執着という厄介な思考と、執着により今まで溜め込んだもの

執着と言っても色々あるが、一般的なものは金銭欲、愛着欲、出世欲、○○○欲というように様々である。では、どうしてそれらが執着になるのか。人間であれば誰でも欲の無い者などは、いないはずそれなのに何故？

食欲などは、誰でもあるもので生存して行く上で必要不可欠ですね。これは毎日食しているけれど執着だとは誰も言わないはずです。要するに一日中、長期に渡りこれが食べたい、あれが食べたいと言うように頭から離れる事が無ければ執着になるでしょう。金銭欲も一日中、金、金、金、と言うようにそればかり一日中、長期に渡り思考していれば執着になることでしょう。

何に対しても言えることです。あと心配事などもそうです。心配執着とは、心配事が頭から離れず数年という年月心配する事により、思考だけに止まらずそのエネルギーは体（頭）に留まることもあります。そうなると思考だけに止まらず心が捕らわれてしまい、中道からはかけ離れてしまうことでしょう。

心が捕らわれてしまえば正しい判断は出来なくなります。霊的な障害を起こしている人には多く見受けられます。その場合頭全体に執着のエネルギーを感じます。これを祓うことは出来ますが、本人の覚悟が必要となります。裏を返せば、執着により霊的障害から脱しない人も多いことでしょう。

努力することと、執着することは違います。

参考

陰陽師新井健一郎の独り言（常識とは）