サボれない独身 vs サボれる既婚

2009-11-12 20:11:20 | Diary
最近亡くなった夫側のおじさんは、二十歳ころに不治の病と宣告され
生涯独身を貫いた人でした。65歳で亡くなりましたが、65まで生きていたのなら、結婚しても良かったのではないかと思いますが、結局おじさんの幸せは最後の数年にあったのかもしれません・・・。

この叔父さんは、リタイヤ後、とても充実した日々を過ごしていたように思います。

先日会った友人も、鳥や樹木に詳しく、一人の時間にすることがない、とはまったく
別の時間を過ごしているそうです。

周囲の既婚男性と比べると大きな差です・・・


■ おひとりさま = かわいそう・・・?

いったい全体、おひとりさまはかわいそうという発想はどこから来たのでしょう?

このブログをアップするとき、広告が表示されるのですが、今日なんて

「ひとり・・・さみしくない?」

こうやって社会が「一人は寂しいでしょう、寂しいでしょう」と、一人=寂しい説を
押し付けるのですねぇ・・・


■ 一人が楽しめないと、二人も楽しめない

一人が楽しめないと絶対二人は楽しめません。

以前、ある友人と旅行にいきましたが、彼女は一人がダメ、な人でした。
一人がダメだと、自分が興味ある場所に行くには相手に合わせてもらわないと
いけなくなります。私は一人で行きたいところにも彼女を連れて行かないといけない。

お互い一人でも大丈夫なら、一時解散して、後で集合、ということも
できるわけですが、ずっと二人で行動しないといけない・・・すると
お互い使えるはずの時間が半分になってしまいます。

こうなると二人でいることがプラスではなく、マイナスに足を引っ張ることになります。

本来なら二人でいることでホテル代が安くついたり、旅は道連れで
知恵を出し合えたり、一緒でよかった、と思える場面なのに・・・


■ 老後を楽しむには既婚男性は不利?!

男性が独身だとかわいそう、と世間はいいますが、ある意味、非常にラッキーなことです。

というのは、独身男性だと一人を楽しむ方法を、単純に独身女性と比べてもたくさん
持っているからです。 男性なのでそれなりの稼ぎがあり、通常は金食い虫の家族や
子供がいますが、いないので、経済的には相当の余裕が生まれます。
男だから女性と違いどこへでも一人で出かけることができます。

一方、既婚男性は、稼ぐ以外の、人生のメインイベントは全部妻にお任せモードなので
単純に言うと就職した22歳から精神年齢はストップ・・・という可能性が高くなります。

要するに自分の人生をサボれちゃうんですね・・・会社はお勤めしても、自分には
お勤めしていない状態を頑張っていると錯覚できちゃうんです。
会社=キャリアではないのに… ここで誤解して、会社以外何もない単機能になってしまうのです。

そうなると、大きな花束と涙の退職をしても、けっきょく手元に残ったのは退職金だけで
会社は用済みになったサラリーマンが人生に生きがいを見出そうが見出しまいが
お構いなしとなります。結局、単機能の人生はリスク100%ということです。

一人で遊べない子は幼稚園へ行っても遊べないように・・・ 老いてから、趣味もなく
話題に乏しい老人は、老人の集まりにも上手に参加できません・・・・

結局、話を聞いてくれる誰かを捕まえて、その人の我慢の限界まで、
壊れたレコードのように同じ昔の自慢話を繰り返す・・・ということになります。

付き合ってくれるお人よしは、たまにしかいないため、次第に一人の時間が多くなるのは
仕方ありません・・・するともう悪循環です。

逆に独身だと、定年後は一気に花開く自由の時間です。それまでに培った知識で
話題豊富な人は、どこへ行っても人気者! それはこれまでの人生で、自分の時間を使って散々人生の財産をコツコツと築いてきたからですね。

こう思うと、独身でいるということは、さびしいばかりではありません。
いやおうなしに、自分と向き合い、自分の幸福を自分で作っていこうとする
ハズです。 その努力の中から、自分の好きなことを深め、知識を探求する
ことができるようになっていきます。生きがいとはそのような活動から
生まれていくようです。

一方で、そういう作業をサボれてしまう境遇にあると…、多くの人は掘り下げることをしないまま、何に自分が興味があるのか分からないで
終わっていくようです・・・

会社のために身を粉にしてすべてを捧げて働いても、会社は個人を守ってはくれません。 退職してしまっても会社は困らない…困るのは自分の方なのです…

そこのところに早く気づくことができ、備えに出ることができるのは、独身のほうが
有利かもしれません

サボるな! 既婚者!


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