とは、一つの指標である。
そこをクリア出来たものには、さらに新たな指標が与えられる。
それが、
汝の隣人を愛せなかった時は、
手放せ
と言う事だと思う。
その相手に執着しない。
その相手を振り向かせようとか、
逆におもねったりとか、
好きになってもらおうとか、
逆に嫌いになろうとか、
機嫌を取ろうとか、逆に機嫌をとってもらおうとか、
そんな依存と執着を手放し、
相手も自分をも解放してあげる事。
つまりは、関わり合いになることを諦めること。
それが、人間関係の最終目的地なのだ。
汝の隣人を愛せよは、
誰にでも出来ること。
ようは自分の気持ちに蓋をして相手を愛すればいいだけのことだから。
けれど、愛せなかった時、どうするかは、その個人の裁量に任せられている。
隣人を愛せなかった時、どうするか?
それは、いろんな努力をしてもダメだったと分かった時、
相手の事を手放す事。
相手が自分の事を嫌う権利を認める事。
そうして、自分にも嫌いな人や苦手な人がいる事を認める事。
そんな弱さを持つ自分を愛する事、
に他ならないだろう。
この世にはどうしたって合わない人がいる。
そんな人は、私たちに大いなる気づきを与えてくれるだろう。
自分が何が苦手なのか、嫌いなのかが分かるからだ。
結局のところ、相手を見て、自分のことが分かるのだ。
相手に好きになってもらわなくてもいい。
自分の事を嫌っている人がいてもいい。
だからといって自分の価値が変わる事はないのだから。
あなたはあなた。
自分の世界では、全ての人に愛されているのだから。
☆それでは今日も良い一日を。