2回目の入院は、携帯ではなく読書でいこうと借りてきた本。
これはおもしろかった。
1970年代に初版本が、その後著者の息子さんが2000年初期に平易な文に直して再版する。
前書から後書きまで、通して読むと年代を超えたドラマに圧倒される。
しかもこれは、ノンフィクションなのだ。
小学生で習った腐敗政治田沼意次の印象が一変され、松平定信を嫌いになった。
(そんな単純なものではないが)
悲運の探検家たちというか、理不尽な扱いをうけた人々というか・・・
今まで、樺太に日本人としてはじめて渡ったのは間宮林蔵と、かってに思っていたが実は違う。
(樺太が島であることを確認した、とは残っている。)
蝦夷地の探索の貢献者として、最上徳内の名はwikipediaにあるが、青島俊蔵のページはない。
でも図書館にあったこの本は、多くの人が手に取ったであろう跡がみられて嬉しかった。
その後、ゴローニンの本も読んでる。
ポエムのような情景描写がすがすがしい。