Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

秋のクリムゾンまつり

2011-10-27 20:30:16 | 音楽
プログレの中でもずば抜けて好きな、KingCrimson。
その40周年記念シリーズが今秋もめでたく到着した(シリーズは3年目に突入。もはや40周年でも何でもなくなってるが)。

リリース順に関係なく復刻されている。
2009年はデビュー作『クリムゾンキングの宮殿』(1969)、地味かつ、ロバート・フリップに冷遇されてきた『リザード』(1970)、クリムゾンの1回目の解散作でへヴィーメタリックな名作『レッド』の3作。
2010年はデビュー作と対になる名作『ポセイドンの目覚め』(1970)、これもロバード・フリップに近年になって再評価された『アイランド』(1971)の2作。

そして今年は一度バンドが解体され、再度編成しなおされた第2期?キング・クリムゾンによる2作目『暗黒の世界』(1974)と、80年代に入ってフリップ以外のメンバーが一新された復活作『ディシプリン』(1981)の2作。

毎度思うのが、どうやって組み合わせを決めてるのだろうかという点。組み合わせて売り上げがちょうどいい塩梅になりそうな感じなんだろうか。それぞれはバラなんですが、発売のタイミングという意味で。

この40周年仕様というのは、DVDに5.1chサラウンドニューミックスとオリジナルミックス、ライブや未発表レアトラックが入っていて、タイトルによっては超貴重な映像も含むというもの。こういう仕様も今や一般的に採用されてますが、始めて手にした時はてんこ盛りの内容に狂喜したものです。
リマスターではなく、マスターテープの段階で各楽器の音をレストアし、丁寧に再構築されたサウンドを提供するという聴き手に向けた最良の仕事がなされている。
それと、このニューミックスとレアトラックから入る限り詰め込まれたCDも付き、それぞれが紙ジャケに入っている。しかも日本盤(帯付き)、英国初回仕様という凝りよう。紙質がそれぞれに異なる凝りよう。
たとえば暗黒の世界は、日本盤はエンボス紙、英盤はつやつやのやつ。ディシプリンは紙質はおそらく同じだが、英盤は中央のマークが凸っている。
ここまでやってくれればマニアも納得か。マニアじゃなくても非常に雰囲気の出た良質なものを手にした感動はあるだろう。ポールのもやたらとかさばる辞典タイプじゃなく紙ジャケ+別冊ブックレットでいいんだが。。。

もともとライブレコーディングを元にスタジオ加工した暗黒の世界はそれほど劇的な変化はないが、ディシプリンがすごいことになっている。5.1chに振り分けられた音。各楽器のずれによりポリリズムを作っていたものが部屋を飛び交うみたいな、そんな感じです。








続・カオスな週末

2011-10-26 22:01:37 | 日常
1か月ぶりに、1か月以上前の事を書きます。今月まだなんにも書いてなかった。

前回の続き。
ししゃもとツブを食らい、地球博物館で素晴らしい出し物を見た後、さらなるカオスが待っていた。

それは、偶然ネットで見つけた演劇。
私の好きな寺山修司をやる劇団が札幌にあることを発見したのだった。
実験演劇集団・風蝕異人街。
なんともそそられる名。居ても経ってもいられなくなり、そういうものを生で見たことがないにもかかわらず、行くことにした。滅多にないことです。

会場はアトリエ阿呆船という狸小路とすすきのの間の端のほうという渋いスポットだった。
風蝕異人街と古風な扉のガラスに書いてある。
幸いにして、ちょうど開演前ということで、賑わっていた。地下に向かって降りて行くと、なかなか至近距離で見られる広さ。会場というより部屋のような。

既に満員に近く、空いている席は一番前だった。

この劇は1時間半くらいにわたって行われた。
演目は、『大山デブコの犯罪』。

寺山の演劇実験室・天井桟敷がオリジナルなんだけど、結構色んな劇団が取り上げているので、ストーリー等が気になる人は検索してみて下さい。
俺が気になったのは、BGM。この曲が何度も入るので頭にこびりついて今もつい口づさんでしまう(裏声で)。
で、色々調べたところ、作曲したのは、イラストレーターの和田誠。トライセラトップス・和田唱の父であり、レミパンの平野レミの夫である。ハイライトのパッケージもこの方の作品だそうだ。

寺山の音楽といえば、J・A・シーザーのおどろおどろしいJ(呪詛)ロックがおなじみなので、このあっけらかんとした音楽は予想外だった。

確かにおどろおどろしい雰囲気もあるんですが、基本的に出演者の方々は明るいのじゃなかろうか。なんとなくさわやかな感じもある。皆さん声が良い。
まん前で見てしまったので、目のやり場に困るかと思ったらそうでもなかった。しかし、見えなくてもよいものまで見えてしまい、困った(笑)。
パンをむしゃむしゃ食うシーンがあるのだが、パンくずが落ちて、いや、開演前から落ちていたんじゃないかと思うくらいパンくずが床に・・・とか。
ゆるゆるのストッキング(男)とか、そんなパンツ穿かなくても(男)・・・みたいな。

一言で言うとカオスな内容としか言いようがない。自分の範囲1m圏に遠慮なく入って来る役者さんたち。翻弄されている様は、ピューと吹くジャガーにおけるピヨ彦を想像してもらえるとよい。

けど面白かった。俺は好きです。また見に行こうと思う。J・A・シーザーの音楽をたっぷり使った演目が見たい。

と、全部書くのに1カ月かかってますが、この日は次々に濃いものを見れた。


さて、近日お知らせしますが、年末に向けての企てのために、過去音源を整理してました。

まず今日はこれを貼り付けます。聴いたことがある人もいると思いますが、懐かしい音源です。確か2006年に録ったやつ。J・A・シーザーばりのジャパニーズ・ドゥームロック的おどろおどろしいアレンジで、始めてドラムを生で録ったもの。なかなか気に入ってます。

葬列-椎名林檎コピー
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[VOON] 葬列


カオスな週末

2011-09-29 23:05:32 | 日常
9月は3連休が2回あり、遠くへ旅行へ行くみたいな大イベントはなかったものの、結構出歩いた。

まず、大通で開催されているオータムフェスト。これは2回の連休の両方とも行った。もっとも、1回目は始まったばかりで異様に混んでいたので、ここで食べるのはやめてラーメン屋に行ったが。2回目は晴れて美味しいものに舌鼓を打つことができた。
数ある屋台からチョイスしたのはニセコピザ。これはライジングサンでも出店しているが、メチャクチャにうまい。イタリア人のメンズが厨房でピザを空中で回している。ほんまもんだ。他にもうまそうなものはあったけど確実にうまいこのピザを選んだのだった。

これだけなら全くカオスでも何でもないが、問題は2回目の3連休の中日。
この日は非常に天気が良かったが、夜から予定があった(後述)ので、中途半端に遠出することにした。昼に出発して夕方に帰ってこれるくらいの。

目的としてツブ刺しを食らうというのがまずあった。貝類が大好きなので。
日高のツブフェスというのがこの時期開催されていて、のぼりの立っている店でツブの特別メニューを食べれるというのだ。俺の行ったのはおそらく通年メニューとしてあるお店ですが、のぼりは立っていた。
ここがもう、もろ往年のドライブイン。最近見かけないタイプのもの。昭和60年代に差しかかる頃に絶滅したと思いきや、日高地区ではまだ存在していた。
BGMは全て演歌。時折若い人にもアピールするような激しいアレンジの演歌もあった。特にすごかったのは津軽海峡冬景色のジャズバージョンみたいなやつ。ファルセットとか入っていた(一体だれが歌っているのか、と思いきや今朝アンジェラアキが歌っているCMがかかっていた)。

結局、シシャモ天丼とツブ刺しを食べ、早くも目的達成。

次に向かったのは穂別地球体験館。
ここは地球のさまざまな環境を体験できるという建物。
やたらとテンションが高い割に、セリフを一生懸命思いだしている様がいじらしい女性ガイド(探検家風)の案内により、地球の旅へ。ちょうど案内の始まる時間に到着したようで、家族連れが多数いた。
いきなりジャングルへ案内され、その先は恐竜がいる時代。混乱していると、次は砂漠へ。
よくできたジオラマがあり、シチュエーションに合わせた温度になる部屋へと移動するのだが、これがなかなか手作り感あふれた佳作だ。なぜこんな田舎にテーマパーク(手作り)が・・・やるじゃないか!!

熱帯ゾーンを過ぎた後は、一枚のドアがある部屋で立ち止まる。
そして入ってきたところの扉を閉めるように指図される。体育館の用具庫のような小部屋と引き戸だ。
そしてガイドが言い放ったのは『ここはエレベーターです』。
我々『??』
ガイド『これからこのエレベーターで105階へと上がっていきます』
我々『!!』
前方にはエレベーターの階数表示盤が貼り付けてあるではないか。

上がった先(上がってないけど)は氷河期の世界。マイナス20度の氷の部屋だ。
窓の向こうには雪に沈むエンパイアーステイトビルや自由の女神が。これHPで見てみたかったんだよな~
と思いきや、ほぼ解説なしで素通り!!(寒いからか?)。

その次の部屋へ渡る際に、地震体験装置のように揺れている通路を通るのだが、俺は思い切り通路の手すりに激突。かなり痛かった。震度6くらいはあったと思われるが、震度4だったそうだ。この施設はこのような小さなアトラクション(通称小ネタ)がいくつか重なって成り立っている。

最後は宇宙の部屋へ通される。
ここで、この探検家風のガイドから地球の尊さを熱く伝えられ、終了。

森林伐採はいかん!と言いつつ、この施設の裏の山では思い切りチェーンソウで木を倒す音が聞こえてきたけどな!!(笑)

地球体験館のHPはこちら。
http://taikenkan.web.fc2.com/index.html

入館料は若干高い気もするが、この山の中でこの内容のテーマパークはすごい。この施設、かなり場面や温度は変わるのだが、独特のにおいが全部屋を貫いているため、あまり場面が変わった感じがしない。しかし、40分にもわたるガイドの熱演もあり、これはある意味演劇のようなライブのような。熱演に押しとおされ、妙に納得してしまう。一度は行ってみる価値はある。と思う。


結構長くなったので、この日のさらなるカオスについてはまた後日。




なんともはや!

2011-09-22 19:18:14 | CANNONBALL
CANNONBALLの前回のライブが終了して、12日が経ちました。

いつもならここで1か月ぐらい虚脱状態になり、ほとんど放置状態の後、ぼちぼちやりましょか、みたいな感じになるのですが、昨日なんともう課題曲が決まりました。練習再開までもあと1カ月ありません。

そう、前回のライブをもってベースが卒業したはずなのですが、ライブから4日後、もうベーシストが決定したのです
これを奇跡と言わずしてなんと言おう、という感じですが、なんと手を挙げてくれたのは、以前ライブや打ち上げで交流のあった方。

発表しましょう、CANNONBALL4代目ベーシスト、スズカ氏!(Dependence An Apple)
よろしくお願いいたします。

これまで色んなパートの募集をしてきましたが、実はメンボではベースを見つけるのはかなり難しいのです
好きなアーティスト『奥田民生』ってプロフィールに書くベーシストを見たことがない。まぁ先日筋金が入りまくっちゃっている民生好きのベーシストと出会いましたけども

今回もなかなか難航しており、転勤した2代目ベーシストにも連絡を取りましたが札幌には戻らないようです(彼は転勤により活動困難なだけで、脱退してないのでまだメンバーなのです(笑))。

そんな中、スズカ氏が立候補してくれたのは願ったり叶ったりで。
私がかつて札幌事変という林檎コピーバンドにいたころ、DA2のライブを何度か見ていて、同じくベースというパートだったので一番耳がいくのですが、毎回なめらかな演奏に唸っていたのでした。

まさか、今こういうことになるとは思ってもみなかったですが、私はDA2のライブには感動しっぱなしのファンなので嬉しいことこの上ないです。

実はCANNONBALLにかかわった4人のベーシストが全て椎名林檎/東京事変のコピバンをやっています(実は俺も)。

スズカさんとはドラムみえさんとキーボードさのさんも1月のユニコーンセッションで一緒に顔を合わせているので、話が早い。
奇跡と書いたけど、これはもう必然か?そういういうことにしておこう。

結局うちは、結成時こそメンボ頼りでしたが、第2期以降はメンバーみんなどこかで知り合っている人たちが集まった形です。持つべきものは仲間、ということで。ありがたいですねぇ~(by 渡辺篤史の建もの探訪)。


次のライブはちょっと間が開き、年内は難しいかもしれませんが、今度は十分に準備期間もあるので(ここのところの綱渡り状態は解消できるだろう・・・)、メンバーもみんな納得の、満足のいくライブを皆さんにお見せできることでしょう!。




もうひとつの9.10 ロックロックこんにちは

2011-09-15 22:59:22 | ライブ
9月10日、CANNONBALLが民生のコピーライブをやった日に、大阪では奥田民生がロックロックこんにちはに出演。同日ライブとなりました

奥田民生 &detroit7
1. 御免ライダー
2. マシマロ(ック)
3. 最強のこれから
4. come on (detroit7)
5. 明日はどうだ
6. 快楽ギター
7. 月を超えろ
8. イージュー★ライダー

最近の民生スタンダードな感じですね。御免ライダーが久々、って感じでしょうかね。あとは昨年の夏フェスとツアーでやった曲です。
CANNONBALLでも各3回以上はやってる曲ばかりです。

そのほか、今日の王様(YO-KING)のライブでは野ばらとOVER(O.P.KING)で 、吉井和哉のライブではLOVE LOVE SHOW で参加したようです。

同日に日本の北と西でやるっていいな~。月を超えろ被りました


ツアーもmixiコミュのトピでなにげに盛り上がってます。
『おとしのレイら』という小原礼還暦祝い的なタイトルが付いています。昨年のツアーで冗談で言ってましたが「60分のライブを60本」とか、礼さんがフューチャリングされるのでしょうか?。
てっきり礼がらみのゲストを呼ぶトリビュートを武道館で、と勝手に考えていたのですが、ツアーで来るとは!ミカバンドのカバーやらないかな。小原礼の名曲『塀までひとっとび』とか。

塀までひとっとび
http://youtu.be/vwfxongUQfk

おまけ サディスティック・ミカ・バンドのタイムマシンにおねがいに、礼さんと仲良しの中堅ミュージシャンOTも参加。
http://www.youtube.com/watch?v=8G_-l7uEGp8&feature=related

わしらの月を超えろ↓