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Bassist・菊池“out-low”智弘の不定期わいわいBlog。

ボクのGuildはタコマ製。

2017-02-07 | Weblog
今年初、D-55の弦交換。





コイツは未だに毎回張る弦を変えている。

ってか、悲しいかな、何がコイツに合うのか未だに見つけられていないっていう。

あくまでも持論なんだけど、アコースティックギターってのはエレキと違って“ナマモノ”だから、そいつ(個体)に合う弦ってのがあると思っている。
勿論、弾き手のクセや指との相性もあるだろうけど、あくまでもまず大切なのはギターそのものと弦のマッチング、そこだと思っている俺です。

今回はご覧の通り、ダダリオのアコギ弦。ダダリオはベースもギターも最近お世話になっている。多少値は張るんだけど、NYXLシリーズが大好きでどっぷりハマっているのはここを読んでくれている人ならご存知かと。

張ったばかりはギラギラしていて、あまり参考にならない。重視するのはサステインと音量ぐらい。Guildは何と言っても音のデカさが魅力の1つだと思っている。ガーンと弾いた時にガーンと鳴る、当たり前の事の様でこれが中々そうはいかない。

初めてコイツを弾いた時、とにかく低音の鳴りに驚いた。アコースティックってこんなに響くもんなのかと。それまでは前職が楽器屋だった事もあって、国産物を始め、GibsonやMartin、Taylerなんかの代表格を触る機会は多かった。どれも素晴らしい音色だったけども、低音に関してはこのGuildが一番。ベーシストの俺が言うんだから間違いない(笑)

しかし諸刃の剣なのか、高音はイマイチ。ってか低音が出過ぎてバランスが悪いとも思える(笑)入手した頃は「Guildって期待した程じゃないなぁ」なんてアホな事を思っていたのだけれど、このギターはそういうキャラクターなのだ。
ましてやコイツは2005年製。フェンダー社に身売りして、ワシントン州のタコマ工場に移転してから製産されたモデル(タコマギターズに製産を委託してたとかそうでないとか言う噂もチラホラ)だ。60年代とか70年代のモデルではないから、本来のGuildじゃないと言われれば「はい、そーですね」としか言えない(笑)

しかーし、俺はコイツが大好きだ。



とある楽器屋のアコースティックギターコーナーの端っこに追いやられていたコイツが、大好きで大好きで仕方ないのだ。



何と言っても佇まいがカッコ良い。無骨でドスン。乱暴に扱ってもびくともしない。むしろこっちの手が痛くなる的な。

そして存在感もハンパ無い。我が家の楽器の中で一番偉そうにしている。

結局は自己満だけど(笑)

長くなったけども、とにかくアレだ。コイツに合いそうな弦を探しているので、こんなんどう?みたいなのがあったら、こっそりメールでも下さいって事で。