土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

歴史の教訓

2013-08-15 10:36:57 | 土佐のくじら国防論

土佐のくじらです。

今日は太平洋戦争(日本名・大東亜戦争)の終演した日。
この時期、TV番組のドラマや特集番組などでも、戦争の悲惨さを毎年取り上げられます。

しかし悲惨さばかりが取り上げられ、大事な視点が抜かっている様に私は思います。
その視点とは、『 決して他国に、攻められてはいけないのだ 』ということです。

沖縄の児童が乗った輸送船が、九州沖でアメリカの潜水艦に沈められた悲劇を、あるニュース番組で見たことがあります。
1944年に起こった、対馬丸の悲劇です。

これは、単なる『 戦争の悲劇 』だけでは済まない問題を含んでいます。
それは、『 他国の潜水艦を、自国の領海に入れてはいけない 』 という教訓を、含んでいるはずなのです。

制海権をきちんと確保しない限り、絶対的な国民の安全を確保できません。
国家は国民の守るために、それを確保する義務あることを、マスメディアは言うべきはずなのです。

対馬丸沈没の悲劇など、戦時中の悲劇として語られる事例は、過去にあった歴史的事実として学ぶだけでは済まされません。

現時点においても、中国海軍の潜水艦が日本領海内に頻繁に出没し、3年前には韓国哨戒船が、北朝鮮の潜水艦によって沈没させられましたよね。

これは、今現在のことなのです!!
過去の歴史、ノスタルジックなセピア色に染まった、三丁目の夕日的気分に、酔っていてはいけないことなのです。

先の大戦での国内の被害は、制空権を取られたことによる空襲、そして、制海権を取られたことによる、過酷な物資不足にあります。

国家は、国民の安全と幸福を守りきるために、制空権と制海権は、何が何でも死守すべし!!

それこそ、先の大戦から学ぶべき教訓であり、戦争で亡くなった多くの方々の、尊い命に心から報いることだと私は考えます。

二度と、あのような悲劇を繰り返さないために・・・。
よく使われるこのフレーズを、現実にするためには、それしかあり得ません!!

慰霊鎮魂は必要です。
しかし、自虐では平和に至れません。

白血球などの免疫機能がなければ、発熱などの症状はないかも知れません。
しかしそれでは、身体はどうなりますか?

死にますよね。

国防もそれと同じです。
必要な免疫機能としての、ハード・ソフト両面の国防機能と、国家を守る気概がなければ、日本はエイズ国家となります。