九月になって

日常の忙しさに流されて、なにをどうしたという特記事項もなく過ぎる。

深夜に、洗濯機を回すのも近所迷惑なので、洗濯機の隅々までを丁寧に丁寧に掃除する。

たまたま泊りに来ていた妹が、言う。

　　えぇ～～～？洗濯機を掃除してるなんて、知らなかった～＾＾；；（たまたま用足しに起きてきたから、目にしただけなんだけどなぁ。）

たまにしかやらんけどね、と笑いながら答えていて、ふと思う。

あたしも、母が生きていたころは、やらなかったなぁ。
というよりか。
洗濯機自体を掃除するってことに気が付かなかった、気がする。
洗濯機は、「洗う」もの。
いつも、本体が汚れてるなんて思わなかった。そういえば、いつもきれいだった。
あれは、母が知らない間にきれいにしてくれてたんだなぁ。

世の中には、いろんないろんな仕事が存在してるものなんだけども。
それは、大仰な名前がついたもの、だけでなくて、とりあげられるほどのことでもなくて。
でも、なにかしらの役に立っていて、目立たなくて、とても大切な、いろんなこと。
きっと、今現在、あたしが気が付かないいろんなことたちが、たっくさん存在してるんだろうな。
そういうことたちが、あたしの知らない誰かさんたちによって成し遂げられていて。
そして、あたしたちは、いつも快適に生きて居られるんだろうなぁ、って。

亡くなったひとたちに、教えられてきた。
『いつも感謝しなさい、支えられて生きているということを、思いなさい。』って。
なんか、宗教みたいだなぁ、って内心思った時期もあったけども。
そういうことでもないのかもなぁ。

休みなく手を動かしながら、そんなことを思っている間に、洗濯機はピカピカになる。
頭の中、なんぼ暇なんだべ、あたし＾＾；；；


明け方に、夢を見ていたらしい。
緑色のスプーンが何個も出てきて。
あたしは、それを手に取って、おぉ、この大きさと形状は、調味料の計量にぴったりだ！よしよし、これを使おう、と考えて。
はっと目が覚めて。やれやれ、とのそのそ起き上がり、手櫛をかけながら、思う。

夢の中やバーチャル世界で存在してるもの、って、どんなに便利でも、現実で実際に使うことはできないんだよなぁ。
そういうのが、実生活に持ってこられたら、すごく便利なのに、なぁ。

そういうことを考えて、実際に作れる人が居て、現実社会が発展してきた事実までに思い至らないあたり、寝ぼけてたな、自分＾＾；；

先日、クマゼミを見まして、ね。大きくてきれいで、動きがおっとりしてて、持ち上げて木にとまらせてやって。
おぉ、新種発見か！？と、写真撮りまくりまして。
帰宅して、いそいそ調べたら、クマゼミだった、というお粗末。大阪辺りで大発生してた、とか、ねぇ。
その話を、近所の（この前とは違う場所の）コンビニで話しましたら、ね。
気のいい店員さん（優しいお兄さん、時々おしゃべりできて、買いやすいのよ♪）が言うに。
「あ、我が家も、初めて目にしましたよ、黒くて長い触角のある、Gのつく、アレ。こっちにも、いよいよ出るようになったんですねぇ。」
そういうの、って、ホント、ありがたくないよねぇ、と話して。
今年はやたらに暑くて、見たことが無い南の方の生き物が、海にも山にも進出してきてますねぇ。
火蟻にもやられたし。もちろん、初体験。
ほんとに、やけどみたいに火ぶくれになるのねぇ、と感心（←するなっ！てば＾＾；；；）。
台風はめっさ発生したし、被害も出て大変だしお気の毒だし、実体験してるから身に染みて怖いし。
新しい台風も、九月になって、また来そうだし。

今日は雨だったから、思いついてガラス磨きしたりして。
雨で引っ込んでいたお外の猫さんたちが、あたしの気配で出てきてくれて。
鉢合わせで、ゴロちゃんがとらちゃんを脅して、それにみーちゃんが便乗して、ちょいと騒ぎになって。
しょうがないからパウチでなだめで、そうそう、みーちゃんに初めて触れたんだよ＾＾♪

そんなこんなです。
穏やかで実り多い秋に、なりますように。


あっ！
特記事項があったの、忘れてた。
それは、あとでね。