2022年6月18日
おはよう~。
我が家地方も梅雨入りして、スッキリしない天気ではあるが、気持ちは晴れ晴れとした1日を過ごすことを意識して行動している朋友ママです。
昨日、父の日を前に実家へお邪魔した。
ずっと、ずっと気になっていたからね。
昨年の秋のお彼岸を最後に足を運べていなかったので、約9ヶ月ぶりの帰省だ。
父親は、私と話できるのを楽しみにしてくれたようで、普段寡黙な人なのにまぁ~良くしゃべる・しゃべる。
かなりガス抜きが出来たんじゃ無いかな?と思っている。
実家に戻るとき、父の日のプレゼントとしてビールと作務衣とトランクスを用意した。
少し前に、弟が帰省したようだが、その時に普段発泡酒で我慢しているのに、弟が久しぶりに帰省するから・・・という事でビールを奮発したそうだ。
自宅に戻るときに、余分に買っていたビールを一つ残さず持ち帰ったという事を聞いていたので、『父の日のプレゼントはビールに決定~』と思っていたのである。
ビールも、父親はキリンビールが大好き。アサヒは物足りないと言っていたので、私の好みで「キリン一番搾り」を買った。
500mlサイズの物を6本買わせて貰った。
持って行くのは重たかったのだが、私の思いを乗せて運んだので、下ろしたときはスッキリしたし、軽くなった。
あと、父親が和歌山の加太という所へ行ったときのお土産に「ひじき」を貰っていた。
その「ひじき」の味が美味しかったので、「ひじきの煮物」を作って持って行った。
こんな感じで用意したのである。
早速、昼ご飯のお供に父親に食べて貰った。
『美味い。これじゃ~』と大絶賛。
私が『宇和島の「ひじき」の味に似てるじゃろ?』と言うと、『じゃ(岡山弁で、相槌を打つ時に「じゃ」と言うのである)』と。
実は、亡き母親の実家が愛媛県宇和島市なのである。
なので、宇和島から母親が取り寄せていたのだ。
それが、小さい頃から味わっていた「ひじき」だったのだが、パパさんと結婚して近所で買った「ひじき」で「ひじきの煮物」を作ったのだが、まぁ~、マズいのなんのって・・・衝撃だった。
とにかく、口の中でもそもそしていて固いのだ。
そこで謎が解けたのである。
お弁当に添えられている「ひじきの煮物」が美味しくない理由がね。
「ひじき」そのものが違うんだよ。
それを知ってから、母親に『宇和島の「ひじき」が手に入ったら送って欲しい』とおねだりしていたのである。
しかし、母親が他界してからその味を味わうことから遠ざかっていたのだ。
父親から貰った「ひじき」を使って作った「ひじきの煮物」を口にしたとき『これじゃ~』と、父親と同じ反応をした私。
その感覚を共有して欲しかったのである。
父親も感動してくれて、タッパーにたっぷり入れて持って行ったのだが、見事ペロリと平らげたのだ。
父親が、『来年も、ここへ行って「ひじき」買ってくるけん。1年分くらいいるか?』と言われたので、『うん、頼むわ』とお願いしちゃった。
朝11時から夕方4時半まで親子の時間を過ごすことが出来て、良い1日となり幸せだったのである。
又、機会を見つけてお邪魔したいね。
独り暮らしをしている父親のことが気になるわけだが、父親なりに近所の方とのお付き合いもきちんとしているし、運動がてらにカメラを片手に1日20キロ歩いたりして、父親なりに楽しんでいるという事を知ることが出来て、娘としてホッとしている。
来年77歳(喜寿)を迎えるので、【今】を楽しんで後悔しない人生を送りたいと言っていた。
私も、そんな風に思う気持ちが強くなってきた。
ハッキリ言って、いつどうなるか解らないからね。
最後に、自宅に戻る途中で、とても雰囲気の綺麗な女の方からこんな物を渡された。
私の見た目だが、60~70代なんじゃないかな?って気がする。
『良かったらどうぞ』って。
『有難うございます』と受け取って、電車に乗る時に読ませて貰った。
星野富弘さんの事は、私も本を通じて知っている。
中学の体育教師となって2ヶ月後に、怪我により首から下が思うように動かなくなったことを。
一部、文章を抜粋させて貰うが、小さい頃川遊びをしていて溺れそうになった時に『そうだ。何もあそこに戻らなくても良いんじゃないか』と思ったそうだ。
要するに、元の場所へ戻らなくてはならないと思って、必死になっていた自分に気付き、『今できる良いことをすれば良いんだ』という気持ちに切り替わったという話であった。
最後の方に、『あなた方にあった試練は、みんな人の知らないものではありません。耐えられるほどの試練に遭わせることはありません。むしろ耐えられるように試練と共に脱出の道を備えて下さいます』と綴られていたのだ。
私にとって、目からうろこである。
頭の中では理解できているのだが、いざそのようなことに出会うとパニックになるし冷静でいられなくなる。
冷静になって、自分を客観視することの必要性を教えられた気がした。
私にとって、昨日は刺激の多い1日となったのであった。
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