土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

最も簡単な、国防の話。

2013-11-10 10:08:45 | 土佐のくじら国防論

土佐のくじら(幸福うさぎ丸)です。

土佐の鯨国防論、つまり「私なら、今の日本をどう護るか。」というテーマで、記事を進めてまいります。

昨年の韓国現職大統領の竹島上陸、そして香港の活動家による、尖閣上陸とその後処理で、
日本人の民族としての誇りがズタズタになりました。

香港活動家は、事実上の無罪釈放で、国費を使って強制退去としました。
一方、日本領であるはずの尖閣諸島に上陸した、幾人かの日本人は、
いずれも不起訴処分とはなりましたが、行政処分を受けました。

同じ不法上陸でも、中国人ならば英雄で、日本人なら犯罪人という構図ができました。

外国人なら無罪釈放で、日本人なら罪に問うなら、幕末の弱腰外交と国内での強権という歴史が、
今後繰り返されることを意味します。

アメリカでは、海上にいる間は不法入国ですが、国土に上陸したとたんに、”移民”としての扱いを定めている州が多いです。

ですから昨年上陸した中国人は、”移民”扱いとし、日本国内で自由と平和の概念を洗脳して日本国籍を与える・・・
そうすれば良かったと考えるのは私だけでしょうか?(笑)

そこまではいかなくとも、上陸した中国人を遭難者扱いとし、中国にお礼を言わせるくらいのシャレを、日本国してできなかったでしょうか?

さて昨年の外憂で、日本人の心が大いに傷つけられましたが、この屈辱は、ある思いからきていると思います。
それは、

「今の日本では、外国に侵入されたら、何もできない。」という思い込みであり、
「毅然たる態度に出、もし中国とことを構えるようなこのになれば、日本はかなわない。」という思い込みです。

つまり、「日本は負けちゃう。」と思い込んでいるということです。

ですから、
「尖閣や竹島のような、小さな無人島で、ことを大きくしないで欲しい。」
また、「問題が大きくなり、本当に戦争状態になるのも嫌だし、戦争とかそういう処理でなくて、とにかく平和に生きながらえることができれば良い。」
さらには、
「中国の属国になったとしても、今と変わりなく平和に生きていけるなら良いではないか。」という願いも、国民から出てくるのではないでしょうか?

ここまで書いたことは、人々が意識して考えていることではありません。
あくまで人々が、無意識に考えていることです。

しかしどうでしょうか?
もしも、本当に日本が弱く、そういう独立国家としての力もない状態であるなら、
国家としてそういう運命のもと、国民がその運命に従って生きていくのも、また致し方ないかも知れません。

しかし、現状は違います。
日本は負けません。

現有戦力であっても、核兵器以外の通常兵器であれば、中国と互角以上の戦いができます。
ですから話を最も簡単にするならば、核保有をするだけで、日本は中国には負けなくなります。

日本の核保有には、国民のアレルギーも強く、毛嫌いする人も多いのですが、核保有国同士は戦争できません。
ですから、中国から侵略されたくなく、戦争もしたくなかったら、核保有すればそうなります。

少なくとも、核を使った戦争は、実際にはできません。
現有戦力同士の戦いに限られるようになります。

であるならば、核保有さえすれば負けません。

これが最も簡単で、最も安上がりで、最も確実な選択です。
日本が核保有することで、恐らく日本の黄金期に向けての歴史的シフトが始まるはずです。

そしてそれは今後、最低50年日本国の存続を、保障することと同じ選択となります。
本来は世界の中で、被爆国である日本だけが、核を保有する権利があるのです。

少なくとも、「核兵器を無力化するために、研究を開始する。」とか、核疑惑であるとか、核保有の議論を開始するなど、
国防に関する手持ちのカードを、たくさん保有するべきです。

カードなしでは、トランプはできません。
日本が国防に関する、議論さえもタブーならば、先行き国家が滅んだとしても、それは致し方のないことです。