続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

骨の頑丈さを目視確認。

2015-02-23 19:56:49 | 女の舞台裏。

今日、生まれて初めて、自分の背骨・椎間板・骨盤をまじまじと見た。

少し前から片方の臀部にうずくような痛みを感じることがあり、
「腰が良くない人は尻がこる」という奴だろうかと思いながら母に揉んでもらったり
ストレッチを試みたりしていたのだが、ここ数日で痛みが増強。
寝起きや座った姿勢から立つ動作に支障が出るレベルになってきた。

とはいえ、ギックリ腰のような激痛でもなく、長時間に渡って歩くこともできる。
「痛たたた」と言葉は出るが、家事も買い物もまあこなせる。
緊急性はないようには思うが、現在は絶賛求職活動中。
突然の悪化で面接に行けないとか、せっかく採用されたのに座学研修に痛みで耐えられない
。。。なんて事態になったら泣くに泣けない。
行けるときに行こう、とサクッと病院へ行ってきた。

行きつけの病院にてレントゲンを何枚も撮り、
もし骨に何らかのトラブルがあったらどうしようとビビりつつ診察室へ入ったら、
自身の骨の姿がドーンと貼られていたのである。

これまで胃腸や腎臓など内臓の様子を見せられた経験はあるが、背骨・骨盤を見たのは初めてだ。
牛乳好きが功を奏しているのかは定かではないが、
内臓がどこもかしこもガタがきている割に骨は丈夫な性質のようで、
これまで危険な局面においてヒビを入れたり骨折したりという経験はないのである。
かつてホテルで働いていたときなど、数百キロのリネンが乗った大型の台車に足の甲を轢かれたが
皮膚が凹んだだけで骨は無事だった。
足の甲は骨が細く、もし粉々に砕けたりしてたら大変なことだった、と受診した先の先生に言われた。
その際に貼られていたレントゲン写真には、無事だった足の骨とその上を車輪が通った跡がくっきりと写っていた。

そんなわけで、症状の説明で見せられた自分の骨は、私にはとても興味深いものだった。
ひと言で言うと、すっごく頑丈そうであった。
がっしりした背骨がドン!ドン!と連なっており、椎間板も何だか分厚くしっかりしてて、
骨盤もバコーンとでかくて、骨を見ただけで「こいつキック力すごそう!」と相手をビビらせるような
猛者オーラが発せられていた。。。ように思えた。

そうか、こんなすごいのが体内に入っていたのか。
そりゃあスノボでヤバいこけ方しても足を数百キロの重さで轢かれてもビクともしないわ。
と妙な合点のいき方でしみじみしながら先生の説明を聞いていた。
診断はやはり「骨は関係ない、ただ単にケツの筋肉が痛いだけ」というものだった。

単なる片ケツ痛かよ。何だか大騒ぎして病院まで来て恥ずかしいよ。
しかも、まったく心当たりないよ。無意識で片方だけケツを痛打とか、それどんな状況?

色々と腑に落ちない点はあるものの、今日のところはケツに電気を当てられて帰ってきた。
電気療法は、二十代の頃にひどい肩こりで通っていた医院でずっと受けていた経験があるのだが、
何回やってもくすぐったくて悶えそうになる。

市販の低周波治療器でも、出力を最強レベルにしても「いまいち効かんなあ」と思ってしまう私だ。
これって慣れない人だと最強レベルで失禁してしまうほどらしいのに。

今回も、当てられた途端に「うひょひょひょひょひょ!」と奇声を上げて施術者を怯えさせ、
強度調節であまりに上げてもらいすぎて「あまりに強くても逆効果ですよ」と諌められた。
何だろう、鈍いのだろうか。刺激が弱く感じられて、くすぐられている感覚なのだ。
次回は頑張って奇声を上げないように耐えよう。これでは、治療というより修行だ。

そんなこんなで、骨は頑丈とわかったが、肝心のケツ痛はあまり改善していない。
ストレッチが効果的らしいがとにかく痛いし、治療も電気当ててシップ貼るくらいだ。
痛み止めも出してもらったが、ずっと飲み続けるのも何となく抵抗があるし、困ったものである。
先日、開き直ってプールに行ったら少し症状が緩和したので、安静よりも動かした方がいいのかもしれない。

40代は体の変わり目だと聞くけれど、本当にその通りだなとビックリする。
四十路すぎた途端に色々出すぎだ。
もうこうなったら出たもの全部きちんと対処して、楽しいシルバーライフに備えたい。
元気なばあちゃん目指し隊。

しかし悪いことばかりでもない。
この年になって、目が二重になってきた。
むくんだりすると戻るが、徐々にちゃんとした二重になりつつある。
そして、明らかに十代・二十代の頃より目が大きい。

若い頃は一重まぶたが不満でたまらず本気で整形も考えたくらいなのに、
ある程度そういうのがどうでもよくなった今頃になるとはままならないものだ。
両親共に一重⇒二重の道を辿ったらしいので、どうも遺伝らしい。
確かに、目が二重になったときの顔は亡き父親そっくりだ。

母曰く「四十代からいい顔になる血筋」とのことだが、今ってもうBBAじゃん!遅いわ!
言っても詮無いことだけど、やっぱり若いときになって欲しかった。

そんな私の今後の目標は、ズバリ宮崎美子氏だ。
彼女は年を重ねても本当に可愛らしい。
年齢相応のシワとかたるみがあってもなお、その可愛らしさは損なわれていない。
知的なところも好ましい。
これからできるだけアンチエイジングに励むつもりではいるが、
衰えない魅力を身につける努力も怠らず頑張っていこうと思う、41歳の冬であった。バカボンのパパとタメ。


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