いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

与謝野晶子の世界⑥~無痛分娩~

2019-04-17 10:56:07 | 短歌


与謝野晶子の歌。

……

悪龍となりて苦しみ猪となりて啼かずば人の産み難しきかな

1911年2月の出産の際に詠まれたものである。
無痛分娩である。
出産直時に意識を失うほどの難産であった。
全身麻酔による無痛分娩は珍しく、
与謝野晶子はかなり早くチャレンジした。

「私は人間の力で人間の苦痛を除きうる確信を得たことが
近代人の誇るべき自覚の一つだと思っている。
したがって、私は平生から避け得らるべき肉体の苦痛を避けずにいるのは
無益な辛抱だと思っている。」

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