最近になってルシエル率いる天使たちはルシエルを含めて活動の拠点を地から天上界に移した。ルシエルを除く他の天使達は神が創った存在で神を超えることは出来ないように創られていたが現在それは全て取り除かれた。人間から見れば自分の子供が自分を超えて成長することを一般的には喜ばしことであるが神は違っていた。神の世界は完全な縦社会であり同位の神同士間では色々あったとしても上位の神を超える事は無い構造をなしている。
では神という存在は全知全能絶対的なのか?ここから話は私の持論になるが、結論から言えばそんなことはありえない。神は人を創ったのではないが、上層部に位置する神は人間に対してあることをした。それは人間が生まれてくるときに一滴の神性を含ませていることを以前に聞いたことがある。これだけ聞けば聞こえはよいが神性と言っても色々ある。良いものから悪いものまであるからだ。ここまで話せば察しが付くだろう。
昔から日本には堂々巡りという言葉があるが、読んで字のごとく同じ神仏に同じことを頼んでみても同じ結果しか出せないということだ。私に大神が言ってきたことがある「神とて全知全能ではない」それが私の中で神の存在が崩れ去った瞬間だった。
人は何かにすがっていたいとか許されたいとか癒されたいとか思う。その対象となるものが大義名分を取ってしても相変わらず神仏という存在だった。