窓辺の植物観察。
今回は、綿とお話してみましょ~。
って、怪しいな(^^)。
原種の白い綿と、改良品種の緑の綿を、
窓の下に植えています。
すごく不思議な形。
この焔のようなガクの中で花がスタンバイ。
朝、オクラのような清楚な花が咲きます。
夕方には一日分のお日様を吸い取って、
または、夏の暑さを受け止めて赤く色づいてしぼみ
焔のガクの中で、実を結びます。
とても硬くて大きな実です。
花は、十分に咲いた後でも、まだ
花だった頃の名残でくっついています。
親であるガクは、枯れてなお、
自らの非力を省みずに
花を守っていくつもりなのでしょうか。
健気です。
でも、子どもである実の立場からしたら、
「もういいって。汚いな~」
ってなモンかもしれません。
そんなん言われたら泣いてまう~。
けど、自立は喜ばしいこと。
次へのステップは、感動的です。
いよいよ、少しずつ成長してきた実が
外に向けて行動を開始します。
学校を出て仕事を始めるくらいの時期かな。
今までの様子は何だったの?
っていうくらい、突如、
メタモルフォーゼ(変態)するのです。
もはやカラカラのカチカチになった
硬い殻を開いて出て来るのは、
ふわっふわのやわらかな綿。
ひよこを撫ぜる感触にも似ています。
その、やわらかで温かいものに、
硬い殻を開く力があることに感動します。
逆に言えば、
硬い殻に守られ、風雨にさらされずにいたから、
こんなにやわらかいものが育ったのでしょう。
そっか。
ガクが親で、硬い実は家、
そして、ふわふわの綿が次世代の子どもだ。
友だち家に呼ぶ時、親が家にくっついてても、
「出て来なくていいよ」みたいな(^^)。
1人ひとりが自分を育てるのに必要な保護が、
必要な時期に与えられますように。
…なーーんて、ほらまた、
ひとりよがりな見方をしている。
こういう見方してる限り、
新しいことを教えてもらえないんだよな~。
「先入観」に縛られ続けてる。
…ということを学んだのは、今回植えていた
原種の白い綿と、改良品種の緑の綿の2本のうち
当然、元気な方が原種の綿だと思って観察してきたから。
今日、はじけた実をほぐしてみたら、
真ん中がちょっと緑がかっていたんだよね。
え、もしかして、
元気な方が改良品種の緑の綿だった??
2種類をくださった方に聞いてみよう。
それか、もう一つの方の実りを待って、
答えを確かめたいと思います。が。
自分の考えたい方向に合うことだけを
選択的に見て「ほら、やっぱりそうでしょ」
なんて不毛なことをやってるんだとしたら、
もう、イチからやり直しだよ~~!!!!
ひとりよがりに考えずに、
理想ばっかり描かずに、
そして、投げ出さずに、
なるべく現実に沿って考えること。
この世で実装したい態度です。
これも、私の課題なんだろうな。
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