昨日は午後から県庁舎で研修
テーマは ひきこもり支援
始めに 県の職員さんから現況報告
それを基に 自分でデータを見ながら
けいさん ひっさん けいさん
すると 以下が判明
愛知県内において
ひきこもり状態に苦悶されていらっしゃる方
15歳~39歳のひきこもり状態の方
約33933人
同じく40歳~64歳(「高齢者」ではない方)の方
約36096人
その中で 10年以上 ひきこもり状態の方
約12300人
以上の数字は
内閣府調査(生活状況に関する調査/平成30年12月)より推計
ちなみに 全国では 約61万人の方(40歳~64歳の方)が
ひきこもり状態であると推計されている
愛知県内は 合わせて約7万人(15歳~64歳)の方が
ひきこもり状態に苦悶されていらっしゃる
ちょっとピンとこないので
何か良い例えはないか・・・
全国でも有数のコンサート会場 日本ガイシホール(名古屋市南区)
その会場が満席となり
立ち見席を補ってもなお 収容しきれないくらいの人数
東京ドームの収容人数
55000人(野球観戦時は46000人)
東京ドームの収容人数の2割
約12300人の方(40歳~64歳の方)が
10年以上のひきこもり状態に苦悶されていらっしゃる
その後 岡山県からいらっしゃった
社会福祉協議会の方による
熱いご講演
終了後 日頃の支援について
思うことを含め
質疑応答
私はそこで
日頃から 判断に困難を感じている
あるテーマを質問した
見守るとは・・・?
その方が 何らかの支援を受けると
日常生活の困り度が和らぐ
私たち(支援に携わる者)からは
そう見えても
その方が
「(支援は)結構です」と仰った時
支援しなくて良いのか
例えば 日々 何も食べず
だんだんと痩せ細っていくのを知りながら
「(支援は)結構です」と伺っている時
「餓死」するのを見届けること
それも「支援」なのか・・・
この研修 この場で
その答えが出るとは
思っていない
だけれども
少なくとも
ここにいらっしゃる「現場」の皆さんは
私と同様の迷いはないのだろうか
それを知るだけでも良いと思っていた
質問が質問だけに
「それはネ~」と回答はなかなか出ない・・・
その中でも
確かだったこと
私の質問に対して
そこにいらっしゃった
官民60機関の方々が
真摯に考えてくださっている雰囲気が
伝わってきたこと
日本国憲法 第25条(生存権)
「すべて国民は 健康で文化的な 最低限度の生活を営む 権利を有する」
上の条文を どう解釈するか・・・
先の例示の方が
「自分自身は、健康で文化的な生活をしてるから、支援は不要」
そう仰った時
私たちは・・・どうすれば良いのか?
「支援は不要」
そう 言葉で仰ってくださる(自身の意思表明)方は
それでも まだ「希望」がある
意思が「明解」に確認できるから
対話の余地(チャンス)がある
最も困難なのは
支援を(実は)必要とされていらっしゃるのに
「今さら何をしても、もはや手遅れですから・・・」
何も発信されず
地域で暮らしていらっしゃる方
私は続けて質問
「ご本人や親御さんが、何も発信していないのに、
我々がそこへ立ち入っていく。それは、ご本人や
親御さんの人権(幸せに生きる権利)を奪うこと
になる。だとしたら、『その人が、何も言わなんだら、
やむを得ない』
支援に携わる者は、そう、あ・き・ら・め・て、
良いのだろうか・・・。」
無論 その答えは なかなか出てこない・・・
印象に残っているのは
「我々が手がける、どんなに立派(だと思える)支援でも、
そこには必ず『悪』がある」と回答くださった方
そう 私の手がける支援にも それはあるだろう
世の中に絶対はない
私たちの支援が 「最良」と思われこそすれ
その人にとって 絶対に有効な支援だとは
言い切れない
分からない
それが 少し確認できたこと
会場の皆さんが
ひきこもり問題に
真摯に向き合っていらっしゃる
それを肌で感じただけでも
収穫あり!
貴方も日々 苦しいとは思います
だけれども 忘れないでネ
貴方を心配し
貴方が 何とか 希望を見出されて
再び 歩み出すには
どうしたら良いか
勝手かもしれないけど
それを 必死に
時には 魂を焦がして
考えている人間が
貴方の周囲には 必ず居る
だから どうか
一人で抱え込まず
しんどい って
発信して欲しいッス!
ん? そんなこと言って
自分(貴方)をどうにかしようったって
そうはいかないって?
どうにかしようなんて
じぇ~んじぇん
考えてないです (^^)
一緒に考えて
貴方の「困り」度合いを減らせたら
貴方が 希望を見出され
今よりも より楽しい日々を
送るには どうすれば良いのか
一緒に考えたいだけなんス
まっ これも お節介か・・・ナ・・・ (>_<)