Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

手島いさむ ソロライブ@札幌COLONY 2011.11.3

2011-11-09 23:00:00 | ライブ
テッシーのライブを見に行ってきました
まさかテッシーのライブレポを書くなんて思ってもみなかったですが。何せテッシーソロを聴いたことが無かった
ツアータイトルは『手島いさむ LIVETOUR 2011 秋』。いつもこんなにシンプルなのでしょうか(笑)。

なんで行こうと思ったのかというと、結構テッシー好きなんですよ。
ユニコーン再結成後のいじられ方がいい。ほんとに愛のあるいじり方でテッシーのいいところが出てかなり美味しいと思う。
2009年ライジングサンではユニコーンのライブ中ついに叫んでしまった。『テッシ~~~~~!!』と。
勤労ロードショーの大迷惑の前にやらされるMCとか、SMAと叫ばせられるところとかたまらん。最近はそこだけ見ている(笑)。
それよりも、ユニコーンの中でじわじわと好きになっていったデーゲーム、自転車泥棒という大名曲が両方ともテッシー作。かなり好きな曲でそれを作った男のライブは見ておきたいと思ったのだ。数年前に阿部の曲もかなりいいことが分かりソロになだれ込んでいった経歴アリ(笑)。
なにせ、俺のリアルタイム(と言っていいのか?)で初めて買ったアルバムがベリー・ベスト・オブ・ユニコーン(ジャケットが立体になってる限定盤)。これに入ってる曲は民生作品だったけど、後にアルバムを聴いたりDVDボックスで見たりすると隠れた名曲が多数入っている。聴いたことなかったやつでいいと思った曲はほとんど阿部だったりしたりと意外な発見があったりして。ちなみに初めて聴いたのは働く男、初めて買ったシングルは『雪が降る町』、ミニアルバムは『EBI奥田阿部西川手島』でした。
その辺の話は結構面白いのもありますが長くなる(もうこの頃民生が既に陽水とやってたとかね)のでまたいずれ。


COLONYでのレビューですが、とても狭いライブハウスですが、バーカウンターとホールが分かれている。初めて行きましたが、こんな近いところで見れるとはと少々ビビった。
開始直後の入りはそれほどでもなく、結構前が開いていた。ツーマン状態のライブでしたが、前半はaoという若いバンドのライブ。演奏がうまく、いいバンドだと思いました(テッシーのことをてじまさんと言ってたけど・・・)。

1時間後、ついにテッシーのライブが始まるという時には、aoファンの皆さんが後ろに下がる。いいんすか?と思ったが、2列目くらいに移動した(最前列は緊張してノリきれないし、目のやり場に困る)。
終る頃には会場は程よく埋まってました。

ステージ上にはテッシー手拭いが貼ってあるアンプが。物販ではこの手ぬぐいや通販しているTシャツやCDが売っていた(手ぬぐいの横には、アンプに貼ってある!!という張り紙が(笑))。この時点で誰も買っていなかったし売る人もいなかった(なぜかは後でわかる)。

バンドのメンバー自らが楽器のセッティングを行い、登場。ドラム、ベース、ギター、そしてテッシー(歌とギター)という4人編成。

最後にテッシーが入場するのだが、なんというか、ものすごい傾き方でソソソソ・・・と入ってきた(緊張していた??)。
『テッシーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!』と叫んでみるが、ノンリアクション(笑)。かなり細いズボンを履いていた。痩せた?。ロザリオみたいなのがついた帽子をかぶってました。

演奏が始まってもかなり表情が硬い。1曲目は歌ものだった。
歌ものとインストがほとんど交互に演奏されたが、歌ものはカントリーロック・ポップス的でかなりポップ。インストはメタリックなロック。というように、ジャンルが大幅に変わる。
歌ものは緊張しているが、ギターは楽しそう、というような感じでした。

2曲ほど終り、MCに入ったらまたこれが、緊張していらっしゃる
肩すくめて腕組みながら話して、声ちょっと震えてるみたいな。・・・イイ。思った通りのライブだ。ギター弾いてる時と、歌ってる時、さらにトークの落差(笑)。

トークは後半に入ると絶好調に冴え、こちらの脳が情報を処理できない状況に(笑)。手島いさむ大百科の素材を聴いているような感じでしょうか。全体を通しては手島いさむ大百科を聴いているような感じとも言える。
って書くとふざけてるようですが、歌ものはメロディ、インストはギターの演奏が楽しめる。やっぱギター弾いてるテッシーが一番かっこいいと思います。

アンコールはすぐ登場。ライブハウスだと助かりますねと言いつつ、普段は奥田さんが歌いますが今日は作った私が歌います、と言って始めたのが『デーゲーム』。間奏はハードなギターソロでした。これは静かな感動。


MCの内容を紹介。
・『ユニコーンの活動は今年はもう終わり。来年のスケジュールは全く決まってません』(来年は全くやらないんじゃないかくらいの雰囲気でした)。テッシーは毎日でもいいけど、休みたい人がメンバーにいるからだそうです。
・『来年のJUNK!JUNK!JUNK!も倶知安じゃない。』
・『歌は奥田さん(民生)が歌うように勧めてくれた。』
・『今年はユニコーンで色々働いたので、車を買った。前に買ったのは11年前。両方ともスポーツカーで2ドア。 前に勝ったやつもある。最近の車はパネルが凄い。ついていけない。』
・『最近は色々発達して凄いんでしょ?。おじさんはついていけないが・・・。スマホで音楽送ったりできるんでしょ?。昔ユニコーンで色んなレコード会社にカセットテープで送ってたけど。今の若い人はテープって言ったら英語の教材?なんて言ってね。当時はメタルテープの方がよい?なんて言いながら悩んだりしてね。』 メタルテープのくだりで会場、噴く。
・『次のナンバーは・・・ナンバーとか言わんか、次のソングは・・・』 ナンバーで噴く。
・『~じゃな~い?』を多用していた。SAMURAI5で突然振られても対応できるように普段からやっておかないとね、だそうな。
・『正直こんなに入ると思いませんでした、ありがとう。』
・『昔やっていたような、音楽スクールの講師の仕事や、関東ローカルTV番組の仕事の話が来ている。グラビアの人が音楽やっても大したことはないけど、自分もグラビアはできるわけではないし、音楽で死んでゆくわけです。』え~~??(笑)。
・『番組は○○○(テレビ局)で。チャンネルで言うとU』 Uで噴く。
・『後でCD売るから、買ってくれればパッと剥いてサインとかするから』
・『そうそうそうそう、というのが口癖と、ヤック(八熊慎一)に言われた。ユニコーンうざいと。』
・『奥田さんと話すテンポが合う。自分と奥田さんが笑うと、2,3秒遅れて阿部とEBIが笑う。川西さんはわからないみたいな。』
・『テッシー3曲も続けて歌ったよ!!』(カミカミで)
・『アレルギーの値が半端じゃない。』太ももはスベスベらしい(大百科でも言ってたような・・)。

みたいな感じですが、もっと話していた。思いだしたら書きます。
今にも『ダニ、アース』と言いだしそうな感じでした。

終演後、会場の人が、物販で手島さんがサインをして下さいます、みたいなことを言っている声が聞こえた。もう何の迷いもなく向かったら、物販ブース内にテッシーがドーンと立っていた(笑)。
自分の前の人がタオルとか買ってサインをもらっていた。一枚のポストカードみたいなものに。
テッシー『なにそれ?』
前の人『代々木で当たったんです』。テッシーのポストカードらしい。
そしてテッシーに札を渡している。。。凄い光景。

早くも自分の番です。

テッシー『はいはい』
俺   『えーと、このCD(SQUEEZE)と』
テッシー『うん、SQUEEZEね』
俺   『それと紺色のTシャツのLを下さい』
テッシー『紺色のLね』

(なんすかこの会話(笑))

テッシー『今、CDのビニール開けてサインするからね』
俺   『!! これにもお願いしていいですか?(とZを差しだす)』
テッシー『いいよお!』

(超ドキドキしてます。 ビニールむいて捨てた―!)

俺   『こ、コピーバンドをやってまして、この間デーゲームやりました。だから今日聴けて感動しました』
テッシー『そうなの~ありがとう』(と言いつつ、サインペンのインクが出ず焦る)
ベースの人『Tシャツ、紺はLがないみたいなんですけど』
俺   『そうですか、じゃあグレーで』
俺   『うちのバンドの鍵盤の息子がテッシーの大ファンなんですけど今日風邪で来れなかったのでなにかメッセージをいただけないですか?』
テッシー『季節のものだからねぇ・・・』(残念そうに)
ベースの人『グレーもないんですけど・・・』
俺   『じゃあ白で』
俺   『来年もまた来て下さい』
テッシー『おお、また来るよ!。何らかの形でね。』
テッシー『いくらだっけ?』
ベースの人『5,000円です』
テッシー『5,000円ね』
俺    10,000円を渡す。

ここでテッシーに渡すかベースの人に渡すかで0.1秒考えて、ベースの人にした。さすがにテッシーに会計をさせるのは・・・。
テッシーからCDとシャツを受け取り握手した。なんとも柔らかい手。プロミュージシャンの人と握手したことあるけど(って布袋だ)、みんなケアを欠かさないのだろうか。

テッシー『ありがとう』
俺   『ありがとうございます』

とまた握手。今度は目を合わせてほほ笑んでいらっしゃる。
認識していた通りの、いい人でした。
その場を離れると、膝がガクガク震えていた。あのユニコーンのメンバーだもんな。
やっぱ緊張した。その割には結構話せた気がする。頑張った。

翌日、テッシーから直接買ったCDを聴いた。
なかなか良かった。




たまに、検索ワードネタ

2011-10-31 20:45:04 | 日常
このブログの検索ワードについて。久々に書きます。

チェックしてみると、なるほど、とうなることや、なぜに?と不思議になる言葉までさまざま。
ここで書いているのはビートルズと民生の事が圧倒的に多いものの、これについては他にも書かれているブログが多いので、その辺は検索ヒット数は案外そうでもないです。ちなみにCANNONBALLで検索するとyoutubeがかなり出て来ます(うざいと思われてなければいいけど)。

で、今週は、『kaswai』が1位。
関連する言葉として、『R65』『河西文治』『テクノミュージシャン』『河西文治(77)』も。
この言葉が出てくるブログで書いたのってもう4年ぐらい前で、活躍する老人のドキュメンタリー(嘘)のDVD『R65』を見た感想でした。今これにハマった人が検索してみてくれたんだろうかね。
河西をもじったアーティスト名kaswai。77歳のテクノミュージシャン。この男の脳内には40年も前から農作業の合間にテクノが鳴り響いていた。とかいう話で、シンセサイザーを手にしてテクノを始めたとか、町内会館で行うレイヴには老人が集結するという、ドキュメンタリーだった(細部の記憶は怪しい)。ほんとにばかばかしい嘘話なんだけどね(笑)。
このDVDには他にうんこ川柳の創始者、武蔵寛という老人や、ビジュアル系バンドHEAVEN(悪意あるよな~)とかが出てくる。2作目も出たようだけどそれは見てない。

つづいては『奥田民生』。これは結構書いてるからね。
関連するワードとしては『奥田民生 ES-335 カラー』『奥田民生 機材』『奥田民生 エフェクター』『bigsby』『奥田民生モデル』『レスポール』『okudatamio』『民生』『Fantastic OT9』。
去年のツアーの時に機材も含めたレポート(それほど深い内容ではないですが)を書いたからでしょうか。
最近厳島のも書いてるんだけどな。そっちじゃないんだ(笑)。ちょい切ない。でも民生ネタは結構書いているので、検索ワードに出てくるようになったのは嬉しい。初めは全然だったから。
『民生が私をからかうかのように目の前でギターソロを弾いている』というワードもあるけど、なんだべこれ?。もちろんこんなことは書いてないんだが(笑)。

次に、『キリンジ  Drifter』
これはもう、かなり読んでいただいてます。歌詞の解釈。
独自の解釈なわけですが。はずかしいですね(笑)。
これも、キリンジネタは他にもあるんだけどな~・・・。

以下はここ数日で1件ずつヒットしたもの。

『亀田誠治』
これも他にも相当ヒットするだろうに、見ていただいて嬉しいですね。ま、大したこと書いてないけどね。

『ハイスクールララバイ』
ま、まずい、この間の音源か。感想もらえたらうれしいところやね。

『ZAZENBOYS 日向秀和 脱退』
って、いつの話だよこれ!?(笑)。
2005年くらいだっけか。ZAZENももう8年になるからこのころを知らない新しいファンも入っていることでしょう。
そんなZAZEN、これからアルバムを作るそうです(ホッと安心した)。

『鈴木茂 ライブ』
これもけっこう見てもらってます。もうシチュエーションが凄すぎて、たくさんの人々に読んでもらえるのは嬉しい。相当な自慢話ですから。
白石のライブハウスで、宣伝が遅すぎてごく限られた人数しか来ず、格安な料金で、私の神が代表曲ばかりのライブを目の前でやっているという・・・。
細野晴臣がゲストのライブをステージから2mの位置で札幌のライブハウスで聴いたとか、小坂忠のライブを見に行ったときに松本隆と東京厚生年金会館ですれ違って固まったとか、はっぴぃえんど関係は結構(ささやかな)夢が叶ってます。
ちなみに、椎名林檎を見に武道館に行ったときに(2003年)、プライベートで来てた田島貴男(オリジナルラブ)と堀込高樹(キリンジ)の俺の神ツーショットとすれ違った時も固まった。デカいデカい。じっと見てたら高樹に振り返られた。案外なんにもできないもんです。

『子供バンド』
これはこの間のライジング。最高に良かったんだ、これが。
ステージ袖にいた民生も押し出されて来て挨拶。ラッキー。

『布袋寅泰 札幌』
12月のやつのことだろうか。かなり楽しみ。ライジングでライブを見てからというもの、熱意が高校生以来で戻ってきた。布袋セッションやりたい(ものまねで)。

『maccartony』
正解はMcCartney。

『burning pavilion』
毎度、ありがとうございます。

『大学講師 青柳肇』『働くおじさんファイナル後半戦』
働くおっさん劇場がらみですね。さや侍始まった時は野見さんの検索が凄かった。

『厚田くんせい』
超うまい。これ。特にサンマの燻製。

『吉川晃司』
モニカやね。

『牡牛座ラプソディ 歌詞 意味』
これはまだ書いてなかった。キリンジの歌詞解釈シリーズは需要あるのかも。でもこの曲の意味はおそらくわからないんじゃないかな・・・。

『札幌市民ホール3階席ステージ見れるのかな』
3階というと、もう上の段だったと思う。

『ち列って見えますか』
さあ。


とまぁ、書いたものと、書いてないものも検索ワードとして引っかかってますが、気になる語句があれば検索してみて下さいね。




2011-10-28 20:54:48 | 一人バンド
つ~わけで、ふとりカンタビレをやります

2月以来になります。
今回はUNI-BIRTHの阿部義晴であり、我らがCANNONBALLの阿部義晴でもあるさのBさんの企画に参加させていただきます。もちろんUNI-BIRTHのライブもあります。

兎に角、夜露四工!!その2(仮)

12月10日(土)
開場 19時ぐらい
開演 19時半ぐらい
会場 ヴィニーズバー
料金 基本は1500円1ドリンク(※料金プランはまた改めて!! )
【出演】
■シークレットギャルバン …詳細は後日発表
■魚磔(GO!GO!7188)
■UNI-BIRTH (UNICORN)
■ふとりカンタビレ(奥田民生調)
 ※順番・時間は未定

というわけで、詳しいお知らせ・お誘いは近くなってからまたいたしますので、よかったら予定に入れておいてください


ふとりカンタビレは去年11月と今年の2月、AKEYさんでやりまして、今回が3回目になります。前2回は弾き語りでしたが、今回は弾き語りではありません。どんなのかは見に来て初めてわかるシステムとなっております(笑)。
CANNONBALLもしばらくないので(って言っても年明けならすぐだと思いますが)、枠があるとのことなので、手を挙げたところ快諾していただきました
前回は自由すぎたので、今回は少しプログラムを予め決めておきたいと思ってます。って、持ち時間内に終わらすってくらいですが

内容はCANNONBALLと同じく奥田民生ですが、CANNONBALLは次回からしばらくユニコーンになるので、バンドじゃなかなかできない、1人だからこそできる曲ということで選びます。"調"というのは民生以外の曲もあるからとだけ申しておきます。

もともと、バンドと並行して、1人バンドという宅録の音源公開も活動の一つとしてやってましたが、このところ、みなさんのおかげでバンドが最高にいい状態なので1人バンドはしばらくやってませんでした。
ここにきてふとりカンタビレとして1人バンドをライブでやることができて、それというのもバンドで修行して色んな事を覚えられたからと思います。


結局今年の締めくくりはふとりカンタビレになりましたが、気合が入っています。とはいえ、全責任は自分だけにあるのでこのスタイルは非常に気楽です。この日この時にやりたい曲ができるというのもこれのいいところですが、部分的には既に仕込みに入ってます。

でも何が楽しみかって、忘年会的に音楽をやりながら楽しい仲間たちと飲めることが一番楽しみです。
まあ、ふとりカンタビレは休憩時間みたいなもんですが、他の皆さんが素晴らしいので、気になった方はぜひ来てくださいよ

おたのしみに


もう一言久々に書きますが、CANNONBALを始めたのは、民生になりたいとかじゃなく、民生を知らない人にはこの素晴らしい音楽をもっと聴かせたい・知ってもらいたい、民生好きな人にはもっと身近で大音量で聴いてもらいたい、という思いからだったわけで、いわば民生やユニコーンへの恩返しです。民生やユニコーンからもらった感動や楽しさを表現できればいいなと思ってます。
だからこそ箱代を持ち出しでもやってますし、また、わざわざ足を運んで、お金を払ってまで見て下さる方には、音で返したいと思っていつもやっています。
なので自分らがただステージでやってるだけでいいわけではなく、聴いてもらわなければ意味がなく、そんなことを思って始めましたがなかなかうまい具合に行くわけでもなく、始めて数年は色々悩みも絶えなかったものの、辞めたいと思ったことは一度もないし、たぶん自分はこれを一生やるだろうと思ってます。
この2~3年くらいは良い仲間に恵まれ、思っていたことを1つ1つ積み重ねて、ようやくバンドが形になったと思います。その時々でバンド自体やメンバーにとって最大公約数的ではあるけれども、最良の選択をしてきたと思います。
最強のこれからやKYAISUIYOKUMASTERやSUNのSON(例えば)をたくさんの人の前でやるまでには、ここまでたくさんのステップと葛藤と経験が必要だったわけです。バンドが成り立つまでできることとできないことがあり、単発でなくずっと続けるからこそ、先にとっているものもあるという。
本当の意味で始まりはこれからなのだと思ってます。


そんなCANNONBALLがあってこそのふとりカンタビレ。
CANNONBALLも準備が着々と進んでいて、年明けの早い時期に何かできるかと。
雪解けの頃には結構凄い企画もできたりして(構想・調整中)。

バンドで複数名だからできる、1バンド×人数=無限 の楽しさ。これに勝るものはないのですが、一人ならではのやり方もあることがこれまでのふとりカンタビレで知ることもできました。結局音楽が好きなんですよ。


ということで、ふとりカンタビレのプロモーショナル音源です(ほとんどMicroKORGで作りました、そしてライブと無関係、笑)。
<script type="text/javascript" src="http://voon.jp/scripts/cast?id=t4fu77y5x0uzt5rs&c=4&t=1"></script>
[VOON] ハイスクールララバイ

2008年8月録音。作詞松本隆 作曲細野晴臣のはっぴぃえんどコンビによる堂々たるテクノポップです。途中でいきなり終ったり最後ブッツリ切れてます。


奥田民生ひとり股旅スペシャル@厳島神社奉納コンサート(10.22 はつかいち音楽祭)

2011-10-28 19:37:00 | 音楽
10月22日、奥田民生がまた自身のキャリアと日本音楽界の歴史に大きな一歩を刻んだ。と言えそうなライブを行った。
今や奥田民生の活動の大きな一側面ともなる弾き語りライブ・ひとり股旅を世界遺産である、故郷・広島の厳島神社で行ったのである。

ひとり股旅スペシャルは過去にも行われ、広島市民球場での最初で最後のライブを民生が務めた。
基本ロックのフィールドでバンドで活動しているメジャーアーティストで、全てを弾き語りでのライブも行うという人は多くない。非常に勇気のいることだ。奥田民生も今回とても非常に緊張して見えた。球場も、神社もその挑む姿は真剣そのもの。しかし、緊張しているとはいえ、背中が大きく見えとても頼りになる男に見えた。

前回、広島市民球場のDVDを見て感動したのと、行くチャンスもあったので行けばよかったという後悔から、今回はチケットを応募したが(こういうのはプライスレス)、座席がとても限られていることから抽選に外れてしまった。当たったら当たったで出費が怖いのであきらめはついたけど、その後の全国の映画館で同時生中継の情報が出た時は熱くなったね

このプレミアムライブに映画館にもファンは殺到するであろうことは容易に想像がついたので、映画館の席はさらに限られているし即完売、と思いきや、案外そうでもなく、先行予約後もチケットは売ってたみたいで。
俺は山下達郎のシアターイベントで、映画でも臨場感を味わえることを知り、味をしめたので真っ先に申し込んだのでした。ということで、札幌の映画館で見ました。


初期は若手の割には落ち着いている、とか、ここ10年ほどはセールスに左右されないマイペースな中堅実力アーティストとの立場であった奥田民生も、ここに来て数段上の高級感あふれる高みまで行ったと思う。日本音楽界の重鎮。
十分その素晴らしさは認知されているものの、さらに歌唱力、楽曲制作力、歌詞に含まれるメッセージ、演奏力などなど評価されてもよいと思う。今や日本代表のエンターテイナー、ポスト桑田圭祐とはこの男をおいてほかにはいないと思うのだ。

そんな奥田民生の歴史的ライブを映画館で全国のファン(8000人)と共に固唾を飲みながら共有できる稀な機会でした。


2011.10.22 奥田民生ひとり股旅スペシャル@厳島神社
1 HIROSHIMA
2 トリッパー
3 愛のボート
4 人間
5 バラ色の日々(THE YELLOW MONKEY)
6 今日までそして明日から(吉田拓郎)
7 レーザービーム(Perfume)
8 家に帰れば
9 The STANDARD
10 歌うたいのバラッド(斉藤和義)
11 野ばら
12 あやかりたい'65
13 ひとりカンタビレのテーマ
14 MANY
15 すばらしい日々
16 CUSTOM
17 さすらい
e1 イージュー★ライダー

一瞬たりとも無駄のない2時間でした。
もうほんとに大好きなHIROSHIMAが久々に聴けただけでなく、1曲目にスタートしたことに驚愕と感激。
会場に行く道すがら、HIROSHIMAやってくれたらな~なんて言ってたので。この日この時、これ以上にない始まり。1曲目だったことで、また、”いつくしむのが”からの歌いだしなので、いろんな記事にもこの曲が取り上げられたのがまた嬉しい。こんなベタなことを民生にさせてしまう(これまでだったらハズすだろう)、民生にとっても特別な舞台ということだろう。

厳島神社で作務衣というビジュアル。夜景や連絡船が行き来している場面もとても絵になる。カメラワークもしっかりしていて映画としても見れます。しかも生でやっているというから凄い世の中になったものです。

民生自身の曲は他の機会(特にひとり股旅で)でもやっている曲が多く、イレギュラー的にやった曲を除いては、自己ベストが選ばれたのだと思う。本人が良くできたと思う、本人自身が好きな曲という感じでしょう。野ばらやMANY、愛のボートやなんかは。人間もこれ以上にないシチュエーション。
トリッパーの最後、『一本の光』のはずが、『ニッポンの光』と歌ってて、もう相当シビれましたが、以前もそう歌っていたらしい。

オリジナル13曲、カバー5曲。

今回のカバー曲は全て初登場。拓郎の曲をやる際に広島の先輩の曲を2曲続けて、と言って始めたのでパフュームが来たときの脱力といったら。。。(笑)。拓郎曲の微妙なハーモニカの後に、この曲のイントロもハーモニカ。どう考えても拓郎の曲と思ったので。初ひとり股旅ツアーにおけるブラックビスケッツのタイミング、広島市民球場における冬ソナにあたるパートでしょう。
そういえば、拓郎と民生って名前で呼ばれてますね。顔も似てるし。以前拓郎は民生の高校の先輩ということで、今度高校の教室へ忍び込んでビートルズを歌おう、なんてしゃれたメッセージを送ってました。
カバーでは歌うたいのバラッドが最強。これ絶対DVDでまた見たい、と思ったもんね(この模様はNHK-BSで12/17放映予定だそうです)。バラ色の日々もよかった。

『家に帰れば』は前々からいいと思ってたけど、ここでやってくれるとは嬉しい。あのイントロは凄いよ、ほんと。なかなか伝わる人は少ないと思うけど。パフュームのレーザービームで盛り上がった後ってのも民生らしい男気が感じられる。このおおよそウケるとは思えない曲を客席をキッと見据えて反応を見ていた。あれはロックミュージシャンの顔でした。カッコいい。DVD出たら皆見てみんしゃい。
でも、ここに来てる人達ってコアな民生ファンだから、きっと喜んでいたはずだ。そんな選曲です。

最後はもう自己キャリアベスト5カウントダウン、って感じなのだろう。
畳みかけるように、さすらいが来たときはあ~もう終わりか、って感じでした。
すばらしい日々~CUSTOMの時点であと何あったっけ?もう終わりでは、と思ったけどね、さすらいでとどめを刺してアンコールとなった時にはやはり、ほんとのラストを務めるのはイージュー★ライダーしかないよな。
ここ最近はイージューでずっと〆めてますね。うむ、俺もイージュー聴かないと終った気がしないわ。アンコール1曲だけだったけど、この流れでは他に入る曲が思いつかない。
あと今回やるんじゃないかと思った、人ばっかは無しでしたね。最近は凝ったことのない削ぎ落とした内容が多いのでいたしかたなしか。最後はブルームーンギャラクティカで退場。あの感無量な顔から満面の笑み&ダブルピースに切り替わる瞬間は忘れられない。

風の音をマイクが拾っていたが結構寒かったのかな。新調した作務衣の通気性が良すぎることからヒートテックを着ていたそうな。民生も少々風邪気味のよう?。喉は絶好調じゃないけど声はちゃんと出ていました。

マイペースとか言われてる民生ですが、こんなに働いて成果を出している人はいないと思う。先達の引き継ぎや、後進のことも考えているし。日本を代表するアーティストであることは間違いない。
12月にはジョン・レノン(3D、笑)との共演も控えている。


この厳島の前には、大阪でひとりOTODAMA、沖縄でひとり旅人(再旅)が行われ、厳島では披露されない曲もあった。

10月11日ひとりOTODAMAはトリッパーでスタート。厳島でやってない曲は以下。
・荒野を行く
・Baby I love you(くるり)
・ブルース(ユニコーン)
・音のない音
・かたちごっこ(リクエストで)
・股旅(ジョンと)(アンコールでリクエスト)

9月29日ひとり旅人(再旅)はひとりカンタビレのテーマからスタート。厳島でやってない曲は以下。
・えんえんととんでいく
・荒野を行く
・Baby I Love You(くるり)
・音のない音
・自転車泥棒(ユニコーン)
・雪の降る町(ユニコーン)
・明日はどうだ

それぞれ、その会場でしかやらなかった曲もありますが、断然厳島ですね。HIROSHIMAが聴けたから。
これらが網羅されるDVD発売希望。




猿の惑星:創世記

2011-10-27 23:00:37 | 映画


いや、久々にハマった。素晴らしい映画だった。
今年はマイ・バック・ペイジ、さや侍、コクリコ坂から、モテキを見に行ったけど、ここに来て猿の惑星。
モテキも最高に面白かったけどね(ちなみに主人公には全く共感できませんでした。くみたん!!)。

最新鋭のCG技術をふんだんに使って一生懸命猿を動かすってのがシビれるね。
リアリティはあるんだけど、キーとなるアルツハイマーの薬が入っている容れものとか、結構そりゃね~わな設定とかあるんだけど、強引に魅せられる。

ストーリーは割愛しますが、展開がランボーに似てます。どう考えてもランボーです。仲間を作ることができたランボーって感じです。評判も割と良いらしいです。


元々の猿の惑星はちゃんと見たことは無く、80年代の特撮バリバリ(今にしてはチープかもしれませんが質感は今よりあったと思います)の映画で育った私には、68年の第1作の映像は古臭く見えたのです。しかし歳をとるとこういうものにも興味を持つもので、いつか見たいと思いつつ現在になりました。
数年前にBSの番組表で朝から晩まで猿の惑星をやっているのを見て、シリーズ化されていることを知りましたが、かえって見たくなくなりました(笑)。10時間弱はあっただろう。

で、買ってしまいましたね。BOXを・・・(笑)。
5作+ドキュメンタリーで3000円程度だったのだ。

猿の惑星 (1968)
続・猿の惑星 (1970)
新・猿の惑星 (1971)
猿の惑星・征服 (1972)
最後の猿の惑星 (1973)

めまいがしそうだ。
まず、1作目から見ようと思ってますが、チャプター選択画面のバック画像が思い切りあの噂に聞く衝撃的なラストシーンではないか!!ネタバレ!!。
バラ売り版ではそれがジャケ画になってますが(笑)。

話は始めに戻って、猿の惑星:創世記は、始めの猿の惑星のエピソード1的な位置かと思ったら、そうでもないらしく、しかも、続編が作られるという噂もあります。

とにかく猿の時代がやってきた。
プロサルファー・ゴルの時代が。