いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

1000万人の将棋

2015-01-18 20:20:11 | 日記
本格的に将棋を始めて30年余になる。
30歳のころからだから、激務の中であった。
上司からは、「将棋はやめろ」と、何度も言われた。
何か、含むこともあったのだろう。
しかし、他のことはともかく、将棋だけは決してやめなかった。
この選択は正解だったと、今も思う。
今は、ある程度時間もとれるようになり、交友関係も広がった。
フェイスブックなどで友達はたくさんできたし、実生活の中でも、仲間は多い。
定跡を覚える、プロの実戦棋譜を並べる、詰将棋や必至問題を解く、など、いろいろな勉強法をとっている。
週に何回かは、棋友と実戦を指し、楽しむ。
月に1回は、4人のスタッフと一緒に、老人ホームで将棋を指すボランティアをしている。10名ほどの参加者があり、楽しみにしていただいている。
道場で年代も仕事も違う人と共通の話題ができるのも楽しい。
子ども、学生、社会人、主婦、引退後の人、と、仲間は多様である。
道場の1級から始め、今は3段で指している。
先だって、総務省の調査で、日本の将棋人口は670万人、と発表された。
子どもも含めれば、1000万人くらい、ということになる。
集中力がつく、考える訓練になる、実戦を通じた交友ができる、など、メリットは多い。
筆者の専門は、教育哲学、教育法学であるが、最近よく感じるのは、
将棋の考え方は、哲学、法学に似ているということである。
実際、竜王のタイトルを保持していた糸谷哲郎8段も、哲学の専門家である。
将棋は、今は大学等でも正式な講座として認められている。
東大では勝又先生、堀口先生、矢内理絵子先生などが、客員教授、客員准教授として講座を持たれている。
首都大学東京では、法学部の正式科目として開設されている。
小学校、中学校、高校でも、クラブ活動などで教育活動の一環としてたしなまれる。
将棋は、日本の文化の一ジャンルとして認められたといってよいだろう。
老若男女を問わず、質の高い文化に触れられる日本人は、幸せだ。
また、海外への普及活動も盛んで、国際的な支持を得つつあるといってよいだろう。
1000万人の将棋。将来の楽しみな文化領域だ。

7年目のヨガ

2015-01-18 06:13:29 | 日記
ヨガを始めて7年になる。
藤沢の朝日カルチュアセンターで行っている。
1週間に1回、1時間半の実習である。
先生は、佐保田ヨーガの巨頭、奥山愛子氏。
各種のポーズ、呼吸法を中心におこなう。
効果はてきめんで、いろいろな精神的、肉体的改善がみられた。
最初の実習の日は、不眠が治って、爆睡した。
ヨガだけの効果ではないかもしれないが、1年間で10キロ体重が減った。
精神的には、以前より悩みが少なくなったように思う。
練習中は、爽やかな気分になり、時々寝てしまうこともある。
生徒のいびきが聞こえてくるときもある。
今の生徒は5人。
他の教室では、希望者が多すぎて、参加を断っているそうだ。
実習が始まるまでの空き時間、生徒同士の交流も楽しみのひとつである。
仲の良いグループになった。
1回実習を休むと、体がむずむずして仕方がなくなる。
毎日自宅で練習するのはなかなか大変だが、その効果を思うと、力が入る。
体が柔らかくなる、余分なガスが抜ける、ほのぼのとした気分になる。
ある小学校の運動会を見たとき、準備体操は、明らかにヨガを取り入れていた。
整形外科のリハビリに使っている病院もあるそうである。
毎日練習して、健康に過ごそうと思う。
ちなみに、「身近な佐保田ヨーガ」のパンフレットから、内容の概要を書いておく。

 「佐保田ヨーガ」は大阪大学名誉教授、佐保田鶴治博士がインドのヨーガを正統に伝えるため、
 日本に根付かせた心身一如の健康法です。実習の四原則(ゆっくり、呼吸とともに、集中を深
 め、リラックス)を守って行うので、無理なくどなたでも自然に潜在する可能性を高めていけ
 ます。佐保田ヨーガはあなたを健康にするだけでなく、周りの人に安らぎと喜びを与えられる
 ような心の持ち主にさせるでしょう。そして個人に幸福をもたらすにとどまらず、明るい未来
 をひらくカギになるでしょう。