大分県別府市おたべ歯科(歯科 訪問歯科)副院長談

大分県別府市おたべ歯科副院長が本音で語ります。

ワールドカップ狂騒曲

2006-06-19 22:48:43 | インポート
昨日のワールドカップ、前回と同様に
途中で寝てしまいました。
目がさめたら、引き分け・・・
次戦は、もっと厳しい戦いです。

しかし、これで帰国したら、マスコミが
叩きまくり、サポーターと言われる人たちが、
罵倒するんだろーなー、
サッカーに興味の薄い、私ですが、
そういうのは、大嫌いです。


保険で十分・・・

2006-06-18 13:09:57 | インポート
ブログで、日本の保険で決められた治療費は、
世界的に大変低いと、何度も書いてきましたが、
患者さんから見ると、「歯医者って、あんなに
儲かっているのに、そんなわけねーだろ!」
と思う方が、多いと思います。

確かに、一定時間に沢山、同時に治療すれば、
保険で高収入を得ることは、可能です。
しかし、一人一人に時間を取って、丁寧な
治療をやろうと思えば、保険のみで
経営することは、ほとんど不可能なのです。
当院も、保険外の治療が、ある程度
あるので、神経を取るなどの、普通の
保険の治療にも十分な時間を、
取ることが、可能なのです。

保険外の治療というと、金などの貴金属を
使った一部のお金持ち向けの、ただ高い
だけの治療という偏見を、持つ方も
いると思いますが、
当院で、保険外の治療を選択される方々は、
ごく普通のサラリーマンや主婦などが、多いのです。
決して、見栄なのではなく、よく考えた結果、
自分の歯の治療に最も適する理想的な方法が、
保険外の治療だったということなのです。

決して、保険の治療を否定するのでは
ありませんが、保険の治療費が、異常に安く、
数をこなすことでしか、経営が成り立たない
ことは、歯科医の全部が認識している
現実なのです。

そのまま仕方なく現実に流されて行くのか?
理想に向けて奮起するのか?
どちらを選ぶほうが、いいのでしょうか?
私は、後者だと思って、頑張っています。



技工士さんたちの窮状・・・

2006-06-16 22:01:30 | インポート
全国的に厳しい歯科の世界ですが、
入れ歯や差し歯を作ってくれる技工士さん
達にも、そのしわ寄せがいっています。
特に技工所を経営している技工士さんは、
連日、早朝から深夜まで働き、休みも、
滅多に取れない方が、沢山いるそうです。
しかも、それだけ苦労しても、同年代の
サラリーマンのほうが、はるかに収入が多いそうです。

何故、こんなことになるのでしょうか?
それは、保険で決められている入れ歯や、
差し歯の値段が、世界的にみて、
異常に安いためなんです。
そのために、当然、作られた入れ歯などに
歯科医院が払う金額も低くなります。
それに追い討ちをかけるように、
技工所同士の値引き合戦も、行われています。
先進国の中で、日本のように安い値段
で入れ歯を作る国など、ありません。
それを安く感じないほど、患者さんの
感覚は、麻痺してしまっています。

当院にもベテランの技工士さんが、いますが、
入れ歯一つを作るのも大変で、時間がかかる
と、いっも言っています。
一つ一つが、全てオーダーメイド、同じ入れ歯
が他人に合うことは決してありません。

そんな複雑で大変な仕事なのに、
その不当に安い価格のせいで、無理して
大量に作らざるをえない・・・
すでに、この業界に見切りをつけて、
転業する技工士さんも、増えています。
また、技工士を志す人も、どんどん
減っているそうです。

歯科医院を、支えてくれている技工士さんたちの窮状、
このままでは、日本の歯科業界は、根底から崩れて
いくような気がします。
それが、決して大袈裟に聞こえないほど、
技工士さんたちは、苦労しているのです。




矯正って痛いの?

2006-06-15 20:03:00 | インポート
当院で、こんなことがありました。
矯正治療を開始することになって、
日程も全て決まっていた患者さんが、
突然止めると言い出したのです。
かって他院で矯正をした友達に、
「痛くて、痛くて、ずっと豆腐しか食べれないから、
やらないほうがいいよ。」と、言われ、
怖くなったとのことです。

その患者さんは、だいぶ経ってから、やはり
矯正をしたいということで、当院で治療を
開始しました。
「始めの3日ぐらい痛かったけれど、思ったほど
ではなかった。」とのことです。
歯並びがきれいになるにつれて、
「本当にやってよかった。こんなことなら、早く
やればよかった。」と、大変喜んでいます。

他院のことは、分かりませんが、当院においては、
矯正を始めて時や、器具を取り替えた時
などには、個人差は、ありますが、
3日前後痛むことはあります。
しかし、虫歯の痛みなどとはちがって、
だんだん楽になってきます。
もちろん、念のために痛み止めも、出していますが、
長い間ずっと痛くて、豆腐やプリンしか
食べれない、なんていうことは、ありません。
必要以上に、心配したり、怖がる
ことはないのですが・・・





講師いわく・・・

2006-06-14 23:13:45 | インポート
歯科医院の経営セミナーに行くと、
患者さん一人一人に対する細かい
心配りが大事だと言われます。
その一方で、治療用イスや従業員を
どんどん増やして、患者さんをより
沢山診なさいと言われます。

これは実は、矛盾しているように思うのです。
規模を広げれば広げるほど、細かい
配慮など、できなくなってきます。
膨らんでいく人件費を、まかなうために
目の色も変わってきます。
患者さん一人一人に、目が届きにくくなります。
院長の指示が、伝言ゲームのように
正確に伝わりにくくなります。

細かい心ずかいを、患者さん毎にするのなら、
規模は、あまり大きくしないほうが、得策のような気がします。
結局、セミナーの講師さんが言いたいことは、
患者を増やせ!収入を増やせ!
そのために、患者さん一人一人に気くばりを
しているっぽい歯科医院を目指しなさい、
ということのようです。