日帰りで治療を受けてきた。
今度の先生は女医さんでとても親切。
でも、せっかく入れた右の奥歯の三連ブリッジを切って取れと言われた。
なんでも治り切っていないのに被せたので、抜歯した歯が取り切れておらず、それで痛むのだと。
ブリッジの隙間から器具を入れて取り出すのだけれど、相当大変で、まだ残っていると言われた。
左の痛む歯は、やはりヒビが入ったいるので、抜けと言われたが、嫌だと言うと、薬を入れてくれた。
体に負担のない薬だと言われた。
先月急遽治療をした後から痛みは取れたが違和感が否めず、それは脱脂綿を入れていたからだそうで、
その違和感も無くなったが、
はてさて、これからどうするかと悩んでしまった。
帰りの飛行機で、ここ何年かの痛みや色んな病気の事を考えて、もう死にたいと考えた。
母も父も亡くなり、もう生きていても仕方がないなぁと。
このまま、肉体が朽ち果てていくのなら、もういっそのこと、この世から消えてなくなりたいと思った。
父の優しかった生前の声が聞こえてきた。
父が死んでから、初めて寂しくて涙が出て出た。
お父さん、大好きだったよ…と。
改めて自分はひとりぼっちになってしまったと思った。
私を支えてくれる人はもうどこにもいないのだ。
空中にて、眼下に雲が広がって、空には成層圏との間にオレンジの夕日が広がっていた。その美しさに見惚れながら、やはりもう自分は生きていても仕方がないと思っていた。
飛行機が降下して、雲を抜けると、そこは真っ暗闇だった。
飛行場へ降り立つ時にふと見ると、飛行機の翼に、赤いハートが見えた。
私の乗った飛行機のシンボルマークはハートだったのだ。
それに気づいて、私は思わず微笑んだ。
そうか、そうだったんだ、ハートだったんだね。
見えない何かが、私のことを愛しているよ、よくやっているね…と言っているような気がした。
今朝もあまり気分は晴れないけれど、
生活の事もあり、また生きていてもしょうがない…と思ったりもするけれど、
とりあえずこれから歩いて仕事場のジョイフルまで行こうと思う。
そうしたら、少し落ち着くかも…。
☆それでは今日も良い一日を。