みどりきみどり空色

草花とそれにまつわるetc.

元祖、日本庭園でがんす。

2009-06-09 21:32:02 | Weblog
まだまだ、馬借街道を頭の中でうろうろ。
朝倉義景のころから重要物資を運ぶ動脈だったという。
ご当地に相当住んでいるんですがこんな道、この年になるまで知らなかった。
すまんことです。朝倉殿。

この古道を川(河)口から、いにしえのごうりきが塩など、運んだように遡って歩き始めるのであります。

上流に向かって進んでいるので、道により沿っている谷川が、目を楽ししませてくれる。流れを速めたり、心地よい音を立てていたり、変化に富んで私たちに迫ってくるのだ。
川の両岸の岩や苔むした石、草花やしなだれる木々(葉っぱのつきかたがおもしろいコクサギ多し)も、とても風情があり、ところどころ足を止め、見入ってしまう。
川の中には小さな浮島のように、
一抱えくらいの石にいろんな草花がのっかって、寄植え出現

どうやら同行の方も思いは同じらしくて
、列に遅れて見入っている。

「日本庭園っちゅうのはのう、こんな景色から生まれたんじゃが。」
と自然観察員のK・JIちゃん。

ぼくとつな福井弁がなめらかだ。

なるほど、ガッテン!

はるか、京の都の洗練されたあの日本庭園の元祖だ。
朝倉遺跡の庭園跡を思い出すではないか。

荒削りだけれど、この景色の方がずーっとよか、よか。

ここで、もうせんなど敷いてゆっくり茶など所望したいものだ。
でも、かなわないので、水筒のお茶を立ち飲みする。

そんなかっこいいことを話してくれた、KJIちゃん、私に心の目を開かさせてくれて、ありがとうござりました。