parismaris's days*

秋のバラ、爆咲き! (庭だより*2023.秋)

例年より少し遅れて、わが家のバラたちが今、秋の開花のときを迎えています。


7月の末に気温が40℃を記録したときから、「最悪、いくつかはこの夏を越えられずに、枯死するかも…」という悲壮感いっぱいの覚悟を持ちつつ、一日も目を離さずに世話をしてきました。

なので、実のところ、秋の花なんてまったく期待していなくて。

「開花なんて二の次、三の次でいいから、とにかく生き延びろ…!」という気持ちだけでここまできたので、先月の半ばに蕾がつきはじめたときでさえ、「あら…?咲くつもり…?」という戸惑いしか感じられなかったほどです。


それが今、爆咲き。

それも、春季なみに、爆咲き。
…なんでなん。(いや、もちろん嬉しいんやけど)


今日は、そんな秋バラのおはなしです。


ポットローズ 『プリンセス・インフィニティ』

いわゆるミニバラですが、花の大きさはミニなんかじゃなくて、立派な中輪。
そして、涼やかな香りもほんのりとあります。

この花は、春よりも秋がきれい。
淡いサーモンピンクに深みのあるオレンジ色が乗って、シックに素敵です。



WABARA 『風月』

なかなか株が太らなくて、妙にひょろ長く生長してしまっています。

…が、花は年々大きく咲くようになり、香りも上々。

これはこの秋ふたつめの花ですが、このバラの特徴である花びらの紅い斑(ふ)が、とてもバランスよく出ました。




ちなみに、こちらが今季の始めに咲いた花。

まだ気温が高かったころについた蕾だったせいか、紅色の斑がべったりと大きく出ています。

花弁の巻きもあまくて、上下の画像では違うバラのようですね。



『フランシス・デュブリュイ』

これが一輪咲くだけで、周囲がうっとりとした香りに包まれます。

古い品種らしい、エレガントさにあふれた繊細なバラです。



『芳純』

春の花は強いサーモンピンク色ですが、秋にはこんなソフトな色に咲きます。

それでも、香りは春と同じくらいに豊か*

うっとりするほどかぐわしいのに少しもクドくなくて、いつでも何度でも嗅ぎたくなる香りです。



『オードリー・ヘップバーン』

ふんわりとした、緩い巻きが特徴の、大輪の花です。

うちのこのお嬢さんは、いつも夏バテがひどいのですが、今年はなんとか葉を多く残すことができて、秋にもこんなにも大きな花を見ることができました。

少しスパイス味のある、フルーティーな香りがお気に入り*



『オーシャンソング』(切り花品種)

切り花からの挿し木チームの、初期メンバーです。

7年間育てて思うのは、切り花品種って、パワーが違う。
枝はびゅんびゅん真っ直ぐに伸びるし、花もガンガンつける。

同じバラなんだけど、園芸品種とはDNAから違うって感じ。

このオーシャンソングも、それに違わぬ咲きっぷりです。



『スペード』(切り花品種)

やわらかな黄色のグラデーションが、とてもきれいに出ています。

横張りで背が高くならないので、道路に面したバラ園(元駐車スペース)の最前列に置いているせいか、道行くかたに「これは何というバラですか?」とよく聞かれる花です。



『アバランチェ』(切り花品種)

白いバラは、いいですね。
甘すぎることも凛々しすぎることもなくて、目にするとホッとします。

秋は中心のクリーム色がやや濃く出て、まろやかさが一層際立っているから、余計にそう感じるのでしょうか。

これで香りがあれば、完璧なんだけどなぁ。



『ピーチアバランチェ』(切り花品種)

うふふ、かわいい*
サーモンがかったベビーピンク色が秀逸です。



『エクレール』

私が挿し木したころは切り花としての流通のみでしたが、現在では園芸用としても苗が売られています。

スプレーバラなので、こんなふうに枝分かれしてどんどん花をつけます。

主役にはならない花だけれど、あしらいとして重宝しています。



このバラたち以外にも、まだ蕾のものがいくつかあります。

そのなかには、今春に挿し木が成功した、ニューフェイスも!

咲いたらまた改めて、見ていただきますね*

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