ご報告

2020-01-05 21:31:36 | しあわせの日々
年明け早々ではありますが、ご報告があります。



我が家の太陽、茶トラ猫のもとなり。
2019年12月26日19時30分、おっとり王国より、少し遠い国に旅立ちました。

数ヶ月前から鼻水や咳、痰などの症状が出ていて、服薬したりして様子を見ていたもっちゃん。
ほんのひと月前までは、師匠と仲良く普通に暮らしていましたが、12月に入ってからはご飯を徐々に食べなくなり、苦しそうな呼吸をするようになっていました。
病院で何度か検査をしたところ、喘息で気管支が細くなっているということで治療をしていましたが後脚に麻痺のような症状が出始め、再検査の結果、おそらく心筋症だろう、との診断を受けました。
心筋症は進行する病気です。
原因はよくわかっていないということですが、気づかないうちに進行し、症状が出てきたときにはもう深刻な状況になっていることが多いのだそうです。
それからは、一週間経つごとに、階段を一段ずつ降りていくように、もっちゃんの病状は悪くなってゆきました。

でも、もっちゃんは一生懸命頑張りました。
人間でも悶絶するほど苦い薬を飲み、強制給餌にぐったりしながらも食べ、ちょっと動くのも苦しいはずなのに、トイレの時だけは必死で立ち上がって所定の場所に向かったもっちゃん。
その繊細な性格のため、入院ではなく自宅で療養することになっていたもっちゃん。
亡くなる2日前には、レンタルしていた酸素ハウスから出てきて自力でお水を飲み、ちょっとだけご飯を口にしてくれました。今思えば、あれは私たちへの、最後の親孝行だったのでしょう。









新年を迎えたけれど、あの巨大な面白い顔の可愛い茶トラの姿が見えないのはとても寂しくて、狭い家なのにやたらにがらんと広く感じ、お気に入りのソファの裏のスペースや、日当たりのいい窓の下、もしかしたらあの長いふさふさのしっぽが見えるんじゃないか・・・とついつい見てしまいます。

遠くに行ってしまったけれど、まだ本籍地はおっとり王国にあるからね、いつでも戻っておいで。

師匠はといえば、もっちゃんが病気になって、病状が悪くなってきてからはほとんど近付かなくなっていました。
あんなに仲良しだったのに・・・と不思議でしたが(薄情だなあ〜・・とも)、きっと本能的に死とか、病気そのものを恐れて近づかなくなるのだろうな、と思っていました。
亡くなった直後はあまり変わった様子はありませんでしたが、日毎に仲良しだった相方の不在を感じてきているのか、ちょっぴり元気がなく、前よりも甘えん坊になったように思います。
食欲は相変わらず、旺盛すぎるほど旺盛ですが・・・^^;

まだまだ悲しみは癒えず、たくさん思い出があるのですが、今はご報告が精一杯です。
まだうちに来る前に、里親を探していたもとなりが幸せを掴むように応援してくださった皆様。
もとなりを保護してくださった団体の方々、預かってご縁を結んでくださった吉猫家のI様。
休日も夜間も関係なくもとなりのために往診し、治療にあたってくださったK動物病院の先生方。
苦しさを和らげてくれた酸素室のレンタルの業者(テルコム)さん。
そして、もっちゃんとのお別れを大切に行ってくださったペットハースえるもさん。
もっちゃんの病気が良くなるように祈ってくれたお友達やフォロワーの皆様。
本当にありがとうございました。



今後とも、おっとり師匠をよろしくお願いいたします!

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2 コメント

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Unknown (anyanz414)
2020-01-06 01:12:43
もっちゃんが王国へ行く前からブログ拝見してました。コメントも残したっけな?

さておき。
怖がりのもっちゃん、頼もしい父母に大好きな師匠と暮らせて、お顔がどんどん柔らかく幸せそうで。
いや、幸せだった、絶対に。
どうか、師匠も含め、お力落としのないように…いつもの結びの言葉通りもっちゃんは、ずーっと師匠と幸せです。
ご冥福をお祈りします。
向こうで、うちの子たちと遊んでくれるよう伝えておきますね。
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ありがとうございます (おっとり母)
2020-01-08 22:01:25
anyanz414様、もっちゃんを昔からずっと見守っていてくださって、ありがとうございます。
もっちゃん、幸せだったでしょうか・・・。
苦労した子だろうから、幸せを感じていてくれていたら、本当に嬉しいです。
私たちの方が、むしろもっちゃんとの出会いで幸せな時間を沢山貰ったんだな、と思っています。
猫の好きな子でしたから、向こうでいっぱい遊んでもらえたら喜ぶと思います!
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