唐突にカミングアウトするが、私はIBS(過敏性腸症候群)を患っている。
どのような病気かというと、サクッと言えば「ストレスで腹の調子が悪くなる病気」である。
この言い方をすると「誰にでもよくあること」という印象なのだが、IBSは自律神経失調症の一症状であり、
他にもめまいや蕁麻疹、肩こり・頭痛などの症状を併発している人も多い。
私の患い歴は長く、子供の頃には既に朝の腹痛に悩まされ、学生生活においては
気兼ねなく入っていられるトイレ探しに難儀した。
社会人になってからは、
授業中シーンとしている中で挙手をしてトイレへ行く、とか
することもないのに、連れションする習性のある同級生たちがグダグダとたまり続ける激混みのトイレで、
用を足すに足せずに具合が改善しないまま涙目で個室を出ざるを得ない。。というようなプレッシャーはなくなった。
しかし、朝の通勤時に起こる腹痛および不調は変わらず、ラッシュ時の電車やバスに乗らねばならないことは大変な恐怖だ。
今でも苦痛は続いているのである。
さて。
ずっと自分のことを「ただ単にストレスに弱いハライタ女」だと思ってきたのだが、
20代の頃に医者からこの病気だと指摘されて、初めてこの症状がちゃんとした病気なんだ!と驚くと共に、
これまでの色々なことが腑に落ちる思いを味わった。
そして、問題は内臓そのものではないことにも衝撃を受けた。
ではどうすればいいのかと。
少し前に、この病気をPRするCMが流れていた時期があった。
ストレス社会の弊害なのか、近頃はこの病気を患う人が増えているようだ。
この病の厄介なところは、通勤・通学という普通の人が避けて通りづらい習慣に支障をきたす点で、
症状の重い人になると、ひどくつらい思いをした記憶がトラウマとなり、電車に乗れなくなってしまったり
人前に出られなくなってしまったりするのだ。
とはいえ、症状自体は普通の人がよく経験することと変わりないので、病気と認めてもらいづらい。
腹の調子が悪くて遅刻したなんて、一度くらいなら「仕方がないな」と思ってもらえても、
症状の重い人はそれが毎日なわけで、「ただの遅刻に言い訳している」と受け取られることもある。
そうしている内に、だんだん平日の朝が怖くなってくる。
起床し、朝食を食べるまでは何ともなくても、その後から家を出るまでの間に強烈な腹痛が襲ってくる。
脂汗が出るレベルの痛みだ。
(私自身、現在は通勤することはあまりないのにも関わらず、この症状が出てしまう)
出発しなくてはいけない時刻が迫ってくるのに、腹は不調のまま。
何とか収まりをつけて家を飛び出せば、駅までの道のりでまたトイレに行きたくなる。。。
ってのをIBSの人は繰り返しているのである。
病院、コンビニ、駅ビル、オフィスビルなど通勤途中にあるトイレの位置を事前に確認し、
調子の悪いときは一駅ごとに下車してトイレに行き。。。それが毎朝だと想像してみて欲しい。
正直、家から出たくなんてなくなる。
受診すれば色々な薬は出してもらえるが、どれもパンチが弱く「これがあれば大丈夫!」というレベルのものが
見つかりにくいのが現状だ。
一番いいのはドーンと構えて「大丈夫大丈夫!」と根拠がなくてもいいから心配をしないでいることなのだが、
それができるタイプならそもそもこの病にはならないのではないかと思う。
考え方のクセは性格によるところが大きいし、この年になるとそれを大きく変えるのはとても難しい。
やはり、各所のトイレを確認しつつ何とかやり過ごしていくのが、もっとも現実的な対処法なのかもしれない。
さて、なぜ長々とこんなことを書いたかというと、実は明日ひさびさに単発バイトを入れているからなのだ。
仕事内容とか勤務地とかの条件はともかく、朝の腹痛が私にとっては一番の問題であり、
そのことを考えるだけで前日の時点で腹が痛いのだ。
どんだけ豆腐メンタルなのかと自分でも呆れるが、不調は不調なので嫌なものである。
しかし、世には病と闘いながら立派に日々のあれこれをこなしている方もたくさんいると考えると、
こんなことぐらいでグジグジ言ってる自分の小ささに情けなくなってくる。
思い返せば、高校の修学旅行にて水あたりでトイレに篭城し、学年全体の出発を待たせたことがある私じゃないか。
そのときに比べれば、たまのバイトなんて。。。と気持ちを奮い立たせると共に、
「よく平気な顔して卒業までいけたもんだ」
と自分のツラの皮の厚さに感心もする今日のヨメなのであった。もしかして、豆腐メンタルじゃないんじゃ?
テレビでのCM流れていたのは記憶に新しいですね。
どんな疾患も周囲が理解してくれない部分が
よりストレスになったり、更に悪化したり見えない
諸症状の「恐怖」(笑)にビクビクしながらだから
健康的な人からの理解を得ることって
出来ない辛さって切実ですね。
私は、緊張から頻回な尿意が(笑)もっぱらの
悩みです(´;ω;`)
これ・・・末っ子1年生も似ていて緊張すると
すぐ「おしっこ~」→トイレ→∞ループで
お遊戯会とか最近じゃ・・・入学式で
「おしっこ~!!!」で大変でした(笑)。
学生時代、トイレがない場所には行けない状態でした。
実家から通っていて満員電車を何度も降りてトイレに駆け込む習慣が抜けずに、自転車で10分程度の場所に引越して暮らしていました。
就職活動とか大変でした。
私自身はパニック症候群というトラウマの一種だと自分を慰め、自転車→バイクで遠出をしていくことをして徐々に距離に慣らしていきました。
今では寝不足なども加わっていたのだろうと思っています。元々軟便系ではあるんですけどね。
この年になれば腹下ってトイレ。。。も特に恥ずかしくないんですが、
学生の頃はつらかったです~orz
何か、腹が下っているのがとても恥ずかしいこと!みたいなムードがあって。
あれって何だったんだろう。思春期?
今は容赦なくトイレで解消できるようになったので、ある程度は気が楽になりますた。
尿意も大変ですよね!
私は腎臓もアレなので、水分をたくさん摂るから気持ちわかりますYO!
母は近い上に、なぜかギリギリまで我慢するくせがあるので、
一緒に外出するとより一層スリリングです。
大なり小なり、シモの問題は大変ですね(´;ω;`)
大変だったのですね。。。よーくわかります(´;ω;`)
ストレスなどの精神的問題だけでなく、生活習慣や健康状態も影響してきますよね。
今でも職場を選ぶポイントは「トイレの質」である私ですが、
(そのため、いっそのこと出勤しなければ解決!と思い在宅業務も始めたのですが)
プール通いや漢方で何とか改善したいと頑張っています。
配偶者控除がなくなったときに、トイレ基準でなくても職場が選べるようになるといいのですが(情けない)。。。
同じ症状の人の話を聞ける機会がこれまでなかったので、
克服に向けての励みになりました。
ありがとうございました!