私の実家近くに、昔ながらの銭湯がある。
私が高校生の頃には既に存在してだいぶ経っていたので、少なくとも20年以上は営業している
それなりに年季の入った銭湯だ。
私も学生の頃より度々世話になったのであるが、今でこそ寂れてジジババの社交場と化してはいても
かつては「老若男女問わず巨乳が集まる」すごい風呂屋だったのである。
とにかくその湯に来る客は、若い姉ちゃんはもちろんの事
バアさんもコントみたいに、垂れた乳を首に巻けるレベルの巨乳なのだ。
なぜ乳デカばかりが集うのかは不明である。
その昔「まな板に蜂刺され」な貧乳だった私は、
いつも隅のほうで申し訳なさそうに小さくなって体を洗っていたものだ。
そしてその娘を産んだ母親も、やはり多少申し訳なさそうにそそくさと体を洗っていた(ような気がする)。
そこの経営者の親父がまたスケベな親父で、
間違ったフリをして、ボイラー室から女湯に入って来るのだ。
更にあり得ない事に、時折親父の背に隠れてその友人も覗いていたりする。
痴漢行為じゃないか!!
。。。と怒る人は、なぜかいなかった。
みんな慣れているのか、乳の大きさは心の広さと比例するのか(すごい偏見)
みんな平然と、何事もなかったかのようにスルーしていた。
相手にされていなかった、というのが恐らく一番正しいのかもしれない。
実家を出た後はその銭湯に行く機会はなくなってしまったが、
母に聞いた所最近は客の減りが激しく高齢化して巨乳率もめっきり下がったとの事。
そしてどうでもいい事だが、
母親は地元駅前のダンスホールで銭湯の親父に誘われたらしい。
日々巨乳を見慣れて飽きが来たのか、新鮮さを求めていたのかわからないが
母親に鼻であしらわれたらしい親父が気の毒でならない。
あの風呂屋に集っていた巨乳の方々は、どこへ行ってしまったのかなあ。。。
しみじみ。
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