父が、弟を選んだからと言って、
その愛までも疑う事はなかった。
父は私も愛してくれていたのに。
おそらく、耄碌してしまったから、
身近にいる弟しか頼れない、と思ったのだろう。
そうして、弟は彼にとって、最大のライバルである、
私を排除しにかかっているのだろう。
父を抱き込んで。
これまでも父に数々の酷い言葉を投げかけられた。
現在、一番辛い時なのに、
なんの優しい言葉もかけてもらえなかった。
離婚するな、
もう、二度と帰ってくるな、
お金はないぞ、
そんな保身の言葉しか貰えなかった。
けれど、それも父が今、弱い立場でしかないから、
仕方ない事なのかもしれない。
そう思って、許すことにした。
父は弟が生まれた時、男の子が生まれたと、
大喜びしていた。
その姿が幼い私の心に焼き付いている。
ああ、私は女の子だから、父には愛されないんだな…とぼんやり思ったものだ。
その私のインナーチャイルドが、泣いているのだ。
もちろん、そんな記憶はとっくの昔に浄化したと思っていた。
けれど、ずっとくすぶっていたんだな。
今日、それを感じた。
私はあの時の記憶を癒そうと思う。
男の子だけじゃなく、女の子の私も愛されていたんだよと。
女の子だって、父にとっては、可愛い子供だったんだよって。
私が、二年間、父や故郷を切り離そうと努力したけれど、出来なかったのは、根本には、この父の愛を感じていたからだろう。
そして、私もまた、父を愛しているのだ。
私は今日もタイミングが合わず、父に私がいつでも帰ってくるからね、と言えてはいない。
けれど、心の中ではそう言っているので、
いつかは感じてくれるだろうと思っている。
私は父に愛されていたんだ。
それが今日分かって、
とても嬉しい。
☆それでは今日も良い一日を。
その愛までも疑う事はなかった。
父は私も愛してくれていたのに。
おそらく、耄碌してしまったから、
身近にいる弟しか頼れない、と思ったのだろう。
そうして、弟は彼にとって、最大のライバルである、
私を排除しにかかっているのだろう。
父を抱き込んで。
これまでも父に数々の酷い言葉を投げかけられた。
現在、一番辛い時なのに、
なんの優しい言葉もかけてもらえなかった。
離婚するな、
もう、二度と帰ってくるな、
お金はないぞ、
そんな保身の言葉しか貰えなかった。
けれど、それも父が今、弱い立場でしかないから、
仕方ない事なのかもしれない。
そう思って、許すことにした。
父は弟が生まれた時、男の子が生まれたと、
大喜びしていた。
その姿が幼い私の心に焼き付いている。
ああ、私は女の子だから、父には愛されないんだな…とぼんやり思ったものだ。
その私のインナーチャイルドが、泣いているのだ。
もちろん、そんな記憶はとっくの昔に浄化したと思っていた。
けれど、ずっとくすぶっていたんだな。
今日、それを感じた。
私はあの時の記憶を癒そうと思う。
男の子だけじゃなく、女の子の私も愛されていたんだよと。
女の子だって、父にとっては、可愛い子供だったんだよって。
私が、二年間、父や故郷を切り離そうと努力したけれど、出来なかったのは、根本には、この父の愛を感じていたからだろう。
そして、私もまた、父を愛しているのだ。
私は今日もタイミングが合わず、父に私がいつでも帰ってくるからね、と言えてはいない。
けれど、心の中ではそう言っているので、
いつかは感じてくれるだろうと思っている。
私は父に愛されていたんだ。
それが今日分かって、
とても嬉しい。
☆それでは今日も良い一日を。