前の生活水準に戻れば、
こういうことも出来るんだろうな。
ケータイ２台解約して、子供の習い事やめさせて、
おもちゃも買わず、エアコンも使わない、
外食なんで年に２度、車なんて中古で十分．．．

　　ってな具合にすりゃあ、いいんだよ。
大量消費社会にどっぷり浸かり過ぎってこった。
自業自得さ。



などど、就活に来た学生をみて思うのであった。
『キミの未来はもっとスゴイよ』と。