かつては我が家で唯一の愛猫であり、家の中のすべては自分の縄張りだった弥七たん。
小さな鉄砲玉・銀二が我が家に来てからは、強引で押しの強い銀ちゃんに縄張りのほとんどを明け渡し、
秘密基地にしていた押入れまで奪われても、じっと我慢の子で一度も銀ちゃんに怒ったりしなかった、
心やさしきお兄ちゃん(ただし、年齢は銀ちゃんの方がだいぶ上)である。
しかし、自分だけの場所をなくした寂しさでしょんぼりしている姿を時折みかけるにつけ、
やっぱり無理してたんだ。。。とそのいじらしさにうるっときたヨメ。
専用の猫ベッドでも用意してあげよう、そうだ、どうせなら愛情たっぷりに手作りしようではないか!
と思い立ち、チクチク手縫いしてみた。
とりあえずは簡単なところから。。。と、100均クッションで作るタイプに挑戦。
作り方は至って単純で、枠部分+底の計5枚のクッションをそれぞれ縫い合わせるだけ。
web上にまとめまであるので、猫飼いの間ではポピュラーみたいだ。
さっそく出向いた自宅近くの100均では気に入るデザインのクッションが見つからなかったのだが、
思い立ったらすぐ行動に移したい方なので練習用と割り切って購入。
まずは枠部分のクッションを二つ折りの状態で縫い合わせ、小さな枕状にする。
よく縫い物をする割に携帯用のソーイングセットしか持っていないので、今回もその中にあった短い針でチクチク縫う。
どの縫い方がいいのかは説明になかったので、細かくブランケットステッチしてみた。
作り方には、
「大き目のにゃんこ用の場合、
四方を完全にくっつけてしまうのではなく、一箇所を開けて脚を伸ばせるようにするのがいい」
とあったのでミニ枕は三つのみの作成で済んだのだが、二つに折った部分が戻ろうとするので少々縫いづらく、
思ったより時間がかかった。
次に底になるクッションにミニ枕を縫いつけ、枕同士を更に縫い合わせる。
これまた縫いづらい箇所に苦難しつつ、何とか三つドッキングさせる。
この段階で、どんな具合か確認しようと床に置いたところ、それまで興味深そうに縫う様子を見ていた弥七たんが
「もういいの?!」
といった態で入り込み、どっかりと腰を据えてまったりしだした。
あ、あのう、まだ出来上がってないんですが。。。
作っている間、旦那と
「ここまで熱心に頑張って作っても、ぜんぜん使ってもらえなかったりして」
「それならまだいいけど、出来た!と設置した途端に、気持ち悪くなった銀ちゃんがその上で(以下自粛」
などと話していたので、さっそく使ってもらえてかなり嬉しいヨメ。
だがしかし、それはまだ未完成品なんだけど。。。
あまりにくつろいでいるので、どかせるのも可哀想で、仕上げは日を改めてすることに。
そして本日。
弥七たんがちょっと席を立った隙を狙い、すぐ返すからね!といいながら仕上げ敢行。
仮留め部分を縫い合わせ、脚を伸ばす用のクッションを縫い付けて完成☆
さあ弥七たん、存分にくつろいでくれたまえ。
ナイスだネ☆
こうして、あふれるヨメの愛情をひと針ひと針に込めて作り上げた猫ベッドはめでたく完成し、
弥七たんにも気に入ってもらえて心配は杞憂に終わった。
あとはいつものように銀ちゃんに奪われなければいいのだが。。。
そうなったら仕方ない。またヨメが心を込めて新ベッドを作ることにしよう。
それにしても、そろそろまともな裁縫道具を買わねば。
小学生の頃の裁縫セットがあったらなあ。
大掃除のときにでも、母に頼んで探してもらおうと心に誓う、今夜のヨメであった。
大型ニャンコは枕必須。。。まさにその通りです!
弥七たんも前は腕枕で寝ていたのですが、ちゃんとした枕の方が良かったようで
今はやってくれません(´;ω;`)
生地によっては時間かかりそうなので、縫いやすい布地のクッションを選ぶと
さくさく捗って早く出来上がると思います。
作った暁には、ぜひぜひお披露目してください~!
ウシ君は爺さんの腕枕で寝る始末…
私も時間を作って、チャレンジしてみます…
私の掛け布団が猫ベッド代わりになっていて
暑いのに収納出来ませんねん( ̄▽ ̄)
日頃、労をねぎらわれることがあまりないもんで、本当に嬉しいです(´;ω;`)
枕、弥七的にかなりヒットだったようです。
しかし、同じお気に入りの体勢でばかり使用しているので、
早くも形が崩れつつあります。。。
自分が作ったものが喜ばれるっていいものですね。
お褒めの言葉、ありがとうございました☆
あの枕(顎乗せ)の部分がきっと、彼ら的には重要なんですよね。うちの子も顎乗せるところがないと、微妙に不満顔します(苦笑)。
うん、いいベッドだ! 素晴らしい!
しかも、早速寝てくれるなんて感動。きっとpada01さんが作っているのを見ながら、わくわくそわそわしてたんでしょうね。かわいい。
優しい弥七たん、思い存分くつろいでくだせえ。
銀ちゃん、欲しかったら奪わずに、そっとママにおねだりするのよ~。