本格的に将棋を始めて30年余になる。
30歳のころからだから、激務の中であった。
上司からは、「将棋はやめろ」と、何度も言われた。
何か、含むこともあったのだろう。
しかし、他のことはともかく、将棋だけは決してやめなかった。
この選択は正解だったと、今も思う。
今は、ある程度時間もとれるようになり、交友関係も広がった。
フェイスブックなどで友達はたくさんできたし、実生活の中でも、仲間は多い。
定跡を覚える、プロの実戦棋譜を並べる、詰将棋や必至問題を解く、など、いろいろな勉強法をとっている。
週に何回かは、棋友と実戦を指し、楽しむ。
月に1回は、4人のスタッフと一緒に、老人ホームで将棋を指すボランティアをしている。10名ほどの参加者があり、楽しみにしていただいている。
道場で年代も仕事も違う人と共通の話題ができるのも楽しい。
子ども、学生、社会人、主婦、引退後の人、と、仲間は多様である。
道場の1級から始め、今は3段で指している。
先だって、総務省の調査で、日本の将棋人口は670万人、と発表された。
子どもも含めれば、1000万人くらい、ということになる。
集中力がつく、考える訓練になる、実戦を通じた交友ができる、など、メリットは多い。
筆者の専門は、教育哲学、教育法学であるが、最近よく感じるのは、
将棋の考え方は、哲学、法学に似ているということである。
実際、竜王のタイトルを保持していた糸谷哲郎8段も、哲学の専門家である。
将棋は、今は大学等でも正式な講座として認められている。
東大では勝又先生、堀口先生、矢内理絵子先生などが、客員教授、客員准教授として講座を持たれている。
首都大学東京では、法学部の正式科目として開設されている。
小学校、中学校、高校でも、クラブ活動などで教育活動の一環としてたしなまれる。
将棋は、日本の文化の一ジャンルとして認められたといってよいだろう。
老若男女を問わず、質の高い文化に触れられる日本人は、幸せだ。
また、海外への普及活動も盛んで、国際的な支持を得つつあるといってよいだろう。
1000万人の将棋。将来の楽しみな文化領域だ。
30歳のころからだから、激務の中であった。
上司からは、「将棋はやめろ」と、何度も言われた。
何か、含むこともあったのだろう。
しかし、他のことはともかく、将棋だけは決してやめなかった。
この選択は正解だったと、今も思う。
今は、ある程度時間もとれるようになり、交友関係も広がった。
フェイスブックなどで友達はたくさんできたし、実生活の中でも、仲間は多い。
定跡を覚える、プロの実戦棋譜を並べる、詰将棋や必至問題を解く、など、いろいろな勉強法をとっている。
週に何回かは、棋友と実戦を指し、楽しむ。
月に1回は、4人のスタッフと一緒に、老人ホームで将棋を指すボランティアをしている。10名ほどの参加者があり、楽しみにしていただいている。
道場で年代も仕事も違う人と共通の話題ができるのも楽しい。
子ども、学生、社会人、主婦、引退後の人、と、仲間は多様である。
道場の1級から始め、今は3段で指している。
先だって、総務省の調査で、日本の将棋人口は670万人、と発表された。
子どもも含めれば、1000万人くらい、ということになる。
集中力がつく、考える訓練になる、実戦を通じた交友ができる、など、メリットは多い。
筆者の専門は、教育哲学、教育法学であるが、最近よく感じるのは、
将棋の考え方は、哲学、法学に似ているということである。
実際、竜王のタイトルを保持していた糸谷哲郎8段も、哲学の専門家である。
将棋は、今は大学等でも正式な講座として認められている。
東大では勝又先生、堀口先生、矢内理絵子先生などが、客員教授、客員准教授として講座を持たれている。
首都大学東京では、法学部の正式科目として開設されている。
小学校、中学校、高校でも、クラブ活動などで教育活動の一環としてたしなまれる。
将棋は、日本の文化の一ジャンルとして認められたといってよいだろう。
老若男女を問わず、質の高い文化に触れられる日本人は、幸せだ。
また、海外への普及活動も盛んで、国際的な支持を得つつあるといってよいだろう。
1000万人の将棋。将来の楽しみな文化領域だ。