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いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

日本列島を天災が走る~災害鑑賞人とはなれず~

2018-09-17 17:52:00 | 日記
先日、北海道で震災が起こった。
日本全国、くまなく災害が走る。

40年前、関東大震災の怖れが、日本中を支配していた。
67年周期で地震がおこるというのだ。
それで、学生時代を東京で過ごした西日本の人たちが、
故郷に帰って就職する、という現象が生じた。
しかし、関東大震災は起こらなかった。

とはいうものの、
しばらくの後、阪神大震災が起こり、
東北の大震災、
九州熊本の震災、
中国地方の豪雨災害、
そして、せんだっての北海道の震災。

これだけ、あちこちで天災が起こると、
もう日本に安全な地域はない、ということになる。

かつて、イラク戦争の時、
日本にいて、当事者になれないという自らの立場を、
自嘲的に
「戦争鑑賞人」と称した歌人がいる。

その伝でいうと、
多くの日本人は、
かつて「災害鑑賞人」であった日本人も、
いまやそのような言葉に安住することはできなくなったのである。

日本列島を天災が走る。
災害鑑賞人にとどまることは、赦されない。

あなたにできるのは、どんなことだろうか?


デパートからスーパーとコンビニへ

2018-09-16 19:51:50 | 日記
スーパーとコンビニ、どちらが便利だろう?
ときによる。
2~3人以上の家族なら、スーパーがよく、
ひとり身ならコンビニがよい、
と一概には言えない。

スーパー。
買う量が多く、多様な品物がほしい、というなら
便利がいい、とはいえる。
しかし、コンビニに比べて、遠くにあることが多い。
また、最近はひとり身の人のための商品の開発もしているが、
それでも、コンビニのように少量ずつ置くのは、限度がある。
現金が少ししかない、というときも、ATMが近くにあるという保証はない。
一般的に言えば、スーパーの方が安い。
しかし、ひとり身の人が、少しだけ買いたい、
ということになると、スーパーでは
大量の商品を扱うのが基本だから、
適さないこともある。

コンビニ。
公共料金やコンビニ払いの納入は、コンビニであればこそ。
ちょいと出かけて用を足し、ついでに買い物を、
となると、断然コンビニの方が便利である。
また、現金を持ちあわせていなくても、店内にATMがある。
ひとり身の人のための商品も、ふんだんに用意されている。

要は、目的に応じて、
賢く使いこなす、
という当たり前の結論となる。

それにしても、大量の商品を、多様な目的で買う、
なら、デパートで、
という時代もあった。

スーパーが出現したときは、日本人はみんな驚いたものである。
こんな商売もあるのか、と。

そして、
コンビニが出現した時は、
「何と変なものができた」と、日本人はみな驚いた。
しかるに、コンビニは、多くのスーパーや個人商店をを駆逐し、
現代日本にはなくてはならないものとなった。

時代は変わる。
人の知恵には、限りがない。










憲法を考えるときの基本書

2018-09-12 18:36:56 | 憲法
自民党の総裁選を機に、憲法改正問題が、
議論されるようになった。
筆者がどう考えているかはともかくとして、
国民のひとりひとりが、この問題に関心を持つことが求められることは
だれも否定できないだろう。
しかし、何はともあれ、憲法とはどのようなものか、知らなければ、
話は進まない。

参考書として、2冊取り上げてみる。
1冊目は、「憲法と平和を問い直す」長谷部恭男著。
啓蒙書として、適切である。
2冊目は、「憲法第6版」芦部信喜著。
これは、経済学においてはケインズの理論を知らなくては
話にならないくらい、
憲法学にとっての重要な本で、司法試験の参考書としても
使われる。

日本は法治国家であり、
法律に基づいた政治がされる。
その法律の基準が憲法であり、
日本国民は、日本国憲法をよく理解する必要がある。

ネットやテレビ、新聞の知識に振り回されず、
キチンと自分の意見を形成するには、自ら学んでおくことが
必須である。
しっかり、資料を読み込んでおきたい。

「聖の青春」の映画化~そして「泣き虫しょったんの奇跡」~

2018-09-07 12:50:22 | 映画
故・村山聖(贈九段)の話は有名である。
小学校入学前に、腎臓のネフローゼ症候群という重病にかかった。
そのため、小学校6年生まで入院生活。
しかし、ベッドの中で、将棋にひたる。
「将棋世界」等の記事を読み、詰め将棋を解き、面会人と指す。
こうして、将棋一色なのであった。
中学も、病院生活であった。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いであった谷川浩司を視野に入れ、
「名人になる」と夢をふくらませる。
中学生の時、森信雄七段に入門し、
さんざん世話になる。
ときに熱を出して入院するし、
命あるから、と言って、爪も髪も切りたがらない。
しかし、ときに入院しながらも勝ち続け、
17歳にしてプロ棋士に。
棋戦優勝2回、タイトル戦登場1回。
A級順位戦までのぼりつめ、八段となる。
病気は治らず、ときに不戦敗を喫する。
20代後半、腎臓癌となる。
そして、29歳にして癌で死去。

生涯勝率6割3分9厘。

羽生永世七冠はライバルで、
生涯成績は6勝7敗。

大崎善生の作品「聖の青春」は、村山がモデルである。
また、映画化もされ、大ヒットした。
松山ケンイチの好演は今も語り草となっている。

今日から、瀬川昌司五段の半生を描いた映画「泣き虫しょったんの奇跡」が
上映されている。
これもまた、楽しみな作品である。

図書館の現在・過去・未来

2018-09-06 18:40:36 | 読書
かつて図書館は、若者の教養の源であった。
書籍に関しては、多様に取り揃えていた。
また、大学生であれば、大学図書館に
多くの専門書が並べられていた。

現在、図書館は、多様なニーズに応えるようになった。

人口24万人あまりの茅ヶ崎市立図書館の現在。
館内にパソコンが備えられており、こどもも利用している。
図書を貸し出すことは、もちろんである。
視聴覚資料(CDやDVDなど)を貸してくれる。
雑誌は、過去のものなら、貸し出しの対象になる。
さまざまなサークルの場を提供する、という役割もある。
月1回程度の映画鑑賞会。
小さなこどもが対象の、絵本読み聞かせ会。
専門講師の講演会。
もっとも最近のものとしては、
日本七宝作家協会副会長の春田幸彦氏のお話があった。
現在進行中のものとしては、
読書感想コンクール(2018この一冊)の作品募集。

これからも、新しい役割を担うと思う。

大和市には、「シリウス」という、図書・芸術館兼用の
公私複合施設もある。

これから、高齢化社会が進するので
それに対応したニーズにこたえることも期待される。

50歳を過ぎて新しいことを始める

2018-09-03 22:12:14 | 趣味
人生は、何歳からでも変えられる、
というのは、日野原重明さんの主張である。
もっともだ。

昨日、七宝作家の早野総和さんの講演を聞いてきた。
現在77歳。
50歳の時、妻と「これから、何を始める?」
という話になり、彼は、七宝を始める、
と決めた。
もともと、東大工学部で博士号をとり、
企業人、大学人として生きてきた人である。
七宝、とは縁もゆかりもなかった。
しかし、一念発起し、松本先生と言う方に師事し、
50歳で始めて、77歳の今は、立派なプロとなり、
七宝作家協会の副会長として活躍されている。
見事な、作品の出来具合である。

わたしの畏友も、60歳の時、全くの初心者として、
将棋を始めた。
10年ののち、四段にまでなり、
老人ホームで将棋を指すボランティアをされている。

わたしもそれらに刺激され、
60代半ばにして、
文学のあるジャンルの勉強と創作を始めた。
まだ、海のものとも山のものともわからないが、
先達の成功は、励みになる。

生涯現役、でいきたいと思っている。