お静さんは いまだにヒノキさんと仲良くなれません。
なぜなら ヒノキさんは いかなる猫とも同居したくない
孤高の猫だからでございます
定位置
近づき過ぎると キャリーバッグに自ら籠って
お静さんに恐ろしい唸り声で威嚇します 悪魔の箱です。
「怖い~~」
尻尾ぼわぼわにしながらも 一緒に遊びたいお静さん…
どうやら 白黒猫には 良いイメージしかないようで
子供まで孕まされたのに しょうのない娘ですな。
「おじさん 来た~」
初めての彼氏が奴だったのが 一番の間違いね
「おじさん好き~」
元気出せ
ほらね 覚えちゃいねーし。 優しかったのは 繁殖目的
奴よりいい生活してるんだし そろそろ忘れなさい。
あんなゴロツキのことなんかさ。 ちゅ~るで洗い流せ
「わかった~」
ついでに (エロ)オヤジにも 一本やっとこうかね。
「なんか用か」
「どろどろのやつか」
あの美女にも それくらい近づいてあげたらいいのに。
素直でいい嫁じゃないの。 別れて正解
正反対で あんたにゃもったいない。 あーもったいなーい。
「だから捨てたんだよちゅ~る出せ」
そーかいそーかい 言い訳にはなるか。
結果的に いいことしたつもりなんでしょー
「新メニューだな」
お魚味みたいよ
「ほほぅ」
「…まぁまぁだな」
がっついてますけど(笑)
毛並みの悪いチンピラではありますが 可愛いオヤジです。
お静さんの気持ちも わからんでもないのよね
「わからんわ…」
ヒノキさんと奴とは なぜかお互い 網戸越しでも威嚇しません。
ちょっと睨み合うだけです
喧嘩上等気質同士 何か 共感し合うものがあるのでしょうか…
ところで 次元君の先輩 きなこ君は
次元君のいる部屋を ずーっと見張ってるそうです。
ストーカー
興味があるということは 仲良くなる希望があるということね。
頑張っていただきたいです